時は２００５年、誕生日の日に誕生日のお祝いを兼ねて済州島にやってきたゴヌは仲間と一緒にポロを楽しんでいる。

ゴヌの姉ヒラと母親のセヨンは、ホテルのプールサイドで優雅にくつろぎながらゴヌの誕生日祝いの準備が整うのを待っている。

その様子を遠くから見ていたジョンジュ。

ジョンジュは手に持っている古い写真の中で微笑む母とセヨンが同一人物であると確信し近付こうとするが、ジョンジュの行動を怪しんだゴヌによってそれは阻まれ、ゴヌはジョンジュを連れ去ってしまう。

ゴヌに誤解されまいと慌てたジョンジュは、ゴヌと自分が同じ母親から生まれた双子だと話すのだが、姉弟全員の父親が違うためあり得ることだと淡々と受け止めるがＤＮＡ検査を受けようと提案する。

願ってもないことだと言うジョンジュとゴヌはお互いに髪の毛を抜くのだが……。

１本の電話で突然、クビを言い渡されてしまったジョンジュ。

うっかり川で靴を流してしまい偶然ゴヌに拾われる。

何だか落ち込んでいるジョンジュを慰めようと、ゴヌは誕生日を祝ってやると言いだす。

店に着くと料理に腕を振るいはじめたゴヌ。

そんな２人の元にジョンジュの弟カップルがやって来たからさあ大変。

一目散に逃げる弟カップルを追いかけて、ジョンジュはついに弟が買ったという家を目の当たりにする。

全財産をつぎ込んだ結果が電気も水道も壊れた廃屋だと知り、ジョンジュは一気に血の気が引いていく。

落ち込むジョンジュを見てゴヌは何とか慰めようとするが、それもそのはず、ゴヌはジョンジュを末期のがん患者だと思い込んでいたのだった。

ついに正式な済州島民になったジョンジュ。

済州島で骨を埋める覚悟で廃屋の修理に乗り出す。

そこへゴヌがやってきてジョンジュの歓迎パーティーを提案する。

そんな時、ゴヌは初恋の相手ジウォンから今すぐ済州島に行くという連絡が入る。

浮かれたゴヌはジョンジュとの約束を忘れて、スペシャル料理を用意しようと張りきる。

ジョンジュと始めて会った日にゴヌが初恋の相手に出会ったと知って、すっかり誤解したジョンジュは、メンドロントットに用意されている料理も自分の歓迎パーティーのために作った料理だと勘違いしまう。

一方、ゴヌの兄ジョングンはひょんなことから海女のヘシルに出会う。思いもよらないドラマチックな出会いにジョングンは戸惑うが……。

あの手この手で居座ろうとするゴヌを仕方なく受け入れたジョンジュ。

ジョンジュは本格的にメンドロントットを経営するためメニューを考える。

そこで思いついたのは巻き貝カルグッス。

週末は巻き貝カルグッスだけを売ろうと提案する。

無料で手に入る巻き貝を使えば、ボロ儲けできると考えたジョンジュだったが、ゴヌと意見が対立してしまう。

巻き貝採りをはじめジョンジュが困っている時に偶然通りかかる村長ファン･ウク。

会うたび“見覚えのある顔”だと言うジョンジュに過去がバレるかとおびえながらも、村長は何かとジョンジュを助ける。

一方、ジウォンは本格的にリゾートの広報室で働くため、済州島にやってくる。

浮かれるゴヌにジョンジュは協力しようとするが……。

ジョンジュの元同僚が帰ったあと、ゴヌの作った料理で食事をしようとしていたゴヌとジョンジュ。

しかし、ジョンジュの席に座ったのは突然訪ねてきたジウォンだった。

テーブルを彩った料理、キャンドル、ジョンジュが選んできたワインもすべてジウォンのために用意したものだと言いジウォンの機嫌を取るゴヌ。

さらにゴヌはジウォンとの甘い時間を堪能するために、ジョンジュを寒空の中追い出してしまう。

そんなゴヌに怒りと寂しさを覚えたジョンジュ。

やけくそになって1人海辺で酒を飲むジョンジュを見つけた村長は、ジョンジュにつきあい一緒に酒を飲む。

一方、ゴヌはジョンジュを追い出したものの気が気でなく、居座ろうとするジウォンを家に帰したあと、ジョンジュを捜し回るのだが、村長と一緒に飲んでいるジョンジュを見つけて腹立ち紛れに石を投げつける。

