「<ありがとう20周年 KNTV名作ドラマ特集>ホジュン~宮廷医官への道~」のあらすじ

郡の長官の子に生まれながら、低い身分の妾の子であるがゆえに蔑まれるホ・ジュン。学識の高さと度胸では一目置かれるものの、酒と女に溺れる自堕落な日々を送っていた。しかし、そんな日常がダヒとの出会いで一変、二人は恋に落ちる。反逆者として追われるダヒと彼女の父に加担した罪で、ホ・ジュンは故郷を追放される。辿り着いた山陰の地で、貧しい人々に医術を施すユ・ウィテを知り、ホ・ジュンは初めて人生を懸けるに値する目標を得る。医院では将来ライバルとなるドジや、医女イェジンとの出会いの中、仲間からいじめられる辛い下働きの日々が続く。そんなある日、ホ・ジュンはダヒと再会を果たす。ダヒを妻に迎え、一層医術の道に打ち込むホ・ジュンだったが…。

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各話あらすじ

≪第51話≫仁嬪様疫病を無事に退治したホ・ジュンは、医官の務めを全うした満足感に浸る間もなく捕盗庁のペ・チョンスに自首するが、そこへ殿下が疫病退治に功労のあった医官たちとじきじきに謁見するとの知らせが入り、直前で逮捕が延期になる。また、疫病の現場で身を粉にして働くホ・ジュンを見たペ・チョンスは、医官としてのホ・ジュンの人柄と腕に信頼を抱くようになり、罪を見逃すことも考え始めていたが、なんとその矢先、ホ・ジュンの罪がついに朝廷の人々の耳に入ってしまう。一方、随行医官として明国へ行っていたドジが帰って来た。予想以上に苦しい道程だったが、ドジの野望は苦しい道程を経てより鍛えられ、帰国草々、再起のチャンスをつかむ。恭嬪様に代わって殿下の寵愛を受ける仁嬪様の兄上と知り合いになり、仁嬪様の宮医に推薦してくれるというのだ。しかし、それには一つの条件があった――。
52話 捕盗庁から義禁府へホ・ジュンの突然の逮捕に恵民署は大いに動揺する。キム・マンギョンはこみあげる怒りを抑えきれず、捕盗庁を訪ねるが、ことはすでに朝廷の重臣の耳にまで入っており、ペ・チョンスの意思でもどうにもできないという。その時、朝廷では重臣たちが集まってホ・ジュンの処遇について話し合っていた。ホ・ジュンの腕と朝廷への功績を勘案して減刑すべきという主張と、断固厳罰に処すべしという主張がぶつかり、結論が出ずにいたところへ突然、宣祖が現れ、なんとホ・ジュンを赦免しろとの御命を下す。ホ・ジュン赦免の知らせはまたたく間に恵民署からホ・ジュンの家にも届き、イルソとヤンテは監獄に閉じ込められているホ・ジュンとダヒに差し入れを持って行くが、なんとその最中、突然、捕盗庁が慌ただしくなり、釈放間近なはずの2人が義禁府へと移送されて行った――。
53話 赦免恭嬪様の急病を治すために獄中から呼び戻されたホ・ジュン。駆けつけてみると、恭嬪様の病は真心痛(心筋梗塞)で倒れ意識不明の状態だった。かつて真心痛で苦しむアン・グァンイクを針で救ったことのあるホ・ジュンは、今度もその方法で恭嬪様の一命を取りとめる。殿下は、恭嬪様を救ってくれた功労を認め、再びホ・ジュンの赦免を提案するが、大臣たちの強硬な反対に合い、思い通りにいかない。一方、恭嬪様も命の恩人であるホ・ジュンが再び投獄されたと聞き、何とか赦免するよう殿下に願い出る。大臣との間で板ばさみになった殿下は、結局、一切の意義申し立てを禁じたうえで、ホ・ジュンの赦免を命ずる御命を下す。過去のくびきから解放され、心から喜び合うホ・ジュン一家をいまいましい思いで見つめるドジと母親だったが、そんなドジのもとにまたとない朗報がもたらされる。なんと、ドジが世話する仁嬪様が懐妊されたというのだ――。
