「華政(ファジョン)」のあらすじ

各話あらすじ

第11話



ジュウォンの家を訪ねた友人のイヌに女だと気づかれたファイ。


家を出て独り暮らしを始めたのは女をかこうためだったのかとからかうイヌ。


イヌの話に驚いたジュウォンはファイが男だと主張するものの、ファイはあっさり女だと認めてしまう。


ファイの告白に慌てふためき怒りさえ覚える生真面目なジュウォン。

一方、光海はホ・ギュンを使い、影の反対勢力を見つけようとする。


早速ユン・ドハに近づくホ・ギュン。キム尚宮がユン・ドハを巡る人間関係を光海に告げると光海はカン・ジュソンを注視するようになる。

ジュウォンがファイと一緒に家を出ると、イヌは怪しい男を待ち伏せて捕らえる。


男の覆面を取ると見慣れた顔がそこにあった。


父親のカン・ジュソンがジュウォンの家を探らせていたことを知り、イヌは疑問に思う。



第12話



火器都監のそばにいたファイは通行証もなく暗号も知らぬという理由で怪しい者と疑われ捕らわれてしまう。

取り調べをしようとする兵曹判書イ・イチョムの前に現れた光海を見たファイは追及されて身分を明かそうとするが、そこに現れたジュウォンによって止められる。


ジュウォンは光海に倭でファイが協力してくれたことを話し、火器都監には焼取法に詳しいファイが必要で、自分が全責任を取ると説得するジュウォンの話を聞いた光海はファイを火器都監の職人として受け入れることを承諾する。

一方、光海はお忍びの途中、突然判尹の家を訪ねて、火器都監の提調を務めてほしいと頼む。


硫黄の国内生産に反対している判尹は光海の本心が分からず途方に暮れる。



第13話



火器都監の事故によりジュウォンとファイは窮地に立たされる。


火器都監に提調として突然姿を現したジュウォンの父ホン・ヨンは情け容赦なくジュウォンと倭の間者だと疑われたファイを捕らえる。

一方、宮殿には明の顔色をうかがい火器都監の存在を疎ましく思っていた臣下たちが待っていたと言わんばかりに火器都監の撤廃を訴えて詰め寄る。


興奮した臣下を突っぱねようとする光海の前に現れた梧里と鰲城。


光海は2人の話を聞き重臣たちが一斉に投書をつけ取ったという話を聞き驚き、影の大物の罠にかかったことに気づく。

火器都監の周辺一帯はパニック状態で、住民は役人の誘導に従い慌ただしく避難している。


その様子を見てほくそ笑む判尹カン・ジュソンと手下のユン・ドハは火器都監の撤廃を確信するのだが……。



第14話



事故の原因を調べるためにファイを逃がしたジュウォンは王の尋問を受ける。


ファイに頼まれたイヌはジュウォンを助けるために協力して何者かの仕業であったことを突き止めるが、硫黄の特性により証拠が立証できずもどかしい思いでいる。

ジュウォンは父のホン・ヨンから追及され拷問を受けるが、ファイを倭から連れてきたことも都監に入れたことも自分が決めたことだったとしらを切る。


その様子を見ていた光海は自分が関わっていたかどうかを直接尋問するが、ジュウォンは一貫して関与していないと告げ、自分を殺して事態を収拾してほしいと頼む。


そこへ自首したファイが現れ事態は一変する。

一方、ファイに証拠はなくても証人を捜し出せると助言を受けたイヌは都監の事故で被害を受けていない疑わしい男を突き止める。


そしてその知らせを聞いた光海はユン・ドハの力で都監に入った男を捜し出すのだが……。



第15話



光海に呼ばれたファイは宮殿を訪れる。光海に命令されるがまま茶を、つぎ頭を下げて座っているファイに、光海はいきなり刀を向けて何者か正体を告げろとすごむ。


茶のいれ方を見て、王族の作法を知っている者だと怪しむ光海に対してファイはあくまでも緊張していたからだと言い訳をし、自分を田舎の漁民の息子だと言い張る。刀を向けられても動じず殺せるなら殺せと居直るファイ。


