「華政(ファジョン)」のあらすじ

各話あらすじ

第31話



光海の側近だった者が次々と処刑され、光海自身も貞明に国の将来を託し幽閉の地へと向かう。


その様子を歯がゆい思いを抱きながらもじっと耐えて見守る貞明。

一方、王座に就いた綾陽君の元には頻繁に謀反の告発が相次ぎ、綾陽君は頭を痛める。

貞明を案じる大妃は宮殿に出入りすることを制止するが、貞明は聞く耳を持たず大妃を心配させる。


そんな綾陽君の元に毎日挨拶を名目に通い詰める貞明は、民の負担を軽減させてほしいと申し出る。


貞明の話を聞いた綾陽君は、王女の立場で政に関与するのは差し出がましいことだと非難するが貞明はいっこうに言うことを聞かず、いら立ちを我慢できない綾陽君はついには王になって解決しろと言い放つ。


チョ・ヨジョンから話を聞いたキム・ジャジョムは自分が生意気な王女の口を封じてやると意気込むのだが……。



第32話



王女が農民の税金を免除しているという話を聞いた綾陽君は、またしても勝手なことをする貞明に腹を立てる。


王様のお手つきになり意気揚々としているヨジョンは、いつも王様の先を越す貞明が生意気だと言い乗り込んでいく。


しかしチョン尚宮に王女の不在をつげられると、チョン尚宮の態度をなじり暴力を振るう。


事の一部始終を見ていた貞明はすぐに駆けつけ、ヨジョンに王室の掟を教え罰を与えると言う。


騒ぎを聞いた王妃は内命婦で解決すると伝えものの綾陽君は反対に王女を追い出せとまくしたてる。


しかし王妃は貞明に許可を与えたのは自分だとあくまでも貞明をかばう。


話を聞いたキム・ジャジョムはいよいよ貞明との闘いが始まるのかと静観するのだが……。



第33話



捕盗庁に向かおうとする貞明に前を立ちはだかるヨジョン。


ヨジョンは貞明が人を使って国王を呪おうとしたと言いその証拠を持ってくる。


貞明に指示されたとぬれ衣を着せられ捕盗庁に捕らえられたウンソルとアンサン宅の親子。


そして知らせを受けた王妃に報告を受け驚く大妃。

ヨジョンの話を聞いた貞明は国王と一緒に自分をはめようとするヨジョンに、自分の使いの者を巻き込むなと話す。


だがヨジョンは問答無用で待機させていた義禁府の兵士に貞明を逮捕させる。


ちょうどそこに駆けつけたジュウォンは事の真相を必ず暴いてみせると貞明を勇気づける。

大殿から呪いの物が出てきたことで朝廷では便殿会議が行われるほど大騒ぎになるが、朝廷の重臣たちはこれが捏造であることを知りながらも知らん顔をしようとする。


ヨジョンの身勝手は行動を知ったジャジョムは腹を立てるのだが……。



第34話



ぬれ衣を着せられたウンソルとアンサン宅はついに拷問を受ける。


ウンソルはそんな事実はなかったと訴えるがキム・ジャジョムは自白するまで刑罰を与えろと指示する。

捕らわれている貞明の前に現れた国王は、貞明の目の前で彼らを殺してやると脅す。

一方、都監の職人たちは貞明が罠にはめられたという証拠を探すために捕盗大将の家に忍び込むが、そのことを知ったイヌはすぐに捕盗大将の家に向かう。


捕盗大将の家では煙硝長と硫黄長がヨジョンが送った手紙を見つけ帰ろうとするのだが執事に止められる。


ちょうどそこに到着したイヌは3人の引き渡しを求める。

ウンソルとアンサン宅は最後の機会を与えられるものの、ウンソルは頑固に応じようとしない。


そんな2人の前に現れた貞明は自分が2人に指示したと告げる。



第35話



仁祖を訪ねた貞明に仁祖はぬれ衣が晴れてよかったと喜ぶが、貞明は捕盜大将に罪を着せて知らん顔をしようとする仁祖に、今回のことの背後にいるキム・ジャジョム、チョ内人らを差し出してほしいと伝える。


領議政、チェ・ミョンギル、ホン・ヨンと次々に味方をつけ勢力を強める貞明は、善良な王になりたかったと言った仁祖に、もしそれが本当なのであれば、これは危機ではなく、いい機会なのだと進言する。


自分をどこまでも王として認めないのかと詰め寄る仁祖に貞明は、先王と同じ道をたどらないでほしい、王の決断を鈍らせているキム・ジャジョムとチョ内人を遠ざけて朝廷の重臣たちに王としての決断を見せてほしいと訴える。

