「君主~仮面の主人~(原題)」のあらすじ

時は朝鮮王朝。王宮に待望の王子が誕生するが、その命と引き換えに、辺首会に揚水庁の全権を渡すことになる。王は辺首会から守るため世子に仮面を被せ育てる。16年後、立派な青年に育った世子イ・ソン(ユ・スンホ)は、自分が仮面を被って生きなくてはいけない理由を探るため、王宮を出てチョンスという本売りだと名乗り、ウボ(パク・チョルミン)という学者を訪ねて行く。ウボの元で学ぶカウン(キム・ソヒョン)に出会った世子はその笑顔に惹かれ、家までついていく。そこでイ・ソンという自分と同じ名をもつ青年(エル(キム・ミョンス))とも知り合った世子は、彼らを通し、庶民がごく普通の水を手に入れることにさえ苦労していることを知る。

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各話あらすじ

第1話元は建築技術者の秘密結社でありながら朝鮮建国をきっかけに強力な黒幕勢力へと成長した辺首会――。王位を狙っていたクムニョン大君は辺首会に入団し、彼らの協力で王位に就く。10年後、側室の昭儀が身ごもると、亥の刻に生まれれば間違いなく聖君となり、さもなければ短命だという予言を受けてしまう。王にとって初めての子ということもあり、昭儀に期待が集まった。世継ぎ誕生の喜びもつかの間、王の元に早くも辺首会から元子の誕生祝いが届けられる。そこには朝鮮全土の水の私有を要求する内容が書かれていた。無謀すぎる要求を無視した王だったが、ホゴルタンの儀式で元子に毒を盛られてしまう。その解毒薬が辺首会にしかないと知り、王は元子の命と引き換えに揚水庁の全権を辺首会に渡すのだが……。
第2話ひどい干ばつが続き祈雨祭のため宗廟にやってきた王と世子。辺首会がこれを機に世子を入会させようと目論み宗廟を包囲する中、そんな辺首会の動きを察知して王は世子の将来を憂いていた。一方、何も知らない世子はなぜ病気でもない自分が仮面を着けて生きなければならないのか、その答えの鍵を握る人物ウボに会うため内侍に身代わりをさせて、こっそり宗廟を抜け出してしまう。ところが、街に出るや井戸の水を巡って追われる身となった世子。あやわ命を落とすところで偶然通りがかったカウンに助けられる。分かってみるとカウンは世子が捜していたウボの弟子だった。ちょうどウボに会いに行くというカウンに連れられて世子はウボに会いに行くのだが……。
第3話イ・ソンの復讐を止めに行った世子だったが、チョンウンに見つかってしまい宗廟へ帰ることになる。ところがその途中でテモクの手下コンたちに襲撃されてしまう。相手の目的は世子1人。仮面の男を連れ去ろうとするが、約束の証しとして預けた牌を見て、イ・ソンを世子だと勘違いしてしまう。あわや危機一髪のところで禁軍別将たちが現れて、世子達は難を逃れる。一方、ウボに奇妙な問題を出された世子。その謎を解く鍵を握る揚水庁に関する調査を漢城府庶尹ハン・ギュホと参軍パク・ムハに任命する。2人は詳しい話を聞くため情報を提供した石手辺手を訪ねる。ところが揚水庁の報復を恐れて証言できないと言う。揚水庁の回し者が物陰から様子をうかがう中、家族の身の安全が保証されれば証言すると約束するのだが……。
第4話世子の名を詐称した罪で処刑される漢城府庶尹ハン・ギュホ。父が危機だと聞いて駆けつけた娘のカウンたち。怒りに震える世子が刀を振ると、居ても立ってもいられなくなったカウンは善処を求めて人混みから飛び出す。そんなカウンを見てイ・ソンは慌てて止めに入り、漢城府庶尹を慕う多くの村人たちもまた善処を求め始める。ところが、世子の名を語り大逆罪に値すると自ら告白する漢城府庶尹。ファグンとともに本物の世子が駆けつけて止めに入るが、間一髪のところで処刑されてしまう。一連の様子を遠くから見てほくそ笑んでいたテモクの元に、世子が自ら漢城府庶尹を斬首したという知らせが届く。時同じくしてテモクを訪れたウボ。テモクに丁重にもてなされたウボは杯を渡して酒を注ぐ。ところがウボが渡した杯は警告を意味していた。
第5話世子の身代わりをよこされたと知って怒った辺首会のテモクは兵士を率いて王宮へ行き、王を殺して世子まで殺そうとする。そこへ禁軍別将が割って入り、犠牲となって世子が逃げる時間を稼ぐ。世子はチョンウンと一緒に逃げ、途中で一旦別れて再会を約束する。ファグンは計画通り世子を救うために世子に窟徐脈を飲ませ、テモクが世子を殺したように見せかける。そうして世子は一時的に息を止めることになる。一方、偽の世子を演じたことがバレてテモクに捕らわれてしまった賎民イ・ソンは世子の死んだ姿を目にすることになる。テモクはそのまま生きたければ王のフリをして自分の言うとおりにしろと命じる。翌日、死んだと思っていた世子イ・ソンが目を覚ますと、チョンウンはすぐにウボの元に連れて行く。