54話 宮廷の光と影ホ・ジュンは恭嬪様、ドジは仁嬪様の宮医にそれぞれ任命され、内医院でも重要な地位を独占することになった2人。しかし、仁嬪様は殿下の子供を身ごもり、飛ぶ鳥を落とす勢いで権力を伸ばしつつあるのに対し、恭嬪様はもはや忘れられた過去の女として寂しい日々を過ごしていた。懐妊のお祝いに訪ねた仁嬪殿で門前払いを受けた恭嬪様は、屈辱感に打ちひしがれながら、自分の人生を振り返り、自分が手にしてきた富や名誉や幸福のはかなさを痛感する。内医院でも上質の薬材はすべて仁嬪様にとられてしまい、恭嬪様には残り物しか回ってこない。恭嬪殿の医女であるセヒョンはそんな不公平に抗議するが、それを聞きつけた仁嬪殿の尚宮にこっぴどく叱られる。さらに、真心痛(心筋梗塞)で倒れて以来、体調が思わしくない恭嬪様は心労も手伝って日に日に病状が悪化する。自分の死期の近いことを悟った恭嬪様は、王子たちと温泉地へ療養に行くことをホ・ジュンに提案し、ぜひついて来てほしいと願い出る――。
55話 ヒル治療恭嬪様の死からさらに歳月は流れ、ホ・ジュンは湯薬庫と書庫にこもって医書の執筆に明け暮れていた。恭嬪様を失った殿下は、まるでそんなことなど忘れてしまったかのように仁嬪様とその子、信城君を深く寵愛し、恭嬪様の2人の王子、光海君と臨海君は孤独な日々を送っていた。仁嬪様のご懐妊で手柄を立てたドジは、仁慶宮の宮医として順調に地位を固めていたが、最近、自分が世話する信城君の病が日に日に悪化し、気の休まらぬ日々を送っていた。万一のことがあればこれまでの努力が水泡と帰すと危機感を募らせたドジは、信城君の治療をホ・ジュンに任せることを思いつく――。
56話 夢に見た両班ヒルを使って患部から血膿を吸い出すという奇抜は方法で信城君の腫れ物を治療するホ・ジュンは、周囲のプレッシャーをはねのけ、見事に病を完治させる。最初は反対していた殿下はホ・ジュンの功績を高く評価し、正三品 堂上官の品階を与え、御医に任命する。それはすなわち、中人から両班になったことを意味する。家に帰り、家族に任命状を見せるホ・ジュン。驚き、言葉を失うギョム。嬉しさに涙を流す母親。そしてダヒとホ・ジュンは何も言わず、ただ静かに抱き合った。ところが、喜びも束の間、国をひっくり返す一大事がホ・ジュンを襲う。倭軍が侵略してきたのだ。壬辰倭乱(文禄の役)の勃発である。釜山浦に上陸した倭軍は破竹の勢いで北上し、漢陽のすぐそこまで迫り―。
57話 都を捨てるついに倭軍が漢陽まで到達した。混乱に陥った民衆は怒りの矛先を支配階級に向け、両班を襲ったり、宮廷に火を放ったり、まさに修羅場。家族の避難を手伝いに自宅へ向かったホ・ジュンも怒り狂った民衆に襲われそうになるが、キム・マンギョンに助けられる。そして恵民署が燃えていると聞き、駆けつけてみると、すでに建物全体が炎に覆われており、やっとのことで最低限の医書を運び出す。医書を荷造りして家に向かってみると、家はもぬけの殻。ホ・ジュンが来るのを首を長くして待っていたのだが、宮廷の人間はすでに避難してしまい、殿下に仕えるホ・ジュンも一緒に行ったに違いないと判断し、イルソ・ヤンテ一家と一緒に発ったのだ。医書の荷造りで殿下一行の出発に間に合わなかったホ・ジュンたちは、重い医書を担いで一行に追いつこうと開城を飛ばし、直接、平壌を目指して歩きつづける。途中、村に立ち寄ってしばしの休憩を取っていると、いきなり倭軍が現れて――。