一方、拷問を受けたあと生死をさまよっていたウンソルが意識を取り戻す。


夜も眠らず看病していたアンサン宅と都監の職人たちは喜び、ホン校理にそのこと聞いた貞明は安堵する。



第36話



貞明の婚礼の日、仁祖をはじめとする重臣たちが式への参加を申し出ていた。


仁祖はチョ内人とキム・ジャジョムを追放することを決心し、貞明の式に出席する準備をしていた。

一方、花嫁衣装をまとい化粧を整えていた貞明の元へ遅川がやってきて式を挙げるのは不可能だと伝える。


怒りを露わにした元捕盜大将のイ・グァルが軍事政変をもくろみ、兵士を引き連れて都へ向かっているという。


突然の政変に驚く貞明。

イ・グァルが率いる反正軍は猛烈な勢いで都へ突進する。窮地に追い込まれた仁祖に、この時とばかりに存在を見せつけるキム・ジャジョムは全権を握り解決しようとする。


キム・ジャジョムの強い言葉に心が揺らぐ仁祖。


一方、キム・ジャジョムは仁祖が自分とチョ内人を追放しようとしていたことを確信し、この機会に仁祖の気持ちを取り戻せとチョ内人にけしかける。 



第37話



イ・グァルの反乱軍が都へと押し進む中、身の危険を感じた仁祖は周囲の反対を押し切り都から離れることを決心する。


民を捨てて宮殿を立ち去る仁祖に非難の声が高まる。

そんな最中、貞明とジュウォンは別造庁の職人たちが見守る中、ひっそりと式を挙げる。


幸せな雰囲気に包まれる2人だが、そんな思いも束の間、宮殿に落として意気揚々とするイ・グァルの反乱軍が別造庁にも押しかけ、別造庁はすぐに緊張感に包まれる。

貞明を捜すイ・グァルはホン・ヨンとジュウォンに刀を向けるが、貞明は毅然とした対応でイ・グァルを止める。


反正の名目と民心を得たいイ・グァルは貞明を利用しようとし、貞明もまたそのためにイ・グァルが訪ねていたことを予測していたが、貞明は簡単に協力するつもりはないと突っぱねる。 



第38話



別造庁で襲撃を準備していたジュウォンと、将軍のもとで進撃を準備していたイヌ。


双方の意見の食い違いを合わせる時間がないまま将軍は進撃を推し進める。


命がけで将軍を止めるジュウォンにイヌもやはり志を同じくする。


将軍を退かせた2人はすべてを終えてから話し合おうことを約束して互いの役目を果たしに向かう。


ジュウォンたちの動きに気づいた反正軍は、兵士たちをムアクジェに向かわせる。


反正軍を待ち伏せして襲撃する鳥銃部隊、一方イヌたち官軍はその隙を狙い宮殿を奪還しに向かう。


反正軍が優勢になるもののジュウォンは撤退せず応戦して堪え忍ぶ。


鳥銃部隊が反正軍に押され火薬も底をつく頃、業を煮やしたイヌは訓練都監の兵士を率いて宮殿に押し入ると告げる。


ちょうどその時、のろしが上がり官軍は鳥銃部隊の援護し、宮殿を奪還しに向かう。 



第39話



貞明が宮殿をあとにした10年後。

朝鮮と後金の国境地帯で警備の兵士たちは、後金から逃げてくる国民を目にする。

緊迫した状況の中、後金の兵士に追われる国民を前にしながらも後金との条約のために

致し方なく大勢の捕虜を犠牲にしようとするのだが……。

一方、ホン・ヨンの家では貞明がお産を迎え陣痛で苦しんでいる。

お産に立ち会っているアンサン宅とチョン尚宮は苦しむ貞明を見ながら、産婆が来るのを

首を長くして待っている。同じ頃、宮殿でお産を迎えている世子嬪。

蔵書閣で世子に学問を教えているジュウォンは、子供の誕生を心待ちにして落ち着かぬ

世子をたしなめるものの、貞明の陣痛の知らせを聞くと落ち着かずそそくさと家に向かう。

そんなジュウォンを世子は笑いながら見送るのだが……。 



第40話



後金から文書が届いたことで宮殿は再び大騒ぎになる。

国名を清国にした後金は、朝鮮に明との関係を解消し、皇国と君臣の関係を求めてくる。

一方的な文書を見て憤る国王。


そして事実上の宣戦布告であることを感じ取った朝廷は対応に追われる。

大陸の主が変わることを知ったカン・ジュソンも頭ごなしに朝鮮を支配しようとする後金の強引さに戸惑う。

国王は後金からの使者を迎える用意はないと頑なに拒み、後金からの使者は迎えが出なければまっすぐ後金に帰ると一歩も許さない。


世子は朝廷の成り行きを見て、自分が行くと申し出るが、その話を聞いた貞明は国王と世子の不和につながることを案じ、何とか止めようとする。 



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