「ラスト -LAST-(原題)」のあらすじ

敏腕ファンドマネジャーのテホ(ユン・ゲサン)は、株の取り引きで失敗し、多額の投資をしていたヤミ金業者のチョン社長(イ・ドギョン)に捕まった。海に沈められるものの間一髪、生還。しかし、すべてを失う。ホームレスに身を落としたテホは、やがて100億ウォン規模というソウル駅の地下経済の存在を知る。そこはフンサム(イ・ボムス)が君臨し、力だけが支配する世界。ホームレスからの上納金と臓器売買で成り立っている。テホは組織ナンバー2のジョング(パク・ウォンサン)に教えを乞い、幹部たちに闘いを挑む。

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各話あらすじ

第2話

 


クァク・フンサムがボスとして君臨するソウル駅を中心とした地下経済界は、ケンカさえ強ければ誰でも幹部になれるシステムで、そこのナンバー7であるヘビ目を倒したテホは、その日から組織のナンバー7となる。

ヘジンからソウル駅の地下経済について詳しく説明を聞いたテホは、地下経済界からのし上がる目標を立てる。

フンサムはホームレスたちを使って借金の取り立ての仕事もしているのだが、取り立ての途中テホたちはチョン社長の部下ともめることになり、ナンバー2のリュ・ジョングがチョン社長の部下を1発で倒してしまう。

のし上がるためにはケンカの技術を身に着ける必要があったテホは、ジョングにケンカを教えてほしいと頼む。

そんな中、以前からナンバー7の座を狙っていたオ頭は、テホにパーティー(フンサムが定めた対決)を申し込み、テホはオ頭と戦うことになる。

ナンバー4の毒蛇は、上納金の額を勝手に下げたテホを呼びつけて理由をたずねるのだが、テホはその場に集まったナンバー6、5、4に、必ず倒すと宣言する。



第3話

 


年配のチョ会長を罰するナンバー6のペ中士に怒りを覚えたテホは、我慢できずパーティーを申し込む。

昔、生き別れになった娘を捜し続けていたジョングはテホとペ中士がケンカしていると聞きつけ、間一髪でテホを助ける。

テホの情報を調べたフンサムは、テホの頭脳を惜しんでペ中士に負けたテホとボスたちを呼び寄せる。

フンサムは、テホが失敗した仕手戦に自分も50億を投資していたことを話し、テホはフンサムが渡した酒を飲んで気を失ってしまう。

テホはジョングにフンサムが自分のせいで50億をなくしたことを話し、どうしてもナンバー1に上り詰めたいと言う。

ヘジンはテホに頼まれてチョ会長のために住む部屋を借りるのだが、そこはナラの家だった。

ボクシングを習いながらジョングと打ち解けたテホは、ジョングとお互いの過去の話をし、ジョングはテホにペ中士だけは必ず倒せと言う。

セフンは正体を隠していたジョンミンに冷たく接し、ジョンミンはそんなセフンにすがりつくのだが…。



第4話

 


チョン社長によって殺されたミンスの遺体が警察によって発見され、テホはミンス殺しの容疑をかけられる。

フンサムはチョン社長と警察に追われているテホを部屋に呼び、助かりたければチョン社長を消すしかないと言いながら拳銃を見せる。

そんな中、チョン社長は毒蛇とワニにフンサムを消すつもりだと言い、毒蛇は聞かなかったことにすると答える。

昔、ジョングと駆け落ちしようとしていたミジュは、今も毎月月末になると駅で来ないジョングを待つ。

テホが用意した部屋に移ったチョ会長は、正気を取り戻した様子で、みんなに迷惑をかけたくないからと部屋を出ていく。

ミンスの葬式に行ってチョン社長の手下に捕まったテホは、何とか脱出し、フンサムに取り引きを提案する。

ミジュの誕生日を覚えていたジョングは、ミジュにクマのぬいぐるみを渡すのだが、ミジュはぬいぐるみを返しながらジョングにテホが置かれた状況を話す。

そして、チョン社長を殺そうとしたテホは、チョン社長の手下に刺されてしまうのだが…。


第5話

 


