「<ときめき♡サンデー>夜警日誌」のあらすじ

各話あらすじ

第1話



遥か昔、人間と幽霊が混沌としていた時代。


朝鮮の首都、漢陽に突然流星が落ち、宮廷に張られていた結界が壊れると、幽霊たちが宮廷に入り込んでくる。


そして、その幽霊たちは後継ぎである王子イ・リンに襲いかかり、王子は原因不明の病に苦しむことになる。


幼い息子リンを唯一助ける方法は、「千年花」を手に入れることだと聞いた王様のヘジョンは、その花を手に入れるためにヨンシン族がいると言われている白頭山へと向かう。


王様と一行は途中、怪物に襲われるが九死に一生を得る。


ほっとしていたのも束の間、見知らぬ少女についていくと、白頭山のマゴ族が現れる。


マゴ族は、王様が探している「千年花」を手に入れられるものの、ヨンシン族にいけにえとして捕らえられている巫女がいないと「千年花」を咲かせられない、巫女を助けてほしいと王様に頼む。


王様は意を決してヨンシン族と戦いに行くのだが……。



第2話



病に伏している王子の看病をしていた王妃。

パク・スジョンと娘のスリョンは王子の元へ見舞いに行くが、大王大妃は誰の許可を得て来たのかと叱責する。

大王大妃が王子よりも先に兄のキソン君の婚礼を念頭に置きスリョンに年を聞いていることを知ると、大王大妃の視線を避けるようにパク・スジョンはすぐに話題を変える。

スリョンは幽霊のせいで病に伏している王子が可哀想だと言うが、幽霊など絶対にいないと断言するパク・スジョンはたわ言を言うなと叱りつける。

「千年花」を咲かせられるという白頭山のマゴ族の唯一の後継者ヨナを守ろうとして、ヨンシン族のサダムの詐術にかけられてしまった王様ヘジョン。

どんどん常軌を逸していく王様のヘジョンは宮廷に災いをもたらし、周りは戸惑いを隠せず恐怖心を抱いていく。



第3話



悪霊に取り憑かれ息子イ・リンに襲いかかるヘジョン王。

王が豹変した様子を見て驚いた王妃は、必死の形相でイ・リンが息子であると訴えるのだが、王は自分の子ではないとイ・リン目掛けて刀を振りかざす。

王子を守るために王と対峙したチョ・サンホンはお札で王様の悪霊を祓おうとするのだが、悪霊はお札を振り払いチョ・サンホンを刺してしまう。

イ・リンを部屋に連れて行った王妃は、部屋には誰も入れず、一歩も外に出てはならぬと言い残して行ってしまう。

恐怖におののきながらも1人取り残されたイ・リンは部屋で泣き続ける。

一方、女官から報告を受け、ただごとではないと知った大王大妃は、内密に右議政と左議政を呼ぶように指示する。

血を浴びた衣服のまま血のしたたり落ちる刀を握りしめ、部屋に入ってきたヘジョン王を見たイ・リンは恐怖で泣きながら後ずさるのだが……。




第4話



王位を継いだキサン君は、宮廷にのさばる悪霊のせいで不眠症に悩み、昭格署の復活を巡り意見がまとまらない朝廷の臣下たちの前で醜態をさらしてしまう。


朝廷で感情を露わにした王を見た臣下たちは驚き、その様子を見ていた尚膳から朝廷では自重してほしいという助言を受けた王は、不眠症を解消するためにサダムを宮廷に呼び入れることになる。

神として崇めていた大蛇を捜し回り、運よく入宮を果たしたサダムは、大蛇の気配を感じ取り大蛇復活をもくろむ。

サダムをそばに置くことでぐっすり眠れた王は、自分が知らぬ間に帰ってしまったサダムを再び呼び入れるよう命令する。


しかし、サダムは王をわざとじらし、関心を買おうと計画する。

一方、イ・リンは非業の死を遂げた太っちょ大臣、ソン内官、ランイの霊につきまとわれて……。




第5話



王様の命令により昭格署の再建を巡り動き出した朝廷。

成人した今でも化け物を見るのかと問いかけるキサン君に、ウォルグァン大君は幼いころに思いを馳せる。亡くなったはずのキム尚宮が見ていると言い、幼いキサン君にさんざんぶたれた昔を思い出し、ウォルグァンはつい見えないとうそをつく。