ゴヌを傷つけたジウォンに抗議したジョンジュ。

だがそれでもジウォンをかばうゴヌにジョンジュは呆れ果てる。

ゴヌの言うとおりジウォンは店に戻ってきてゴヌの気持ちを確かめようとする。

そんなジウォンの行動を知り尽くしているゴヌは、ジョンジュにキスしようとする姿をわざとジウォンに見せ付ける。ゴヌとジョンジュを見て腹を立てて去って行くジウォン。

だがジョンジュはジウォンにやきもちを焼かせるために、キスするフリをして自分を利用したゴヌに激怒する。

ジョンジュは地元になじむために近所の人たちと一緒に掃除もして、海女学校にも登録する。

そんなジョンジュを見て、村人たちも徐々に心を開きジョンジュを迎え入れようとする。

ところが近所の子供とゴヌのいさかいで村人たちの間で問題が起きる。

ジョンジュにプンサンと２人で店を続けるから出て行けと言われたゴヌは、店に居座りつづけると言う。

そんな時、ゴヌは偶然、ジョンジュが薬を飲む姿を見てしまう。

ところがその薬はプンサンが仕組んだ物だった。

ジョンジュは道ばたで出会った村長に、海女学校の受験結果を聞きだそうとするが、そこで思いがけず、ゴヌがユジャに謝ったことを知る。

お礼を言おうとしたジョンジュだったが、ジウォンが現れて店内は一瞬にして険悪なムードになってしまう。

ジウォンにゴヌを苦しめるないでほしいと警告されたジョンジュはゴヌに気を遣わないでほしいと言う。

ジョンジュとゴヌの仲がギクシャクしたまま、ジョンジュは大きな荷物を持って店を出る。

てっきり出て行ったと思ったゴヌは慌ててジョンジュを追いかけるが……。

ジョンジュに何か妙な感情を抱いていることに気づき始めたゴヌ。

ジョンジュの具合が悪いと勘違いしたゴヌはプンサンがジョンジュにあげたビタミン剤を薬だと思って飲ませる。

ジョンジュはそばから離れようとするゴヌを無意識に引き止めてしまう。

目が覚めたジョンジュはユッケジャンを作ったゴヌに店にいる理由を問いただす。

ゴヌはジョングンにバレて追い出されたから、しばらく店にいると言う。ところが、ジョングンはゴヌがリゾートにいたことも知らず、追い出してくれと言わんばかりにゴヌが現れたのだと言う。

再びメンドロントットにとどまることになったゴヌはジョンジュの健康状態について本人に聞くと言いだす。

一方、ヘシルはリゾートにやってきて社長秘書を呼び止めて“ソン･ジョングン”を捜すが……。

ジョンジュが重い病気だと思って店を貸したゴヌだったが、ようやくそれが誤解だと気づく。ジョンジュはゴヌが誤解から自分に店を貸したと知り、契約を解消しようとする。

そして店を去る前に、眠っているゴヌの背中を見ながら思いを告白する。

ジョンジュが健康だと知って心から喜んでいたゴヌは、ジョンジュの告白を聞いて起きあがり、“恋わずらいも病気だ”、“俺のせいで患った病気だから俺が治す”と言ってジョンジュを引き止める。

一方、ジョングンは直接謝るためにヘシルをリゾートに呼ぶ。許してもらおうと花を贈り、黒真珠を渡そうとする。

ところがヘシルは金品をちらつかせて迫ろうとするジョングンに腹を立て、ついにはプールに突き落としてしまい……。

ジョンジュが村長夫人になるというウワサが村中に広まり、メンドロントットの店内は村長夫人候補のジョンジュを一目見ようと押しかけた村人たちで連日にぎわう。

それを見ていたゴヌはどんどん不機嫌になっていく。

ゴヌに“尽くす”と言われ、淡い期待を抱いたジョンジュ。

ところがゴヌはそんなジョンジュの気持ちも知らずに荷物を運ばせたり、靴ひもを結んでやったりする。

妹に“館長”を紹介すると言われたジョングンは、俺がつきあっている女は“会長だ”と言い放つ。

ジョングンはヘシルに強引にヘルメットをかぶせてオートバイで連れ去るが、勇気を振り絞って告白しようとした瞬間、ヘルメットの中から現れたのは、ヘシルとは似ても似付かない村人だった……。