「<ありがとう20周年 KNTV名作ドラマ特集>ホジュン~宮廷医官への道~」のあらすじ

郡の長官の子に生まれながら、低い身分の妾の子であるがゆえに蔑まれるホ・ジュン。学識の高さと度胸では一目置かれるものの、酒と女に溺れる自堕落な日々を送っていた。しかし、そんな日常がダヒとの出会いで一変、二人は恋に落ちる。反逆者として追われるダヒと彼女の父に加担した罪で、ホ・ジュンは故郷を追放される。辿り着いた山陰の地で、貧しい人々に医術を施すユ・ウィテを知り、ホ・ジュンは初めて人生を懸けるに値する目標を得る。医院では将来ライバルとなるドジや、医女イェジンとの出会いの中、仲間からいじめられる辛い下働きの日々が続く。そんなある日、ホ・ジュンはダヒと再会を果たす。ダヒを妻に迎え、一層医術の道に打ち込むホ・ジュンだったが…。

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各話あらすじ

≪第31話≫ホ医院開業医院の明け渡しを求めに来たユ・ウィテの妻は、その日のうちに荷物の大方を運び去り、見知らぬ男が新しい主となって医院にやって来た。あっけにとられるホ・ジュンたちをよそに、チャン・マンスと名乗る男は医院のあちこちを見て回り、種類ごとに分けた水甕を必要ないからと捨ててしまう。チャンはホ・ジュンを自分の医院に誘うが、ホ・ジュンにその考えはなく、ユ・ウィテの顔に泥を塗らぬよう、しっかり医院を守ってくれと言い残してユ医院を後にする。ユ医院も人の手に渡り、ユ医院の仲間たちは散り散りばらばらになって山陰を去り、ホ・ジュン一人家で科挙に向けた勉強に専念することにした。その頃、内医院のドジの将来を左右する一大事が起こっていた。ドジが世話をする恭嬪様が妊娠したのだ。宮医にとって出産は大変な慶事。これを無事に終われば大変な功労をあげることができる。ドジは早速妊婦にいいという鯉を手に入れ、特別な薬を作ってこのチャンスを手に入れようと闘志を燃やす。
≪第32話≫内医院へ念願の科挙を迎えたホ・ジュン。試験当日、ホ・ジュンは試験官も他の受験者もあっけにとられるほど早く答案を書き終え、試験場を後にした。試験後、答案の検討に入った内医院では、どの科目も欠けることなく見事に書き上げられたホ・ジュンの答案に誰もが舌を巻いた。続いて行われた2次試験は、背講といい、医書に記された内容を暗唱する試験だった。ホ・ジュンはよどみなく答えを述べ、さらに本を見ることも許される高度な問題もすらすらと暗唱した。合格発表の日。宮外に貼り出された合格者の名簿には、ホ・ジュンの名が一等一上(首席)として堂々と記されていた。合格証を手に山陰へ帰って来たホ・ジュンを母親、ダヒ、ヤンテ、イルソが勢ぞろいして出迎えた。ホ・ジュンは彼らの前に内医院の合格を報告し、待ちに待った喜びの瞬間を分かち合った。喜びにわく山陰の面々とは逆に、漢陽ではドジが一人ホ・ジュンの合格に危機感を募らせていた。何としてもホ・ジュンが入って来る前に内医院でそれなりの地位を築いておきたいドジは、妻のスクチョンを使うことを思いつく。
≪第33話≫初登院下血して倒れたダヒを世話していて初日から遅刻してしまったホ・ジュンは、ドジから10日間の宿直を言い渡される。登院早々、上官たちに目をつけられたホ・ジュンだが、ある日、宮廷で懐かしい顔と再会する。オグンである。科挙の2次試験で落第したオグンは、そのまま漢陽で仕事を探すと言って残った。その後、典医監を訪ね、科挙1次試験合格の実力を訴えて内医院の種薬署員として雇ってもらったのだ。ドジとの結婚がダメになったイェジンも、以前助けてもらったイ・ジョンミョンの助けを借りて宮廷で働く医女になった。厳しい修行も受けず医女になったイェジンに他の医女たちは反発するが、深い教養と確かな医術の腕を持つイェジンは決してひるまない。こうしてユ医院で一緒だったホ・ジュン、ドジ、オグン、イェジンの4人が同じ宮廷内で働くことになったが、3人はまだイェジンの存在に気づいていない。一方、山陰に一人残されたイルソは、心にぽっかり穴が開いたような寂しさに耐えられず、考えた挙句、ハマンをだまして漢陽へ引っ越す決心をする――。
