「アングリーママ(原題)」のあらすじ
高校時代、女番長として名を馳せたガンジャ(キム・ヒソン)は、現在、豚焼肉店を営む34歳の主婦。ひとり娘のアラン(キム・ユジョン)を溺愛しているが、年頃のアランにとっては、お節介な母親が疎ましくて仕方がない。
ある日、アランは、学校でいじめにあっている親友のイギョン(ユン・イェジュ)をかばったことから、不良学生のボクトン(ジス)に脅迫され、精神的に追い詰められてしまう。ガンジャは学校、教育庁、警察とあらゆる場に娘の被害を訴えかけるが、まともに取り合ってもらえず、怒り心頭!年齢と身分を偽り、“転校生”として学校に潜入。自ら解決に乗り出そうとする。ところが、イギョンが謎の死を遂げたことから、ガンジャはアランとともに教育現場のさらなる深い闇に引きずり込まれていく・・・・・・。
各話あらすじ
- 第1話
娘のアランが全身あざだらけで帰宅。
それを不信に思ったガンジャは校内暴力だと学校に訴えるが、取り合ってもらえない。
教育庁や警察に行っても相手にしてもらえないガンジャは、昔お世話になった裁判官のもとへ。
しかし、そこでも厳しい現実を目の当たりに。
そして帰宅したガンジャが目にしたのは、再び暴行を受け、意識がもうろうとしたアランの姿だった。
- 第2話
ガンジャはアランを暴行した犯人を見つけ出すため、ミョンソン高校に潜入することを決意。
けんか仲間だった高校の同級生コンジュに連絡を取り、学校に通う手続きを頼む。
一方、塾の講師を解雇され、肩を落としていたノアのもとに1本の電話が。
それは、ミョンソン高校に採用が決まったというものだった。
しかし、期待に胸を膨らませて向かったミョンソン高校で待っていたのは…
- 第3話
登校初日に暴力沙汰を起こしたものの、ミョンソン財団会長の息子であるサンテのひと声で退学を免れたガンジャ。
向こう見ずで腕っぷしの強いガンジャに、クラスメートたちも一目置き始める。
いじめっ子のジョンヒを味方に付けたガンジャは、彼女から情報を収集。
アランを傷つけた犯人が学校の番長ボクトンだと踏み、尾行を開始するが…
- 第4話
アランを暴行したボクトンのバックに、ドンチルがいると知ったガンジャ。
高校時代の因縁の相手が関わっていたことに愕然とし、退学を考える。
一方、教え子のイギョンと関係を持っていたミョンソン高校の教師ジョンウは、イギョンに秘密を知られてしまう。
イギョンが目障りになったジョンウが彼女を殺すよう指示した相手も、ガンジャが恐れるドンチルだった。
- 第5話
イギョンは自殺ではなく、ジョンウによって殺されたのだと考えたアラン。
しかし、報復を恐れてガンジャにも正直に言えずにいた。そのころガンジャの夫ジンサンが突然常務へと昇進し、ミョンソン高校の別館建設工事の責任者に。
それを指示したのはジンサンがアランの父親だと知ったジョンウであり、ジンサンの会社の社長はあのドンチルだった。
- 第6話
ドンチルと内通していた同級生エヨンがミョンソン財団会長の秘書だと知ったガンジャ。
ジョンウとの関係を尋ねるも、しらを切るエヨン。
ジョンウがイギョンを殺したというアランの言葉は半信半疑だったが、何かが引っ掛かる。
イギョンを殺した証拠をつかむべく、ジョンウの家へ潜入することに。
そこでガンジャはある郵便物を目にし…
- 第7話
イギョンが妊娠したのはジョンウの子だったと知ったガンジャは、ジョンウを教育庁に告発する。
これで平和を取り戻し、アランを安心して学校へ通わせられると思っていたガンジャ。
しかし、安心したのもつかの間、調べを受けていたはずのジョンウが理事長となってミョンソン高校へ戻ってきた。
不審に思ったガンジャは教育庁に乗り込むが、提出したはずの証拠も告発状も全て破棄されていた。
- 第8話
ミョンソン財団の理事長となったジョンウに脅され、アランは勉強に専念すると決める。
しかし教師は父母からの賄賂で試験問題を売り、子供たちの不正にも目をつむるなど、さまざまな不正が横行。
見かねたガンジャは、カン・スチャン教育大臣に手紙を書き、ミョンソン高校の一掃をじか談判する。
だが、そのあとカン大臣が向かったのは、ガンジャが隠しカメラを設置しておいたホン会長の自宅だった。
- 第9話
カン大臣までもがジョンウとつながっていると知り、がく然とするガンジャ。
しかし、2人の関係性は一向につかめない。カン大臣に手紙を渡した生徒がアランだと踏んだジョンウは、アランの口を封じるようドンチルに依頼する。
アランの身の危険を感じ、コンジュにアランの迎えを頼むガンジャ。
だが、アランはドンチルに連れ去られてしまい…
- 第10話
アランを助けに向かったガンジャは、ついにドンチルと対面する。
ミョンソン高校に通っていることもドンチルに知られ、もう時間がない。
一方、いまだにバンウルがガンジャだと知らず、バンウルを守ろうとするボクトン。
ドンチルがガンジャに暴力を振るう現場を目にしたボクトンは、止めに入る。
ドンチルに連れ去られたボクトンが心配になり、ガンジャはボクトンの家へと向かうが…