チョン社長に事務所を攻撃されたフンサムは、チョン社長の会社を襲撃し、チョン社長の手下に刺されたテホをかくまったオ頭は、ナラに助けを求める。

チョン社長と戦争が始まり、フンサムはチェ中士にミジュとクラブの警備を任せる。しかし、戦争のことを聞いたジョングは自分1人で十分だからとペ中士たちを帰らせ、ペ中士たちが引き払ったあとチョン社長の部下たちが店に現れる。

ナラは一命を取り留めたテホに、なぜほかのホームレスたちみたいに普通に暮らせないのか問い詰め、テホは人を殺しそうになったことを話す。

フンサムは本気でチョン社長を潰そうとするのだがチョン社長とフンサムが逆らえない男が2人の戦いの仲裁に入る。

そんな中、セフンはチェ理事の不正を会長に報告しようとし、ジョンミンはチェ理事をかばってセフンを説得しようとする。

フンサムの命令でテホを捜しているサマギはヘジンとオ頭を痛めつけ、テホはそんな2人を守るためにフンサムに会にいく。

そして、ジョングはフンサムにテホを見逃してほしいと頼むのだが…。


第6話

 


フンサムによって死んだことになったテホは、ヘジン、チョ会長、オ頭、コン・ヨンチルを集めて、チョン社長ハメる作戦を立てる。

いっぽう、ミジュはジョングに背広を仕立ててあげて、食事をしようとするのだが、フンサムから電話がかかってきてムン次官とホテルへ行く。

ペ中士たちはテホが下げたみかじめの割合を元に戻そうとし、その光景を見たジョングは、テホが決めたように5対5で続けるようにとペ中士たちに命令する。

チョン社長をハメるためにヘジンは、正体を装って闇カジノでチョン社長とポーカーで勝負し、計画どおりチョン社長のカモになる。

テホのことを死んだと思っているナラは、テホが使っていた部屋を見てテホとの思い出に涙をうかべ、ジョングはミジュに落ち着いたら2人でソウル駅を離れようと言う。

ヘジンからギャンブルの借金の担保として預かっていた書類の内容を調べたチョン社長は偽物の書類とは気づかず、大金を稼ぐチャンスだと考える。

そして、ビルの屋上でフンサムと内密に会ったセフンはフンサムを“兄さん”と呼ぶのだが…。


第7話

 


チョン社長はテホがしかけた罠にひっかかり、チョ会長とヘジンをアメリカの会社の者だと信じ込むのだが、大事な瞬間にチョ会長は計画のことを忘れてしまい、チョン社長に小切手を書いて渡してしまう。

フンサムはテホの計画にだまされたチョン社長に20億を高利で貸し、テホにチョン社長を再起不能にするようにと命じる。


テホはそんなフンサムにハンジュングループのチェ理事がセフンを狙っているようだと言うのだが、フンサムは好奇心は短命につながるとテホに警告する。

炊き出しでペ中士と口論になったナラはペ中士に突き倒され、そのことを聞いたジョングはペ中士を半殺しにする。

毒蛇たちはペ中士の件をフンサムに報告し、ミジュは今後枕営業はしないとフンサムに言う。

ジョングはミジュとその昔、火事に遭った事務所に行くのだがそこで死んだはずのテホの姿を見る。

ジョングからナラが入院したことを聞いたテホは、ナラが眠っている間にナラの枕元に野花を置く。

そして、チョン社長はヘジンたちと契約を結び、ヘジンたちの口座にお金を送金するのだが、そこに警察が現れヘジンたちは詐欺師だと言うのだが…。


第8話

 


