「ディア・マイ・フレンズ(原題)」のあらすじ
ナンヒ(コ・ドゥシム)、ヒジャ(キム・ヘジャ)、ジョンア(ナ・ムニ)は幼い頃からの親友同士。ある日、チュンナム(ユン・ヨジョン)の店で小学校の同窓会が開かれる。運転手として駆り出されたナニの娘ワン(コ・ヒョンジョン)は老人たちにこき使われ、うんざりしている。そんななか、ヨンウォン(パク・ウォンスク)も現れる。彼女はナンヒと大親友だったが、ある日を境に犬猿の仲となってしまった。ナンヒとヨンウォンはまたしても言い争い、取っ組み合いの喧嘩に発展する。
一方、ワンはヨーロッパに暮らすヨンハ(チョ・インソン)と毎晩のようにビデオチャットで語りあっている。彼とは結婚間近だったが、ある理由から別れを選んだのだった。しかし、おたがいに相手への想いは残っていて……。
各話あらすじ
- ≪第11話≫母とその友人たちをモデルに小説を書くと決めたワンは、全員を集めてインタビューを試みた。だが美しい話にまとめようとするワンに対し、集まった面々は生々しい苦労話ばかりを聞かせるのだった。
それこそがお年寄りたちの人生だと気づいたワンは、当初の企画は捨て、ありのままを描くことにする。
- ≪第12話≫親友たちとの共同生活を思い立ったチュンナムは、試しに1泊だけ皆を自分の家に泊めた。
ヒジャに認知症の傾向が出ていると知ったソンジェは、ヒジャ宅の防犯カメラで様子を観察することにする。
ソッキュンは、妻に対して自分が重ねてきた罪をようやく自覚した。
- ≪第13話≫ナンヒは検診で肝臓ガンの疑いがあると言われて動揺する。そんな折、ギター男イ・イルに誘われるままデートをした。
ヒジャが認知症にかかったことが確実となり、友人たちはショックを受ける。
- ≪第14話≫認知症で行方不明になったヒジャは、新婚時代に亡くした長男をおぶっているような格好で発見された。混乱状態のヒジャは、当時、助けに来てくれなかった親友ジョンアに怒りをぶつける。
一方、ナンヒは肝臓ガンの末期と診断された。それを知ったワンは衝撃を受ける。
- ≪第15話≫ヒジャは認知症と診断されたが、息子夫婦に迷惑をかけまいと独り暮らしを続けたがる。だが自宅で失禁してしまい、現実を受け入れざるを得なくなった。
ワンはヨンハに母の病を知らせて、スロベニアに行く約束が守れなくなったと告げる。だがナンヒの手術が終わった時、ヨンハが病院に姿を現した。
- 最終話≪第16話≫ガンを摘出できたナンヒは、ワンとヨンハとの交際を認め、結婚できるよう後押しする。
自ら老人ホームに入居したヒジャの一言がきっかけで、老いた同窓生たちは、たびたびキャンピングカーでの旅を楽しむようになった。
ワンは、年配者も若者同様、日々を精一杯生きていることに気づく。