58話 サンファとの別れ村の民家でしばしの休息をとっていたホ・ジュン一行。そこへ倭軍がやって来て見つかりそうになるが、サンファが囮になって敵をひきつけてくれたおかげで、何とか逃げ出すことに成功する。船着場に到着し、平壌目指して船に乗りこむホ・ジュン一行だが、敵と共に消えていったサンファが心配なホ・ジュンは、なかなか出発できない。後ろ髪を引かれる思いで船を出すと、岸にサンファの姿が現れる。ホ・ジュンは船を戻そうとするが、それも間に合わぬまま、皆の見守るなか、後ろから追いかけて来た敵の鉄砲に倒れてしまう。一方、ホ・ジュンの家族はイルソ・ヤンテ一家とようやく平壌近くまでやって来た。途中、ヤンテの妻・ユウォルが産気づいて民家の納屋を借りて男の子を出産する。身重のユウォルをお荷物扱いしていたハマンも新しい生命の誕生を喜び、疲れ切った顔にしばし笑顔が戻る。殿下一行も平壌城に到着したが、倭軍の進撃の勢いが止まらぬことから、国境を越えて明に身を寄せるべきと主張する大臣まで現れた――。
59話 国境の手前ついに敵軍が平壌に達し、本格的な攻撃が始まった。イルソ、ヤンテ、ギョムも義兵に名乗りをあげ、城に襲いかかる敵兵に石を投げつけて追い払う。ダヒは国を守るために懸命に頑張るギョムに握り飯を配り、ホ・ジュンも懸命にケガ人の世話をしていることを告げながら、家族を省みない父親に対する恨みを消そうと、母の思いを静かに語って聞かせる。一方、平壌を出て、さらへ北へと向かった殿下一行は、義州城でとりあえず旅装を解くが、そこへ信城君が急病で倒れたとの報が入る。殿下の命令でホ・ジュンの代わりに殿下を随行していたドジは王子様の原因不明の病に青ざめる。頼りとなる医書はすべて平壌に置いてきてしまい、手をこまねいているうちにあっけなく亡くなってしまう。ドジは責任をとって牢屋に入れられ、代わりに平壌に残ったホ・ジュンが呼ばれる。ようやく家族と再会できたのも束の間、再び戦闘の中に家族を残していかなければならなくなったホ・ジュン。引き裂かれるほどの思いでダヒたちに義州行きを告げると、ギョムは父親の立場を理解し、心強い言葉で父親を送りだしてくれた。
60話 戦乱から見えたもの銃弾を受けたと嘘をつき、ドジに殿下の針治療を任せたホ・ジュン。施術後、間もなく殿下は意識を取り戻し、起き上がるまでに回復する。一時でもホ・ジュンの忠心を疑ったことを詫びる殿下に、ホ・ジュンは回復はドジの針治療のお陰であり、ドジの罪を許すよう願い出る。そんなホ・ジュンに対し、ドジはこれまで嫉妬心にかられてホ・ジュンに数々の妨害を加えてきた自分の罪を告白し、心から謝罪する。敵軍の攻撃は衰えず、光海君が死守すると誓った平壌も陥落し、生き残った部下たちと共に義州に避難して来るが、明の援軍が到着すると戦況は一挙に逆転し、義兵の活躍も目覚しく、ついに倭軍を撃退する。長い戦乱を終え、ホ・ジュンが痛感したのは、医術をもっと民衆の身近なものにしなければならない、ということであった。戦乱で多くの死者を目の当たりにしたが、その多くが敵の攻撃ではなく、疫病や疾病に倒れた者たちであった。少しの知識さえあれば死なずにすんだ人々。彼らのためにできることは、医術をわかりやすく体系化し、広めることと考えたホ・ジュンは、殿下に医書編纂を願い出る――。

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