「耳打ち(原題)」のあらすじ

女性刑事のヨンジュ(イ・ボヨン)は、記者である父チャンホ(カン・シニル)とともに防衛産業の不正疑惑を追っていた。不正の背景に法律事務所テベクが存在することを掴んだヨンジュだったが、その矢先、チャンホが殺人罪で逮捕されてしまう。チャンホの裁判を担当するのは、正義の判事と噂されるイ・ドンジュン(イ・サンユン)。ところが、ある陰謀によって窮地に立たされていたドンジュンは、テベクの代表イルファン(キム・ガプス)の圧力に負け、チャンホに有罪判決を下してしまった。ドンジュンに裏切られたヨンジュは巨悪に立ち向かうことになるのだが……。

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各話あらすじ

第11話ヨンジュはユテク殺害の容疑で逮捕され、ドンジュンはヨンジュの弁護士として警察署に駆けつける。ドンジュンはテゴンがユテクの遺体を乗せた車の行方を追い、イルファンはこれ以上逆らうとユテク殺害の共犯にするとドンジュンに言う。ジョンイルはイルファンがユテクを殺害した時に使った複製品の陶磁器の本物をイルファンに送り、イルファンを挑発する。イルファンの裏切りを恐れたテゴンは、イルファンの命令はスヨンと一緒に遂行すると言い、ジョンイルはドンジュンを尾行し、テゴンがユテクの遺体をヨンジュの車に移すところをとらえた映像を手に入れる。ジョンイルは映像でヨンジュに取り引きを提案し、ドンジュンは、ヨンジュの無実を証明するためにヨンジュと自分が恋人関係だというウソの情報を流す。そんな中、ホボムはドンジュンとヨンジュのスキャンダルをもみ消そうとし、ジョンイルはチャンホに会いに行く。そして、ユテク殺害の容疑でヨンジュは裁判を受けるのだが…。
第12話チャンホはヨンジュを救うために、ソンシクを殺害したとウソの告白をして息を引き取る。ドンジュンに宣戦布告されたイルファンは、ジョンイルがテベクやイルファンを攻撃し、ポグク産業を危険にさらすことはしないと考える。しかし、ジョンイルはポグク産業を国に寄付すると公表する。ドンジュンはヨンジュを警察官に復帰させるためにホボムと縁を切り、ヨンジュは本格的にテゴンの捜査を開始する。スヨンはドンジュンに、ジョンイルを倒すために手を組むことを提案し、ドンジュンは自分の裁判官再任審査にスヨンとイルファンが関わっていたことに気づく。テゴンの犯罪の証拠となる映像を入手したヨンジュはテゴンを食事に誘い、スヨンはポグク産業の過去の不正からイルファンを守るために大統領の秘書室長に会う。テゴンが警察に参考人として呼ばれたことで、イルファン自分だけアリバイを作りテゴンを見捨てる。そして、後ろ盾を失ったテゴンは会社のお金を持って海外へ逃亡しようとするのだが…。
第13話スヨンにテゴンの横領の報道を止められたヨンジュは、テゴンが横領したお金の海外送金に使った賭博組織を摘発する。実刑を避けられなくなったテゴンはドンジュンに弁護を依頼し、イルファンはドンジュンをけん制するためにハンガン病院に圧力をかける。ヨンジュがカン会長殺害事件の参考人としてイルファンに出頭命令を出そうとしていることを知ったイルファンは警察庁長に根回しをする。イルファンがテゴンの問題に気を取られている間、ジョンイルはイルファンのアリバイを証言するはずだった法務部長官に会う。ジョンイルを罠にかけることに失敗したスヨンはジョンイルの前で涙を流し、そんなスヨンにジョンイルはソンシクを殺害した理由やチャンホへの気持ちを話す。ジョンイルはユテクの助言を忘れていたことを後悔し、スヨンとイルファンは出頭命令に応じる。そんな中、イルファンの元運転手が警察に連行され、ホボムはイルファンの前でスヨンに脅されたと供述するのだが…。