肝の据わったファイを見た光海は、さらに疑いを深めるがファイを火器都監に帰す。

一方、漢方薬を運んできた女官がファイの腕輪を身につけているのを見つけた大妃は、貞明が死んだ時、爆発と同時に消えたはずの腕輪が存在することに疑問を持つ。


女が訪ねてこなかったかと聞く大妃に兵士たちは火器都監から男が来たことを伝える。


大妃の変化をいち早く察したキム尚宮は警戒を強める。



第16話



臣下たちの要請により明からの使臣団に自ら足を運び挨拶に行く光海。


しかし、待てど暮らせど使臣団は約束の場所に現れず、下手に出た光海の気持ちを逆なでするように大妃が捕らわれている慶運宮へと足を運んでいた。その知らせを聞いた光海は憤りを露わにする。

そして火器都監から忽然と姿を消したファイは、蛟山に誘拐されて倉庫の柱に縛りつけられていた。


ファイを光海の手下だと疑う蛟山は、光海の目的と大妃の家の前にわざと落とした腕輪について問い詰める。

ファイは自分も光海を引きずり下ろすことを目的とした同じ立場の人間だと伝え、蛟山の本心を探りながら巧妙に駆け引きを始める。ファイをどうすべきか迷う蛟山。

明の非礼を目の当たりにした朝廷の臣下たちは動揺するが、光海は明の強引な手口に怯えて派兵するのは間違っていると主張する。



第17話



ファイを解放したホ・ギュンを問い詰めるイヌ。そしてホ・ギュンはイヌに、「観音の目」が貞明王女の物であることをファイから聞かされたことを話す。


一方でジュウォンから、ファイが母親からもらった「観音の目」を捜していることを聞いていたイヌはファイが貞明王女であることに気づく。


ファイは一切否定するものの確信するイヌ。

ホ・ギュンの仕掛けた罠にはまり謀反の罪を着せられた大妃。


大勢の兵士たちが押しかけてものものしい雰囲気に包まれた慶運宮に駆けつけたファイ。


大妃を何とか助けようとするファイ。


だが泣き叫ぶファイを制止したイヌは、今名乗り出るのはむしろ大妃を危険にさらすだけだと言う。


そして、これからはどんなことがあっても王女を守ってみせると告げる。



第18話



ついに自分がファイではなく貞明だと打ち明ける貞明。


そのことを貞明の口から聞いた光海とジュウォンは驚く。


この状況で自分の存在を明かした貞明に、なぜ自分を倒したあとにしなかったのかと聞く。貞明はぬれ衣を着せられている大妃を救うためだと言いながら光海に取り引きを持ちかける。


裏で事を操っているのはホ・ギュンであること知らせる代わりに大妃を救うことを条件に出す貞明。問題解決のために一刻を争う光海。貞明の存在を公にできない光海は、ジュウォンの申し出のおかげで貞明を保護することに成功する。


誰も傷つけず、誰もケガをさせたくないと願う光海の思いを十分に汲み取り、ジュウォンは貞明を大妃のいる慶運宮に送り届けようとするのだが……。



第19話



貞明を消そうとするカン・ジュソンと貞明を捕らえようとするホ・ギュン。


刺客に追われそうになった貞明をかばい、ジュウォンは背中と腕を切りつけられる。


2人は窮地に追い込まれるが、そこに突如謎の男が現れる。笠をかぶったその男は2人を逃がし敵に立ち向かうが、義禁府の兵士たちに追われてその場を立ち去る。


兵士をまいて身を隠す男は倭からやってきたジャギョンだった。


ファイが襲われた様子を見てファイを案じるジャギョン。

一方、瀕死の状態のジュウォンをやっと家に連れていった貞明は必死に介護する。

またジュウォンが襲われた知らせを受けた光海は、すぐに御典医を連れてジュウォンの家に向かい治療させる。


そんな光海の行動を監視させるキム尚宮。


そしてファイを襲わせたカン・ジュソンは、ファイの殺害に失敗した部下をその場で無残に殺してしまう。



第20話



蛟山の陰謀により反逆者たちが火器都監に行ったことを知らされた光海とジュウォンの一行は急いで火器都監に向かう。

蛟山の狙いが硫黄の倉庫だったことに気づいたファイは、すぐに提調ホン・ヨンにそのことを告げ村人を待避させると、すぐに硫黄倉庫へと向かう。


倉庫に向かったファイは蛟山が仕掛けておいた導火線を見つけるが火の元は火薬のすぐそばまで近づいている。


必死に消そうとするファイ。

ちょうど火器都監に到着した光海とジュウォンは聞こえてきた轟音に驚く。


爆発音とともに火を吹く火器都監。そして燃え上がる炎の中からファイが出てくる。

火器都監は大丈夫だと言いながらその場で倒れてしまうファイを支えるジュウォン。


そして光海はすぐに御典医を呼べと命令する。



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