≪第34話≫出世街道内医院に入って10数年間、ずっと恵民署で働いている変わり者の医官キム・マンギョンに出会ったホ・ジュンは、出世ばかりを考え患者を診るという医員の本分を忘れていた最近の自分に気づき、一方のマンギョンも、患者の患部にためらうことなく口をつけ、膿をすい出したホ・ジュンの姿勢に衝撃を受け、ホ・ジュンのような医官が内医院に入ってきたこを歓迎する。内医院の生活も少し落ち着いた頃、イルソ一家が漢陽にやって来る。山陰と変わらず苦しい暮らしを送るホ・ジュン一家だったが、山陰で受けた恩返しのためにも裏の部屋を提供する。一方、医女になったイェジンは、ある日、内医女に命じられ他の医女たちと一緒に宮殿の外へ連れて行かれる。夫が亡くなった後、下男と通じた夫人を逮捕するためだった。抵抗する夫人を板に縛りつけ、罰を加える役人たち。目の前で繰り広げられる凄惨な状況を直視できず、その場を逃げ出したイェジンを先輩医女は容赦なく叱りつける。患者を診るだけが医女の仕事ではない、というジョンミョンの言葉をイェジンは思い出した――。
≪第35話≫恵民署勤務密通の罪で捕まった両班夫人に死刑が下されたが、彼女の世話を命じられたイェジンは夫人が妊娠している事実を捕盗庁の従事官イ・ジョンミョンに告げる。驚いた従事官は事実を確認するため内医院の医官を呼ぶと、なんとホ・ジュンが派遣されてきた。病身のユ・ウィテを残し、一通の手紙を残して山陰を去ったイェジンとこんなかたちで再会できるとは思ってもおらず、懐かしさに胸がいっぱいになるが、医女のつらさを思うと、喜びよりも心配が先に立った。やがて新人医生の配属が発表される日がやって来た。ホ・ジュンの配属をどうするかで上官たちの意見が衝突し、発表が延期されていたが、結局、ホ・ジュンを目の敵にするキム判官たちの意見が通り、ホ・ジュンは恵民署に配属される。これも修行の一つと受け入れるホ・ジュンだったが、同じ新人医生のチャン・ハクトはどうしても我慢できない。ホ・ジュンを目の敵にするキム判官の謀略だと御医に直談判に行き、最初はあり得ないと一蹴する御医だったが、自分のクビをかけて訴えるチャンの気迫に動かされ、ついに調査に乗り出す。
≪第36話≫当帰紛失事件恵民署の薬材倉から当帰が5斤紛失し、薬材倉の管理を任されていたイェジンとチェソンに嫌疑がかけられた。新しく恵民署の責任者として赴任したキム判官は、恵民署の綱紀を正すため見せしめとしてイェジンたちを捕盗庁に引き渡す。たかが当帰のために捕盗庁に引き渡すとはあまりに行き過ぎた処置だが、どうすることもできない。できるのは、真犯人を見つけてイェジンたちの嫌疑を晴らすことだけだ。薬材倉から薬材を持ち出して金に換えるのは以前から医官たちがやっていたこと。しかし、今回の事件で気になるのは、当帰という安い薬材が狙われたこと。金目当てなら、当然高い薬材を狙うはずだからだ。そんな時、当帰には肌をすべすべにする効果があり、漢陽のキーセンたちはみんな当帰を使っているという話を耳にする――。
≪第37話≫扁額暗唱の罰恵民署の不正を正すべく奮闘するホ・ジュンが突然、内医院に呼び出された。いぶかりながら向かうと、ひざまずかされたうえ、自宅で診療した事実を問い詰められる。診療の順番が回ってこなかった患者たちが医官のあとをつけ、自宅に押しかけて診療を求めることがしばしばあり、ホ・ジュンもその頼みを断り切れず、時間がある限り診療に応じていたのだ。しかし、内医院は医官の私的診療を堅く禁じている。いかなる事情があっても規則を破った人間をそのままにしておいては綱紀が乱れるとし、ヤン・イェスはホ・ジュンに扁額暗唱1000回の罰を下す。ホ・ジュンが扁額暗唱の罰を下された噂はまたたく間に宮廷内に広まり、心配した同僚たちが次々と集まって減刑を訴えたが、聞き入れてもらえない。

