「約束のない恋」のあらすじ

1960年代の韓国南海岸。そこでは誠実で人情深い長女ヨンソンをはじめ、4人の姉弟たちが貧しいながらも幸せな日々を過ごしていた。ヨンソンの父はやがて区長の頼みで海へ漁に行くようになる。いつものようにヨンソンの父親が漁に出たある日の夕方。母は雨が激しく降る海に異様な兆候を感じとっていた。いてもたってもいられなくなった母は父を迎えに5人の子供を家に残したまま出ていってしまう。しかし両親は二度と家に帰ってくることは無かった。11歳だった長女ヨンソンは残された兄弟たちをたった1人で支え続け、生きることさえ厳しい激動の時代を駆け抜けていくが…。

ヒロインであるヨンソンがありとあらゆる困難を乗り越え、成長していくサクセスストーリーを中心に、燃えるような恋愛も描き出し、韓国中の女性達から圧倒的な支持を受けた話題作。

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各話あらすじ

第41話



ヨンソンが事業で困っているという話を聞いたジスクは、ヨンソンを慰めるために訪ねて行く。


もう諦めてはどうかというジスクに対して、ヨンソンは諦めずにもう一度立ち直ってみせると話す。


数年後、スングムの息子、ヨンドゥの娘は周囲の大人達に可愛がられながら成長する。

株に手を出して財産をなくしたミスンはヨンソンに家賃を払いながらの生活となり、ペク社長と結婚せずサンナムの看病をしたウンスンは誰とも結婚せず1人でいる。

スンテクとジスクもようやく娘を授かり大切に育てている。

ヨンソンが土地を購入しようとする土地を毎回誰かに先取りされてしまうため、ヨンソン側の者はいら立ちを募らせる。

ジープに乗って警察署に駆けつけたヨンソンは、偶然スンテクと出くわし、コーヒーを飲みながら近況を話し合う。



第42話



スンテクとジスクが眠っていると無言電話がかかってくる。


ジスクが電話を取ると、見知らぬ男からの脅迫電話だったがスンテクは何の心配もないから気にするなと伝える。

ヨンランが帰ってきて姉弟5人がそろうと、ヨンソンはようやく安心する。


チャンレはヨンソンに許しながら生きていけと話すが、ヨンソンは月日がたってもまだ許せない人がいると言う。

スンテクの父親はヨンランが帰ってきたという知らせを聞き、姉弟が一緒に暮らせるようになってよかったと励ましてくれる。

イノが外国から帰ってきて、サンナムの家に集まったイノとスンテクとジスク


。だがジスクの干渉が始まるとイノとサンナムはさっさと部屋に逃げてしまう。

家に脅迫電話がかかってきてから恐怖心でいっぱいのジスクは、スンテクに部署を移してはどうかと話すが、スンテクは公権力に挑む者たちを一掃したいから、自分の両親のいる実家に行けと勧めてジスクをあきれさせる。