そしてウォルグァン大君が拒否したにもかかわらず、キサン君は昭格署の提調を命じ、さらには王の忠心であるムソクを護衛につける。

川辺で船に寝そべり1人で考え事をしている大君に、岸からソン内官と太っちょ大臣の幽霊が絶対に提調を引き受けてはならないと大きな声で助言する。

スリョンは召し使いの力を借りて、家を抜け出そうと塀を越えるのだが、運悪く父親のパク・スジョンと出くわす。

パク・スジョンはウォルグァン大君を諦めさせようと手を尽くしても、長年思いを募らせてきたスリョンの気持ちを変えることができず頭を抱える。




第6話



昭格署の審査に通ったサダムは、審査の時に見かけたドハの生年月日を知り、ドハことが龍神を復活させられるマゴ族の巫女であると確信する。

昭格署に入り姉のヨナとの再会に望みを託すドハは、ウォルグァン大君の意向で審査に落ちてしまうが、何とか残してもらえるように頼み込む。

ドハの切実な願いは叶うことがなかったが、利用価値のあることに気づいたサダムがドハに声をかけ、王様の病気を治せる巫女として一緒に入宮させる。

サダムにけしかけられた王様は、ウォルグァン大君が王様に呪いをかけていたことを理由に大君を幽閉させる。

朝廷では大君の罪状を巡り賛否両論の意見が飛び交う。取り調べのために家に押し入った官衙の役人たちを、幽霊3人組とドハが心配そうに見守る。

一方、外で何が起こっているか分からない大君はのんきに朝食をほおばり、護衛のムソクに嫌みを言われるのだが……。




第7話



刺客に襲われたウォルグァン大君は腕に傷を負う。

キサン君は領議政のパク・スジョンが大君をかくまっていると疑い、身を隠した大君を捜し出すために尋ね人の貼り紙を貼らせ躍起になる。

朝廷では軍を動かしたパク・スジョンの動向に視線が注がれ、そのことを知ったキサン君は激怒し、自分を脅すのかと迫る。

一方、ウォルグァン大君が身を寄せていた旅閣の中に兵士が押し入ると、イ・リンとドハは倉庫に身を隠す。

大妃は大君を案じ、早く捜し出すようにと領議政に頼む。大妃はキサン君とウォルグァン大君の仲を裂こうとするサダムに平手を打ち忠告する。

仁旺山から火を上がっていることを聞いた大妃は、それが大君からの知らせだと気づきすぐに出向こうとする。




第8話



ウォルグァン大君は「夜警人日誌」を持ち旅閣に帰る。ドハはウォルグァンの持つ書物が気になり何かと聞いてみると、大君はあっさり「春画集」だと話す。

一方、チョ・サンホンに思いを募らせていたオクメは、ついに耐えきれず、サンホンを呼び出し、思いを告白する。


驚きうろたえるサンホンは無駄なことをするなと拒むがオクメはまったく聞く耳を持たない。

ドハは腕に怪我を負ったムソクの腕に薬を塗ってあげ、ムソクは恥ずかしがる。

ムソクを見ていたウォルグァンは自分も薬を塗ってくれと頼む。

大妃殿を訪ねたキサン君は、酒を飲み祖母に失礼なことをしたことを詫びにいくが、大妃は何のおとがめもなくむしろキサン君を慰めながら励ます。


だがキサン君は何の理由もなく励ます祖母に疑いを持つ。




第9話



イ・リンはドハの傷が心に引っかかり心配する。イ・リンに心配されたドハはうれしい気持ちを正直にイ・リンに伝える。

そんな2人の姿を見ていたサンホンは、イ・リンをつかみ2人は顔を合わせるが、イ・リンが気づかないのを見たサンホンは人違いだったとごまかす。

チョン氏と船頭のメンは、宮殿からサンホンを助けた昔を振り返りながら思い出に浸る。

イ・リンは魔物に取りつかれた父親に殺されそうになった過去を思い出し、つらくて外に出る。


そこへやってきたごろつきたち。しかし、サンホンが1人で5人を倒してしまう。


その光景を見ていたムソクはただ驚く。

一方、龍神の復活をもくろむサダムは、都を悪鬼の霊でいっぱいにしようと呪文をとなえ、人々を操り都に混乱を招く。




第10話



宮殿で非業の死を遂げた仲間たちの霊がチョ・サンホンの前に現れた時、サンホンは静かに霊をなだめ、あの世へ先に逝っていてほしいと伝える。サンホンの頼みを聞いた霊たちは何も言わぬまま去って行く。

その様子を見ていたイ・リンは、サンホンに事実を話してほしいと頼む。

イ・リンはある日突然、父親が豹変し、自分に刃を向けたのか、そしてなぜ両親は突然死ななければならなかったのか、これまで疑問に思ってきたことをサンホンにぶつける。


しかしサンホンは何も知らない、の一点張りで何も教えてくれない。

家に帰ったイ・リンは、門のそばにつけておいた結界をすべてほどき、幽霊3人組を家に迎え入れる。

イ・リンに認められた3人は嬉々として家に入っていく。




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