第6話揚水庁の倉庫を隠れて見ていた世子イ・ソンは男装したカウンが揚水庁の人々に捕らわれていく姿を目撃してしまい、カウンをはじめ捕らわれた人々を助けることになる。そうして無事に抜け出したカウンとイ・ソン。カウンがチョンス様ではないかと聞くが、イ・ソンはチョンスではないと言う。行商人の頭になったイ・ソンは行商人たちに銅の取り引きに関する情報をもっと調べてほしいと頼む。揚水庁の倉庫に銅がたくさんあったからだ。そんなイ・ソンの元にカウンが訪ねてくる。カウンはイ・ソンが頭だと初めて知り、自分が訪ねてきた理由を話す。カウンを帰らせた後、思いに浸るイ・ソンは、何も知らない振りをしたほうがいいと判断する。一方、王宮で賎民イ・ソンは大妃の垂簾聴政を終え、本当の王になる。本来ならば辺首会の要求を全て従わなければならないが、父親を思い出して本当の王のように振る舞うようになる。
第7話パク・ムハは突然逃げるチョンウンの顔を見て、世子を守っていた護衛武士だったことを知ることになる。結局、世子イ・ソンに正体を聞くことになり、イ・ソンは自分が5年前に命令を下した世子だと明かす。ひざまずく世子を見てパク・ムハは庶尹を思い出して涙を流す。そして庶尹の最後の言葉、世子を助けろという言葉も頭に浮かぶ。そんなパク・ムハに世子は銅に関する自分たちの計画を話す。一方、王宮でカウンは王の温室に入るために偽装するが、護衛武士に見つかってしまう。そしてついにカウンは賎民イ・ソンと会うことになる。2人は温室で話をするが、自分の正体を明かしたくても明かせない賎民イ・ソン。カウンを送り出した後でイ・ソンはカウンに会えただけで満ち足りた気持ちになる。
第8話王宮で王に会ってきたカウンだったが、求めていた答えを得られなかった。そんなカウンの帰りを頭心配して待っていたイ・ソンは、王宮の様子や賎民イ・ソン扮する王がどう過ごしているかを聞く。辺首会でファグンの父は銅を頭イ・ソンらの計画で奪われ、帰ってテモクに大目玉を食らう。テモクは責任を取って銅を取り戻せと命じる。銅を手にしたイ・ソンは大妃の使いに会って、自分が銅を出すから吏曹判書の座をくれるように言う。大妃にその話を伝えた後、ウボに会ったイ・ソン。イ・ソンはウボを吏曹判書に就かせようとしているのだった。一方、大妃は王がカウンに会ったという知らせを耳にし、その娘を連れて来るように命じる。再び王に会った後、大妃に呼ばれたカウン。大妃はカウンに父ハン・ギュホの汚名をすすいでやると持ちかけられる。
第9話世子を殺そうとしたテモクを訪ねてファグンは、祖父テモクに頭領は自分の好きな人だと言い、今度手を出したら自殺すると脅す。そして頭領の命の代わりに自分が大行首になると取り引きを持ちかける。さらに辺首会の元老の前で銅すら管理できない、どうしようもないミスを犯した辺首会で自分が大行首になればまとまると言い放つ。そんなファグンの父ウジェは揚水庁長テホからファグンが大行首になろうとしていることを聞き、自分が無能ではないことを証明するため、ケシ畑を管理すると言い出す。一方、吏曹正郎パク・ムハはカウンに問い詰められて、仕方なく頭領が辺首会と闘っていると知らせる。カウンを痛い目に遭わないように、わざと隠してきたと知り、今まで頭領の言動を理解する。
第10話お互いの気持ちを確かめたカウンと頭領こと世子イ・ソン。父ハン・ギュホの復讐のために王宮に行く決心をしたカウンは、やっと全ての準備を終えて王宮に向かう。そんなカウンが王宮に行くという事実を知ることになった世子イ・ソンはカウンの名前を呼びながら追いかけるが、門の前で止められてしまう。その頃、王宮ではカウンが宮女になって戻ってきたのを見て喜ぶ王こと賎民イ・ソン。大妃はイ・ソンにカウンが王宮の掟を身につけてこそ側室の任命書を下すと言う。一方、ようやく王宮に入ることが許された世子イ・ソンはカウンに合うが、カウンは自分はもう宮女だと言って冷たくあしらう。そんなカウンの態度が理解できない世子イ・ソンだったが、ウボとチョンウンにもカウンはもう宮女なのだとなだめられてしまい……。

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