「ラスト -LAST-(原題)」のあらすじ
敏腕ファンドマネジャーのテホ(ユン・ゲサン)は、株の取り引きで失敗し、多額の投資をしていたヤミ金業者のチョン社長(イ・ドギョン)に捕まった。海に沈められるものの間一髪、生還。しかし、すべてを失う。ホームレスに身を落としたテホは、やがて100億ウォン規模というソウル駅の地下経済の存在を知る。そこはフンサム(イ・ボムス)が君臨し、力だけが支配する世界。ホームレスからの上納金と臓器売買で成り立っている。テホは組織ナンバー2のジョング(パク・ウォンサン)に教えを乞い、幹部たちに闘いを挑む。
各話あらすじ
- 第12話
セフンの正体を知らないジョンミンはセフンのためにセフンの養父を韓国に招待し、そのことを知ったテホはフンサムの頭に銃を突きつけてそのことを話す。
いっぽう、ジョングはホームレスたちを変えるためにオ頭と一緒に工事現場の仕事を始め、ナラは自分が働いている病院が潰れるかもしれないという話を聞く。
フンサムは自分のことを知りすぎたテホを呼び、どこまで知っているのかを確かめ、テホはフンサムが信じたくなるような答えだけをする。
ワニは工事現場で働いてお金を稼いだホームレスたちにみかじめ料を払えと言い、オ頭はワニと戦う。
フンサムの計画を知ったテホは、ハンジュングループと戦うためにはセフンが集めたすべての情報を知りたいと言い、フンサムはソウル駅のみかじめ料が減っていることでジョングを呼び、ジョングに土下座を命令する。
病院を救いたいナラは、テホにクァク会長を紹介してほしいと頼み、みかじめ料を何とかしたい毒蛇は弱ったホームレスから臓器を奪おうとするのだが…。
- 第14話
フンサムはミジュが自分を裏切ったのかどうかを確かめるために、ミジュの体に灯油をまく。
その時2人の前に駆けつけたジョングは、ミジュが自分のためにフンサムと取引をしたことを知り、フンサムに土下座をする。
テドンバイオの仕手戦の裏に、フンサムがいたことに気づいたテホは、フンサムに探りを入れるのだが、フンサムは乗ってこない。
ジョングとソウル駅を去ることにしたミジュは、テホにテドンバイオのチェ社長とフンサムが仕手戦を計画していたことを教え、ショックを受けたテホは復讐を誓う。
仕事でソウル駅の視察を行ったフンサムは、ナラの祖母の食堂を訪れるのだが、ナラの祖母はフンサムの昔のことを覚えていた。
テホとお別れの酒を飲んだジョングは、ミジュの所へ向かう途中、ワニに搾取されるホームレスたちやフンサムの手下に店を荒らされた食堂を目の当たりにする。
そして、ジョングはミジュに待っていてほしいと言い、フンサムにパーティーを申し込むのだが…。
- 第15話
ジョングが死んでテホはジョングが暮らしていたバスで生活を始め、自暴自棄になったミジュは部屋に閉じこもる。
フンサムの命令でテホは仕手戦の準備に取りかかるのだが、オ頭たちはジョングを殺したフンサムをもうけさせることに反感をあらわにする。
そんな中、ソウル駅周辺の開発を阻止するためにチョ会長と署名運動をしていたナラは、フンサムに開発を考え直してほしいと頼むのだが、フンサムはソウル駅が開発されたらホームレスたちにもいいとナラの頼みを断る。
ミジュの家を訪れたテホはジョングから教わったことを話し、店に戻ったミジュはテホにフンサムを倒す計画を聞く。
テホはオ頭やヘジンたちに自分の本当の計画を打ち明け、みんなを復讐に利用しようとしたと言って頭を下げる。
そして、ミジュを気に入っているキム議員はユン会長が未来都市開発からフンサムを外そうとしていることを教え、フンサムはハンジュングループを追い出されたチェ理事からユン会長の弱みを買い取ろうとするのだが…。
- 第16話【完結】
ハンジュングループがワイロを渡した人のリストがチェ理事によって公開され、未来都市開発計画にストップがかかる。
フンサムは検察の取り調べを受け、フンサムへの復讐の第一歩を踏み出したテホは、ナラの肩に寄りかかって昼寝をする。
フンサムは2段階の計画の仕手戦を中止し、テホにハンジュングループの株を買い集めるように命じ、その資金をワン会長から借りようとする。しかし、ワン会長は担保にフンサムの命を要求する。
そしてテホは、フンサムの計画を逆手に取って、フンサムをはめる計画をヘジンたちに指示し、ヨンチルを連れてフンサムの部屋で作戦に取りかかる。
テホにだまされたことに気づかなかったフンサムは、テホに睡眠薬入りの酒を飲ませ、テホに別れを告げる。
そんな中、カマキリがテホを工場に運ぶ間ワン会長の部下たちがフンサムの部屋に乗り込む。
テホにだまされたことを知ったフンサムはナラを人質に取り、ソウル駅のホームレスたちはナラを助けるために立ち上がるのだが…。