ヨンジュは大嫌いな故郷である栄州を離れてソウルに向かう。

改名し女優を夢みるが、悪徳事務所にだまされてソウルでの生活も夢に終わる。

身も心もボロボロになったヨンジュは３年ぶりに故郷に戻る。

ヨンジュの父、マンシクは市場で靴の専門店を経営している。

一人娘が家出してから口数が減ったが、20年ぶりに現れた初恋の相手、ヘスクのおかげで心の平穏を取り戻す。

実家に帰ったヨンジュはヘスクのことが気に入らず、何かとつっかかる。

ヨンジュは久しぶりに友達を集めて飲み会を開く。

大手の芸能事務所に所属していたとウソをつくヨンジュを友人は怪しむが、ヨンジュはしらを切り通す。

その時ちょうど、皆の携帯にヨンジュのヌード写真が送信される。

ヨンジュが、かつての所属事務所の社長が逮捕されたニュースを見ている時、病院のベッドで寝ていたヘスクが突然、意識を取り戻す。

２か月後、ヨンジュはヘスクのもとで美容の技術を教わっている。

２人の間には言い合いが絶えないが、以前、締結した契約のためにやめることができない。

マンシクは車でのど自慢大会の予選会場にヘスクを迎えに行く。

美しい景色の場所に着いた２人は、ヨンジュの父親のことやマンシクの仕事について話をする。

マンシクは別れ際にヘスクに手作りの靴を贈る。

ヘスクはその靴を見ながらマンシクと出会った頃のことや、学生の頃のこと、女優を目指して家を出た過去に思いを巡らす。

そしてのど自慢の本大会の日、マンシクに贈られた靴を履いてステージに上がる。