みんなが見守るなか、ホ・ジュンは黙々と罰をこなし、鼻血を出しながらも歩みを止めず、ついに700回を超えたところで倒れてしまう――。
≪第38話≫薬房キーセン下吏たちの陰謀で重罰を受けたホ・ジュンに代わり、今度はドジに一大事がふりかかる。妊娠中の恭嬪様が、予定日でもないのに産気を催したのだ。医術においては誰にもひけをとらぬ御医でさえ、こと出産に関しては経験が少ないため田舎の助産婦にも劣る。医女の中でも随一の腕を誇るホンチュンなら助けられるかも、という御医の言葉を聞き、ドジはすぐに医女宿舎へ向かう。症状を説明し、考えられる原因を尋ねるが、ホンチュンは産室庁から公式に協力を要請してこない限り、答えられないと突っぱねる。一方、恵民署のホ・ジュンは膿痂疹(とびひ)に犯された下吏の治療に追われていた。すでに膿みが骨に達し、放っておくと命まで奪われる危険な状態だった。膿痂疹は伝染性があり、病が移るのを恐れた下吏たちは近づこうともせず、同僚の医員も下吏がホ・ジュンを陥れた張本人であることから気が進まないでいるなか、ただ一人ホ・ジュンだけが自分の身の危険も省みず熱心に治療にあたり、ついに自分も膿痂疹にかかってしまう。
≪第39話≫疑惑湯薬房で首吊り死体が発見され、恵民署は一気に不安に包まれる。恵民署の責任者キム・ウンテクは宿直医官が職務を怠ったためと責任をホ・ジュンになすりつけ捕盗庁に通報するが、幸い捕盗庁ではとくに不審な点が見当たらないことから、簡単に処理する。責任の追求を免れたホ・ジュンだが、なぜか喜ぶ気になれない。自殺したパクには自殺するような動機が見当たらないうえ、死体にも不審な点があったのだ。他殺ではないかといぶかるホ・ジュンの疑問を妥当と思いつつ、マンギョンは深入りするなと助言する。ホ・ジュンが大変な事件に直面している頃、イルソたちも大事件を起こそうとしていた。ヤンテが薬材の密貿易を持ちかけたのだ。龍川ではホ・ジュンが先頭に立ってやっていたというヤンテの言葉に、イルソとオグンはすっかり乗り気になり、開城人参、麻布、花ゴザを準備して約束場所へ向かう。
≪第40話≫真犯人と黒幕自殺した搗薬使令の遺品から発見された斑猫、彼が作っていた薬を飲んでいたという校理。両者の死につながりを感じたホ・ジュンは、斑猫を持ってイ・ジョンミョンを訪ね、持病の悪化が死因と片付けられた校理は斑猫によって殺されたものであることを告げる。最初は殺されるほど恨まれる理由がないとホ・ジュンの言葉を信じられなかったジョンミョンだが、朝廷で熾烈化しつつある権力争いの結果、校理という地位を狙って殺されたに違いないと推測する。では、誰が殺したのか? それを突き止めるには、斑猫の出所を探るしかないが、斑猫は朝鮮ではなかなか手に入らず、毒性があるために薬材としてもほとんど使われない。内医院の劇薬棚にも斑猫はなく、ホ・ジュンは中国からの密貿易を通して手に入れたに違いないと確信する。その頃、ホ・ジュンの家にもちょっとした事件が起きていた。ダヒのもとに、漢陽で暮らしていた時の親戚のお兄さんが訪ねてきた。彼の使用人が市場でダヒを見かけ、あとをつけて家をつきとめたのだ

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