第43話



ヨンスクを自宅まで送ってきた若い男性ジュンスは、米店でジョンボクとスングムが見守っていることも知らずに、ヨンスクを抱きしめキスまでする。

ジョンボク夫婦はそんな2人を、恋愛していた頃の自分たち姿に重ねながらも、相手の男性がどんな人か分からず心配する。

家に帰れば帰ったで、遅く帰ったことをヨンドゥ夫婦にたしなめられたヨンスクは腹を立てるが、理解力のあるヨンソンの言葉で気持ちを落ち着かせる。

部屋で夜遅くまで職人の給料計算をして袋につめるヨンソン。


そんなヨンソンを見てヨンスクは胸を痛め、ウンスンとミスンも同じように仕事しか知らないヨンソンを可哀想に思うが、ヨンソンは明るくふるまう。

スンテクはジスクが土地の買い取りをしていたことを疑い、直接ジスクを問いただすが、ジスクは最後まで違うとしらをきる。



第44話



接待を名目に酒の席に招待されたスンテクは、納得ができず席を離れようとするが、先輩に強引に引き止められる。


酔った先輩から働かなくても遊んで暮らせるだろうと言われたスンテクは、ジスクがかなりの土地を所有していることを知り驚く。

暴力団に屋台をめちゃくちゃに壊されて悲しみに暮れていたミスンを、ウンスンとスンテクの母親が慰めるが、ミスンはショックでなかなか立ち直れない。

だが周りの人たちが協力して屋台を修理しはじめると、ミスンはようやく部屋から出てくる。

ヨンドゥがみんなを元気付けるためにギターを持ち出して歌い、直した屋台の中でみんなで祝杯を上げる。

家に帰ったスンテクは、ジスクに土地を持っているのかと問い詰める。


ジスクは実家に行くとお手伝いの徐さんに、スンテクが訪ねてきてもしらを切るようにと念を押す。



第45話



ウンスンの喫茶店はいつの間にか閑古鳥が鳴くようになっていた。


偵察に行った従業員は、道を渡った向かい側に新しいカフェができて、そちらに客を取られているのだと心配そうに話す。

そして数日前にペク社長がお店に寄っていったという話を聞いたウンスンは、ペク社長の様子を事細かく聞きだそうとする。

ペク社長が気になったウンスンはジョンボクを訪ねていき、ペク社長の近況を聞き出そうとするのだが、ジョンボクはなかなか口を開こうとしなかった。


だがスングムが提案したとおり、ジョンボクは何とかペク社長と母親を引き合わせようとする。

一方、相変わらず土地の動きに関心を寄せているジスクは、お手伝いさんのものだと言いながら、次の投資先を探している。

布団にふしていたウンスンは、スングムに誘われて出かけた先でペク社長に会うのだが……。



第46話



イノにもらった懐かしい思い出の品を1つ1つ確かめながら、スンテクとの思い出の品を見つけたヨンソンは、昔のことを思い出して苦しい思いをする。

スンテクが部屋に残して行った小さな冊子を見たジスクは、今もスンテクの心にヨンソンがいることを知って涙を流す。

子どもを連れて嫁ぎ先を訪れたジスクは、イノがヨンソンにキスしていた話を聞き気が気ではならない。


ちょうどそんなジスクの前に、偶然にもヨンソンとイノが一緒に現れたのを見ると、ジスクの怒りは頂点に達し、選挙前に準備もせずにヨンソンなんかといちゃついてるイノを激しく非難する。

一方、ジョンボクはサンナムの元に戻ろうとするウンスンに腹を立て、いっそのこと自分と縁を切ってから行ってくれと叫ぶ。



第47話



ジュンスはヨンスクに両親に会ってほしいと迫るが、ヨンスクは結婚していないヨンソンとヨンランの2人の姉のためにすぐには承諾できないとなだめる。

教師として働き、つましく生活をしているヨンスクだが、ヨンランは堅実な妹の財布からお金を取り上げ、洋服まで借りる始末で、ヨンスクはヨンランを情けなく思う。

一方、土地への投資が明るみになり、義父からスンテクとの離婚を指示されたジスクは、イギョンをスンテクの家に残したまま、出入りを許されずにいる。


1人取り残されたイギョンは、毎日泣きべそをかいて家族を困らせる。

離婚の意思がないスンテクは何とかジスクを説得しようとするが、ジスクは土地に執着してどうしても売れないとだだをこね、むしろイギョンを返してくれない義父を逆恨みする。


あきれ返ったスンテクは、これ以上はかばえないと、ジスクに冷たい視線を投げ付ける。



第48話



ジュンスから贈られたバラの花を受け取ったヨンスクを見て、周りの者はみんな羨ましがる。


しかしみんなの予想ははずれ、イノがヨンソンに贈ったものだった。


メッセージつきのバラの花かごを受け取ったヨンソンは、ジスクと反目したあとだっただけに後味の悪い思いをする。

スンテクの両親は、ジスクが近所の人から吊し上げられ非難を浴びたことに大きくショックを受け信じられずにいる。心配になって駆けつけたスンテクは両親に頭を下げ、ジスクを許してもらおうとするが、まったく受け付け入れられない父親にスンテクの母親は腹を立てる。

町の人たちはジスクが黒幕だったことに驚き、怒り心頭を発する。


そんな町の人たちにスンテクは頭を下げて歩く。

ジスクに暴言を吐かれたことを思い出したヨンソンは、イノから贈られた花かごを泣きながらメチャクチャにしてしまう。


その様子を見ていたスンテクはヨンソンを止めるのだが……。



第49話



ジスクの所有する土地の文書を入手し、すべてを把握したヨンランは、夜遅くまで想像を膨らませてニヤつく。


そんなヨンランを見て、不思議に思うヨンスク。

冷蔵庫の上に文書を隠していたお手伝いさんのソ女史は文書を必死に探す。

医師の国家試験を受ける日の朝、家族はあのおかず、このおかずとヨンジェの前に差し出すがヨンジェは逆にプレッシャーを受ける。

辞表を出すことを決めたスンテクを、ジスクは離婚届を渡して引き止めようとするが、スンテクはその離婚届を破棄してしまう。

町の人たちはジスクを悪女だと噂し、スンテクの実家から商品を買うなと不買運動を始める。

スングムはそんな話に胸を痛めながらも、父親に離婚だけはさせないでくれと頼み込む。



第50話



ジスクの土地の文書を持って家を出ていったソ女史はヨンランと祝杯を上げながら、今度土地をどうやって売却するかを相談する。


ヨンランは姉のヨンソンのために、元々ヨンソンの購入予定地だったタクシー会社の跡地だけは譲ってほしいと言うのだが、酒に酔って調子に乗ったソ女史はタダでやると約束する。


ソ女史の言葉に嬉々として喜ぶヨンラン。

ジスクはサンナムからヨンランが何度か家に出入りしたことを聞いて、すぐにヨンランの仕業だと気づき、ヨンランの行方を追う。

ヨンドゥの歌を録音して売り込みに行ったジェイムの元に、ラジオ局から歌を流したいという連絡が入る。


ようやくヨンドゥの夢が叶うと思ったジェイムは期待に胸を膨らませるが、ヨンドゥがナイトクラブで歌っているという話を聞いたヨンソンは,大きく落胆する。



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