「女王の花」のあらすじ
“成功こそが幸せ”と頑なに信じるレナ(キム・ソンリョン)は、料理の腕としたたかさで、財閥TNCグループの長男、ミンジュン(イ・ジョンヒョク)の心をつかむことに成功。ミンジュンが本部長を務める外食事業部の幹部に抜擢され、新たな人生を切り開こうとしていた。
そんなレナには、かつて男に裏切られ、生まれたばかりの娘を手放した過去がある。娘はイソル(イ・ソンギョン)という名で、貧しいながらも、優しい養母とともに台湾で元気に暮らしていた。ある日、イソルは病院長の娘ユラ(ウリ)から、TNCの次男、ジェジュン(ユン・パク)とお見合いをする代行アルバイトをもちかけられる。ジェジュンの母でTNC総帥の後妻であるヒラ(キム・ミスク)は、ジェジュンを後継者に据えるため、良家の娘ユラとの婚姻を急かしていたのだ。ジェジュンは、イソルに一目惚れし、結婚を決意するが・・・・・・。
各話あらすじ
- 第1話
料理番組の人気MCにまで上り詰めたレナ・チョンは、放送文化大賞を授賞した日に幼なじみの男から恐喝され、引退宣言を余儀なくされる。
その1年前、アメリカ帰りで無一文だったレナは、野望を胸にTNCグループへの就職を決意した。
同じ頃、台湾で暮らすカン・イソルは、亡き父が残した借金を返すためバイトに追われる日々を送っていた。
イソルは妙な縁から病院長の娘ソ・ユラに成り代わり、TNC会長の次男ジェジュンと見合いをすることになる。
- 第2話
採用面接でTNC会長に気に入られたレナだったが、本部長のミンジュンに嫌われて不合格となる。
だが偶然を装ってミンジュンと再会し、料理の腕と心理作戦でメニュー開発チーム長の座を手に入れた。
ソ・ユラを装ってジェジュンと見合いをしたイソルは、罪悪感を覚えつつも楽しい時間を過ごす。
互いに恋心を抱いたものの、イソルはジェジュンを振るしかなかった。
見合い相手が替え玉だったことに気づいた両家の母親は、わざとジェジュンをイソルに会わせたのだった。
- 第3話
見合い相手が替え玉だったと知ったジェジュンは、イソルに怒りをぶつける。
母親に従うだけの人生からも脱しようとするが、母の苦労と想いを知って逆らうのをやめた。
レナ・チョンが初出社した日、会長から料理番組への出演を指示される。
出演が決まっていたナ シェフとのバトルを提案したが、本部長ミンジュンから辞退を強要された。
それでも会社のためにと、番組用に自分のレシピを提供する。
収録当日、開始時間の変更により、急きょレナの出演が決まった。
- 第4話
料理番組に出演したレナ・チョンは、負傷を乗り越えて優勝を果たす。
だが、老舗レストランを閉店の危機から救うため、2位のシェフに優勝を譲ったのだった。
一方、出演の機会を奪われたナ シェフらがレナの裏工作に気づき、証拠もつかんだ。
その疑惑は、ヒラを通じて会長の耳にも入る。
イソルの祖母の葬儀会場で、母ヤンスンは集まった香典を盗もうとして兄に見つかった。
借金に苦しむ妹一家の惨状を知った兄たちは、香典を全額、妹に譲ることにした。
- 第5話
料理番組でライバルに優勝を譲ったレナ・チョンの善行が話題を呼び、TNCレストランの売上は急増した。
その功績で、レナは外食開発部長に昇進する。
伯父の計らいで借金を完済できたイソル一家は、ソウルに移り住む。
そこへドングたちも転がり込んだ。
クラブで働き始めたイソルは、客として来たジェジュンと再会する。
- 第6話
クラブで働くイソルに遭遇して衝撃を受けたジェジュンは、同じ店で婚約者のユラが破廉恥に踊る姿まで目撃し、失神してしまう。
新メニューの開発を急ぐレナは、ミンジュンに紹介された激辛チキンの店で求めていた味に出合い、その味の秘密を聞き出すことに成功した。
- 第7話
ジェジュンはユラとの政略結婚に嫌気が差し、婚約破棄を申し入れた。
また、イソルがバイトに明け暮れているのは家族を養うためだったと知り、これまでの偏見を恥じる。
レナの不正の証拠をつかんだヒラは、レナを脅しつつ継子ミンジュンを陥れる計略への協力を求めた。
- 第8話
レナは自分をテレビ界のスターにしてくれるというヒラの提案と、恋愛感情が芽生えてきたミンジュンとの間で葛藤するが、ヒラと組んでミンジュンを陥れる道を選ぶ。
イソルはジェジュンの口利きによってTNCレストランに就職し、レナの部下となった。
- 第9話
レナはミンジュンを陥れるにあたり、新人のイソルに罪を着せることにした。
何も知らないイソルは、張り切って初仕事に挑む。
一方ミンジュンは、レナとの交際を望むようになる。
- 第10話
新メニュー発表会の日、レナは料理番組の審査員として初の収録に臨んだ。
それはミンジュンを裏切ることを条件にヒラが与えたチャンスだった。
レナが仕掛けたとおり、新メニューはイソルの手によって他店のレシピに差し替えられ、TNCはアイデアの盗用で訴えられる。