「マッド・ドッグ(原題)」のあらすじ
大手保険会社の敏腕調査員だったガンウ(ユ・ジテ)は、2年前に妻と息子を飛 行機事故で亡くし、今は私設の保険調査チーム「マッド・ドッグ」を率いて保険金 詐欺を摘発している。ある日、崩壊したビルの所有者でもある建築家が多額の保 険金を請求した。手抜き工事と直感したガンウは調査をはじめるが、それを否定 する建築事務所社員のミンジュン(ウ・ドファン)が賭けをもちかけてくる。ガンウ は証拠をつかむものの、ミンジュンに出し抜かれてしまう。さらに彼は飛行機事故 を起こしたキム副機長の弟だと名乗り、ガンウを挑発する。はたして彼は何のた めにガンウの前に現れたのか? やがて2年前の飛行機事故には重大な秘密が 隠されていたことがわかる。
各話あらすじ
- 第11話 助けてヌリの父であるオン検事長が動き出し、ガンウだけが逮捕されてしまう。太陽(テヤン)生命とJHグループを封じ込めたいオン検事長は、ブラックボックスのデータを探して持ってくるようガンウに告げる。ホンジュは太陽生命には手を出さないという条件でブラックボックスのデータをガンウに渡すのだった。その事実を知ったチャ会長は、ミンジュンの命を狙えとイ・ヨンホ弁護士に命じるが…。
- 第12話 毒オン検事長は、負傷したヌリが入院する病室を密談の場として使っていた。病室に盗聴器を仕掛け密談を盗聴するマッド・ドッグだったが、そこでJHの増便について検察が国交省に圧力をかけていたことを知る。マッド・ドッグは太陽(テヤン)とJHに対する疑心を人々に抱かせるため、イ・ヨンホ弁護士が逮捕されるように仕向ける。そしてミンジュンは記者会見を開き、ブラックボックスの原本を世に公開しようとするが…。
- 第13話 ショータイムイ・ヨンホ弁護士への脅迫罪とブラックボックスの違法コピーで警察に拘束され、強制送還されそうになるミンジュン。ブラックボックスの原本を手に入れたいチュ・ヒョンギは、音声のコピーは違法ではなく自分が頼んだものだと証言し、ミンジュンは釈放される。マッド・ドッグは表向き解散したように見せかけ、ヌリの奪還とチャ会長の裏金作り、そしてジュハン航空の増便を許可した実務者の2人について調査するためそれぞれが動くのだった。
- 第14話 犬とオオカミのあいだホンジュはジュハン航空の増便を許可した実務者である国交省のチョ・ソンホとパク・ドンチョルに接近し、自分の味方につけようとしていた。実務者2人の上司がオン検事長の同級生イ・サンミョン室長だと分かり、父親が事故に深く関与していたことにヌリは落ち込む。マッド・ドッグは、増便許可の際に欠陥機の存在を隠す虚偽の報告書が作成されたことを明るみにするため、ホンジュと2人の実務者との密談を盗聴しようと動く。
- 第15話 主語がないチャ会長が証拠偽造の疑いで逮捕され、容疑をすべて認めたという報道が流れる。一方チュ・ヒョンギは801便の墜落事故について再捜査することを発表する。そして自分とホンジュの名前が書かれた保険更新契約書を父親たちの名前に書き換え、ブラックボックスの音声と共に世間に公表するのだった。マッド・ドッグは事故機を購入した人物を証明するため、ヒョンギが持つ購入契約書を入手しようとするが・・・。
- 第16話 キム博士 イン(最終話)ガンウはミンジュンの命を狙って部屋に潜んでいたイ・ヨンホ弁護士と対峙する。イ弁護士にミンジュンを殺させ、チュ・ヒョンギに罪を着せるというチャ会長の計画に気づいたガンウは、刑務所のチャ会長に面談に行く。マッド・ドッグは、当時のJHの財務状況を調べた会計士や、機体を点検した整備士などの関係者を探しはじめる。そしてついに再調査の結果を発表するための会見が開かれるのだった。