第14話イルファンはカン会長殺害の容疑で緊急逮捕され、テゴンは自分の量刑を減らすためにヨンジュとドンジュンに協力する。ドンジュンはヨンジュのチームに差し入れをし、警察官として何かをもらうのは罪になると言うヨンジュにドンジュンは、恋人同士は罪にならないと言う。ヨンジュはテゴンとの共犯の罪に問われたスヨンに、ソンシクを殺害したのはジョンイルであることを証言したら罪を見逃すと言い、ジョンイルは危機を脱するために留置場にいるイルファンに会いに行く。ジョンイルに会ったイルファンはユテクを殺したことを認め、スヨンは何も知らないと供述する。スヨンはジョンイルを操り人形としてテベクの代表にしようとし、スヨンに弱みを握られているジョンイルはテベクの不正を暴露する計画を立てる。テベクの次期代表を決める会議に出席したドンジュンは、スヨンに離婚届を突きつけ、記者会見を開く。テベクの不正を調べるドンジュンからテベクを守るために、スヨンはジョンイルに圧力をかけるのだが…。
第15話記録に残せない依頼は裏金で解決していたことを知っているジョンイルは、裏金の決裁権を握っているドンジュンにプレッシャーをかける。ドンジュンはテベクの裏金の口座を突き止めるために自ら官僚に賄賂を渡し、積極的にテベクの裏金を使う。そして、ヨンジュはドンジュンから賄賂を受け取った監査官を逮捕することに成功する。スヨンはテベクを守るためにジョンイルが殺害を認める動画をヨンジュに渡そうとし、ジョンイルはイルファンが管理していた裏金の口座を突き止める。そんな中、ヨンジュはイルファンが資金洗浄に教会を使っていたことに気づき、イルファンの妻のユン・ジョンオクが警察に連行されてしまう。スヨンは母親を救うためにジョンイルの動画を警察に渡すことをイルファンに相談するのだが、イルファンはスヨンにジョンイルと結婚しろと言う。ドンジュンが警察に情報を流していた証拠をつかんだジョンイルは、臨時代表辞任案で緊急会議を開くのだが…。
第16話ついにヨンジュはジョンイルが犯行を認める動画を入手し、ジョンイルは間一髪で警察の追跡から逃れる。ジョンイルをお寺にかくまったギョンホは密航船を手配し、テゴンはスヨンを利用すればジョンイルをおびき出せるとヨンジュにアドバイスする。そんな中、ギョンホの裏切りによって逮捕されたジョンイルは、裏金の口座の情報を渡す条件にスヨンの逮捕を要求する。サングを雇った証拠や犯罪に関わった物証のないスヨンを捕らえるために、ドンジュンは拘置所にいるヒョングクを面会する。ヒョングクの証言で連行されたスヨンはすべての嫌疑を否定し、ドンジュンはスヨンの罪を立証するために自分が不正裁判を行った証拠をスヨンに突きつける。逮捕を避けられなくなったドンジュンは、ヨンジュに逮捕状の請求の延期を頼んだあと、テベクが行ってきた不正を暴くために内部監査を行う。そして、ジョンイル、スヨン、イルファンの同席のもと、キム記者殺害事件の取り調べが始まるのだが…。
第17話(最終話)ドンジュンは不正裁判と裏金を使用した容疑でヨンジュに逮捕され、殺人の罪を裏付ける証拠がないことを知ったジョンイルは、分が釣りざおで刺す前にキム記者はすでに死んでいたと主張する。ジョンイルに殺人の罪を問えないと判断したヨンジュは、ドンジュンの母親であるミョンソンにある頼み事をする。テベクや関係者の捜査が進む中、ヨンジュは警察の幹部にまで捜査の手を伸ばし、ドンジュンは自分が出所する日、ヨンジュの手料理を食べてみたいと言う。イルファンたちの裁判が始まり、イルファンとスヨンはドンジュンに不正裁判を要求したのはユテクの指示だったと話す。ヨンジュはイルファンとスヨンの主張を覆すためにギョンホとボヨンを説得し、担当検事は、ドンジュンの刑の減軽を求めるヨンジュに法律の資料を見せる。ドンジュンは最終弁論で自分の思いを話し、ヨンジュはドンジュンが捜査に協力したことをマスコミに流す。すべての判決が出たあとヨンジュは弁護士になるために警察を辞めるのだが…。

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