チョン社長に襲撃され、一命を取り留めたジョングは、ミジュやフンサムとの過去を振り返り、フンサムはテホにジョングは自分の憧れだったと話す。

ジョングがフンサムの代わりに刑務所に行ったせいで娘と生き別れになったことを知ったテホは、ジョングに娘捜しを手伝いたいと言う。

カマキリに呼ばれたテホは、チョン社長が殺された工場へ行き、チョン社長が残した遺言を受け取る。

チョン社長の縄張りを手に入れたフンサムは、自分の組織の幹部たちを集めて祝杯をあげるのだ、部たちにテホを特別扱いすると公表し、幹部たちは納得いかない顔をする。

セフンはチェ理事を排除することに成功し、フンサムはテホにセフンを紹介するのだが、実の弟であることを伏せる。そして、テホが席を外した時、セフンの仕手戦に利用されたのがテホであることをフンサムはセフンに教える。

ジョングと酒を飲んだテホは、家に帰る途中フンサムから電話でペ中士に狙われていることを伝えられる。そして、その時ペ中士がテホの背後に立つのだが…。


第9話

 


フンサムはテホに自分の金庫を見せながら自分を倒して手に入れるか、自分に仕えてナンバー1の座を継ぐかは自分で選べと言い、葛藤したテホは人が恋しくなり、ナラに会に行く。

ナラはテホにご飯をごちそうし、テホはナラに今までの自分の人生について打ち明け、ナラは今後は危険な仕事はしないでほしいとテホに言う。

そんな中、ミジュとセフンはチェ理事をグループから追い出し、ハンジュングループの人事改革を計画していたが、イルジュンの命令で人事改革が中止になってしまう。

ヘジンはフンサムの飼い犬になってしまったテホに、ナンバー1になる目標はどうしたと問い詰め、テホは楽な道を進むことにしたと言う。

ジョングはミジュに娘の捜索を依頼している調査会社に、もっと積極的に捜すように頼んでほしいと言い、ミジュは、もう自分の娘は自分で捜すようにとジョングを突き放す。

出所したナンバー3の押切は、ペ中士がフンサムに殺されたという噂を聞きつけ、フンサムに真実をたずねるのだが…。


第10話

 


ペ中士がテホとパーティーをすると言ってから消えたことを知った押切は、フンサムのペントハウスに乗り込み、フンサムの弱みをちらつかせながらテホを差し出せと言う。

娘の居場所に関する情報を手に入れたジョングは確認に行く前にミジュに会に行き、娘を見つけられなくてもこれでソウル駅を去ると言う。

テホは押切にパーティーを申し込まれ、テホに勝算がないことを分かっているフンサムはテホを助けるために押切が保険のために書き残しておいたフンサムの弱みに関する情報を探す。

押切がテホとパーティーをしようとしていることを知ったジョングは、押切に5年前のパーティーの続きをやろうと言い、押切はジョングを一発で倒す。

毒蛇とワニに睡眠薬を飲まされた押切はカマキリに殺されそうになるのだが、そこにテホが現れる。

ソウル駅に残ることにしたジョングは、ミジュからもらったウンジの住所を破り、テホに押切が残したフンサムの弱みに関するカギを渡すのだが…。


第11話

 


ジョングは押切から預かったフンサムの弱みの手がかりをテホに渡すのだが、テホは自分を育ててくれる会長を裏切りたくないと言う。

フンサムとユン会長との過去の因縁が明らかになっていくなか、フンサムはユン会長に会いに行くのだが、ユン会長に弟のことを聞かれ、交通事故で死んだと答える。


そして、フユン会長は、セフンにフンサムに怪しい動きがあったら報告するようにと命令する。

フンサムとセフンの関係を怪しく思ったテホは、セフンのことを調べるのだが、セフンに前科があることを突き止める。

そんな中、ヨンチルにネットカジノのIDを消されたヘジンはヨンチルを殴り、ヘジンとヨンチルはテホのチームから抜けてしまう。

ミジュはフンサムの命令でユン会長の次男に近づき、フンサムはある事にケリがついたら自由にしてやるとミジュに言う。

ソウル駅のホームレスたちを変えようとしているジョングは、オ頭に頼んでホームレスたちを工事現場で働かせるのだが…。


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