ドンジュンは、任意同行なら拒否すると言って警察を追い返す。

マルスクは、妊娠したとセッピョルから聞いて喜ぶ。

その頃、油のにおいで吐き気がしたミレは、妊娠検査薬で調べてみて妊娠が判明する。

ウジュの家族の前で自分の妊娠を発表しようとしたミレは、ひと足先にセッピョルの妊娠を知らされてショックを受ける。

別館新築工事の融資に関して横領があったとのうわさが流れていると聞き、ドンジュンはすぐに課長級以上を集める。

ミョンジュンは、母親に呼び出されて病院へ行く。

ドンジュンが職員たちの前でうわさについて話をしているところへ理事たちが入ってきて、不法融資について院長を問い詰める。

ユリの意識が戻り、証拠は自分が持ってるから忘れろと言うテヤンに、ユリは警察に提出してくれと言う。

夜、テヤンが寝ている間に彼の車から証拠を持ち出すユリだが、父親に見つかって屋上に連れていかれる。

証拠を渡せと父親に言われ、死んでも渡さないとユリが言い返すと、ドンジュンは屋上の柵に上って飛び降りようとする。

２人を追ってきたテヤンがユリの悲鳴を聞いて駆けつけ、ドンジュンが落ちる瞬間に腕をつかんで引き上げる。

すると、ユリが手から落とした封筒を取ろうとしたドンジュンとテヤンがもみ合いになり、封筒が屋上から落ちる。

ユリはショックで放心状態になる。

夜遅くまで病院で書類を見ていたミョンジュンは、帰りに封筒を拾う。

その中には、ヨンチョルの携帯電話と通話録取が入っていた。

ドンジュンは落ちた封筒を必死で捜すが、見つからない。

ミョンジュンは病院の前で広報室長が記者たちに囲まれて困惑しているのを見て、キム先生を復職させてマスコミ対策をしようと提案する。

そしてテヤンを呼んで説得しようとするが、昨夜ドンジュンがユリの前で飛び降り自殺を図ったことを聞かされ、断られる。

しかし、自分が偶然証拠を手に入れたことを話し、リベートの件はそれでテヤンの無罪を証明するからよく考えて決めてほしいと言う。

ユリがショックのせいで失語症になり、テヤンはユリとヨンランを自分の家に連れて帰る。

ミョンジュンは兄に、新薬開発への投資失敗分を私財で補填するよう提案し、ユビンにはうわさを鎮めて経営を正常化するためにテヤンを復職させると告げる。

それを聞いたドンジュンは強く反発し、弟も病院を奪う気かと疑う。

テヤンは、ドンジュンが新薬開発に投資したが責任者が海外に逃亡したと友人から聞く。

ミョンジュンに電話して対策を尋ねると、明日の臨時理事会に心を決めて出席してほしいと言われる。

ドンジュンは、証拠の携帯電話がなくなって２日が過ぎたが何の動きもないため、封筒は空だったのではないかと思い始める。

彼はテヤンの家に行き、証拠はユリが持っているのではないかと娘をたたいて問い詰める。

テヤンがドンジュンをユリから引き離し、追い返して戻ってくると、ヨンチョルから電話がかかってくる。

翌日、理事会でテヤンの復職と院長の解任案が議題に上がり、ドンジュンが怒鳴り込んでくる。

そこへ、ミョンジュンに呼ばれたテヤンが、ヨンチョルを連れて現れる。

ヨンチョルは理事たちの前で、自分が院長の指示で製薬会社の室長に２億の入ったカバンを運ばせたことを話し、テヤンの潔白を証明する。

それを聞いていたミンジャが倒れたため、理事たちは表決を先送りにして理事会を閉会する。

実はミンジャは、倒れたふりをして会議を止めたのだった。

ミンジャとミョンジュンは、損失を埋め合わせて理事たちを説得し、責任を取って辞任するようドンジュンに勧める。

しかし彼はそれを拒み、銀行に融資を頼んで新薬開発の研究所を買収して研究を進めようとする。

スッキが妊婦用のサプリメントをこっそり飲んだり、夜中にキムチ粥を作って食べる様子を見て、セッピョルは不審に思う。

ある日、セッピョルがゴミ箱に捨ててあるスッキの妊婦手帳を見つけて本人に確かめると、スッキは妊娠していることを認め、夫と息子にも打ち明ける。

警察にヨンチョルの携帯電話が届いていないことを確認したドンジュンは、テヤンが持っているに違いないと考える。

そして、病院に行くためにテヤンの家から出てきたユリを拉致監禁し、引き換えに証拠を持ってこいとテヤンを脅迫する。

ドンジュンがテヤンの後をつけると、彼はミョンジュンの家に入っていく。

ドンジュンは、携帯電話を持っているのはミョンジュンだと気づく。

母親の妊娠を知ったジェミンは、お祝いに食事に誘い、妊婦専用のマッサージやヨガにセッピョルと２人で通うように予約したと伝える。

ミレは、妊娠したセッピョルに持っていくキムチを容器に移すようジョムスンに言われ、嫁より孫娘をえこひいきしていると反論して自分の肌着を洗わせる。

ミョンジュンは、話があると訪ねてきた兄を書斎に通す。

携帯電話を渡せと言われて断ると、証拠を手に脅迫する気かと胸ぐらをつかまれ、兄がこれ以上道を踏み外さないように自分が止めようと決心する。

テヤンは、監禁されていたユリを家に連れて帰る。

ミョンジュンはテヤンに証拠の携帯電話を渡し、兄を辞任させるために翌日の理事会で録音を公開してくれと頼む。

テヤンは主要な部分を抜き出してＩＣレコーダーに入れ、理事会に備える。

