【新しい家族】

プソングループの新会長となったユ・ジホは、就任式で弟イナとピアノ演奏を披露する。

就任式後に屋敷で火災が発生。２人の母ヨンランはジホに助けを求めるが、彼は母を見捨てて立ち去る…。

時は遡りジホの少年時代。

祖母の死後、孤児となったジホは実父と名乗るプソン楽器の会長ユ・マンセに引き取られる。

マンセは昔の恋人との子ジホを長男として迎えるとヨンランとイナの前で宣言。

やがてジホが絶対音感の持ち主であることがわかり…。

【偽りの優勝】

ピアノコンクールに参加することになったジホだが、イナが自分と争った際に手首をケガしたことで出場辞退を考える。

しかし結局２人はステージに立ち、白熱の闘いを繰り広げることに。

イナはケガが治っていたにもかかわらずギプスをして出場、優勝を勝ち取る。

だが、マンセにそれを見破られ、イナは激しく責められてしまう。

そんなある日、ジホは以前に楽器店の前で出会った少女ダミと再会、彼女とコンサートホールに忍び込み…。

【後継者選び】

マンセが自分の後継者選びを託したファン教授のテストを受けたジホとイナ。

教授は感性豊かなジホに留学推薦状を書こうとするが…。

一方、マンセの母バノルは認知症が悪化し、ホットク屋の夫婦ナムジュとスピョにヨンランの服やヨンランが地下室に隠していたピアノまでも与えてしまう。

彼らの娘ダミはピアノに大喜び。

レッスンに通い始めた彼女はそこでイナと初めて出会う。

そんな中、ヨンランはマンセの新たな遺言状を発見し…。

【重大な過ち】

出火した屋敷からイナと間違えジホを助けたヨンランは、激しく取り乱す。

イナはバノルに頼まれて屋敷に飛び込んだスピョによって助けられるが、スピョは帰らぬ人に。

そして全身に火傷を負ったイナは、小指の神経を損傷してしまい…。

さらに彼は、母が自分ではなくジホを助けたことにショックを受けていた。

そんな中、火事で命を落としたマンセの死因に不審を抱く警察官がヨンランを訪ねる。

だが、彼女は罪をスピョに被せようとし…。

【運命の再会】

14年後、ピアニスト兼作曲家として活躍するジホは、何の前触れもなく留学先から帰国したイナとの再会を喜ぶ。

マンセの死後、会長として会社を支えてきた母ヨンランもそれ以上に喜びを表すが、実はある目的のために彼女がイナを帰国させたのだった。

その頃、ナムジュは亡き夫の無実を証明するため老人ホームでバノルに近づくが…。

ダミは音大受験をあきらめ、レストランでバイトを始める。

そんなある日、思いがけない出来事が…。

【不利な対決】

自転車でぶつかった際に互いの書類を取り違えてしまったことで、ジホとダミの運命は急展開。

未発表曲の楽譜を紛失したジホはハ教授の信頼を失い、ダミはその曲をレストランで弾いて、動画サイトで話題となる。

動画を見たイナはダミが初恋の少女だと気づくが、レストランに駆けつけたジホは、それに気づかずダミに怒りをぶつける。

数日後、プソン楽器にとって重要な音楽会が開かれる。

ジホは手の怪我を隠してステージに立つが…。

【解けた誤解】

ダミがハ教授の誤解を解いたことで、教授とジホの関係が修復される。

教授はダミのピアノの才能を認めると、ジホに彼女を教えるように指示。

ヨンランは教授の後継者としてイナではなくジホが有力視されていることを知り、焦りを募らせ…。

そんな中、教授が部屋の金庫に保管していた楽譜が何者かによって盗まれ、直後に部屋を訪れたジホに疑いがかかってしまう。

一方、ダミの兄ウジンは亡き父の復讐のため、ついに一歩を踏み出すのだった。

【無実の証明】

楽譜を盗んだという濡れ衣を晴らすために必死になるジホ。

当日、不審な行動をとっていた宅配業者の男を突き止めるものの、男から、ハ教授に頼まれたという言葉を聞いて愕然とする。

そこまで教授に憎まれる理由もわからぬまま、ジホは一度でも母ヨンランを疑ったことを恥じるのだった。

一方、イナと再会して一緒にピアノを弾いたダミは子供時代を思い出す。

だが、ダミの初恋の相手が自分ではなくジホだと知ったイナは激しく嫉妬する。

【秘密を知り得る者】

ユ家の元家政婦ドンヒとチェ弁護士の会話を立ち聞きしたナムジュは、14年前の火事の新たな事実を知る。

そんな中、ヨンランの昔の恋人ジョンウクがヨンランの継母ナ女史の前に姿を現す。

一方、ジホとダミの距離が次第に近づく中、イナはきっかけを作ってダミをデートに誘う。

だが、ケーブルカーの中で火事のトラウマに襲われ倒れてしまい…。

それから間もなくイナのリサイタルが開かれ、ジホも弟を祝うため会場にやって来るが…。

【初恋の記憶】

イナの慈善リサイタル本番直前、ピアノの音を狂わせたのはジホだと決めつけたハ教授とヨンランたち。

その場にいたダミの調律で収まるが、彼女はジホとイナが兄弟であると知り、驚く。

イナのリサイタルは成功し、ハ教授は彼を正式に後継者にすることを決意。

それに対して家族に疑われ、孤立し始めるジホ。

さらに彼がハ教授の楽譜を盗んだという記事がマスコミに流出する。

そんな中、ジホとダミは子供時代の出会いを思い出し…。