ミョンジュンからの電話で覚悟して理事会に来るようにと言われたドンジュンは、テヤンを拉致させて別荘の裏山に首だけ出して埋める。

そして、テヤンの命と引き換えに証拠を持ってこいとミョンジュンに電話するが、証拠は自分と一緒に地中に埋まったとテヤンに言われる。

土の中から録音の声が聞こえ、ドンジュンは慌てて掘り返すが、テヤンが持っていたのが携帯電話でないと分かると再び彼を埋める。

携帯電話をどこに隠したのか言えと迫られ、ユリに預けたテヤンは他の人に渡したとだけ答える。

ドンジュンが別荘に戻り、テヤンの車の中を調べさせている間に、ミョンジュンがテヤンを捜しに裏山に来る。

そしてテヤンを見つけて掘り出すと、２人は一緒に理事会に向かう。

ヨンランは、位置追跡機をユリの身につけさせる。

ユリを病院に連れていかないのかと聞くマルスクに、安静第一だからよく寝かすようにテヤンに言われたと答える。

ミョンジュンとテヤンは、追いかけてくるドンジュンをまいて理事会に到着する。

ミョンジュンは、まず150億の損失分について私財で埋め合わせることで収拾したいと謝罪し、院長の解任について話しているところへドンジュンが来る。

テヤンが病院を奪おうとしていると主張するドンジュンは、理事たちの前で彼は妻の隠し子だと暴露する。

ドンジュンは、自分はテヤンを息子として受け入れたが彼はそれで満足できず、弟を引き入れて自分を陥れようとしていると訴える。

混乱した理事たちは理事会を中断し、意見をまとめることにする。

ミョンジュンは、すべてを捨てた兄を止める術がなくなり、困り果てる。

いっそユリとヨンランを連れて去れとテヤンに勧めるが、彼は理事たちの前で院長に話すことがあると言って出ていく。

なぜ理事会の途中で抜けたのかと母親に聞かれ、ミョンジュンは兄がテヤンを連れ去って山に埋めたことを話す。

一緒に聞いていたユビンも、恐怖を感じる。

理事たちのところへ行ったテヤンは、院長の醜悪な姿までひとつ残らずすべて明らかにするとドンジュンに言うが、再び拉致される。

ドンジュンは、テヤンを別荘に監禁している間に彼の家に忍び込んで携帯電話を捜すが、見つからない。

テヤンは、院長が酒を飲んで寝たのを見計らって縛られていたロープを切り、車のキーを奪って別荘から逃げ出す。

外に止めてあった院長の車を発進させた瞬間、気がついて追ってきた院長が車の前に飛び出してくる。

車に飛び込んできた院長は意識をなくし、テヤンが救急車を呼ぶ。

検査の結果、手首の骨折以外は何も異常がないことが分かるが、意識が戻らない。

担当医はテヤンに院長が解任されるうわさを聞いたと話し、時間稼ぎをしているのではないかと考える。

ヨンランは、ユビンからの電話で夫がテヤンの車にひかれたことを知る。

それを聞いたサンベは、院長がぬれぎぬを着せようとわざと車に体当たりしたのではないかと怒り、病院に怒鳴り込みに行く。

理事会は、院長の意識が回復し次第再招集されることになる。

ユビンは、２度目のＭＲＩも正常だったと担当医から聞き、父親の病室に向かう。

すると、ドンジュンが起き上がって電話をしているところを目撃する。

テヤンは、ユリに預けてあったヨンチョルの携帯電話を受け取る。

夜、ドンジュンが寝ていると、ヨンチョルの携帯から電話がかかってくる。

テヤンは、担当医の予想どおり院長がわざと目を覚まさないのかどうか確認しようと、ヨンチョルの携帯で電話をかける。

すると、院長が電話に出たため、彼は院長を断罪する決心を固める。

ドンジュンは、携帯電話が警察に渡るのを防ぐため、病院を抜け出してテヤンの家に行く。

家族の前で土下座をして許しを請うふりをし、愛するユリの父親である自分を許してくれとテヤンに頼む。

ヨンランは、ユリが水の中に入っていく夢を見て目を覚まし、ユリがいなくなっていることに気づく。

テヤンとヨンランが位置追跡をしてユリを捜すと、病院の屋上から飛び降りようとしているところを見つける。

そしてテヤンがユリの手を取り、引き寄せて助ける。

ヨンランは別荘に夫を呼び出し、自分と一緒に遠くへ行くよう説得する。

しかし、その時テヤンが弁護士と警察署に向かっていることが分かり、ドンジュンはヨンランを閉じ込めてテヤンを脅迫する。

ドンジュンはヨンランを縛って車に乗せると、崖の上に立っているテヤンを目がけて車を発進させる。

ドンジュンからの電話でヨンランと一緒に崖に行くと言われたテヤンは、崖に行って母親を探す。

すると、助手席にヨンランを縛り付けたドンジュンの車が、彼を目がけて走ってくる。

テヤンを助けようとしたヨンランが手を伸ばしてハンドルを切ると、車は２人を乗せたまま崖から転落する。

２人は病院に運ばれ、ドンジュンはすぐに意識が戻るが、ヨンランは10時間におよぶ手術をする。

ユビンは手術室の前で待ちながら、ヨンランが自分に向かってくる車のハンドルを切ったとテヤンが家族に話すのを聞く。

しかし、警察が事情聴取に来ると、ドンジュンは別荘で一度車を降りた時にブレーキが壊れていたと説明する。

ヨンランの手術が終わると、ユビンは母親が危篤だと言ってテヤンの家からユリを連れてくる。

２人が病院に着いた途端、ヨンランの呼吸が止まり、テヤンが心臓マッサージをする。

それを見ていたユリは、声を出して母親を呼ぶ。