「強力班~ソウル江南警察署~」のあらすじ
最愛の娘を亡くした“事件”をきっかけに刑事となったパク・セヒョク。ソウル江南警察署に配属されて5 年、犯人逮捕のため なら手段を問わないトラブルメーカーNo.1!新課長として赴任してきたエリート官僚チョン・イルドとは相性最悪。実はこの二 人、過去に深い“因縁”を抱えていた…。そんな刑事課に現れたのは、事件のスクープを取ろうと必死のウェブ新聞の新人記 者チェ・ミンジュ。事件の度に押し掛けてくる彼女と、会えば喧嘩ばかりのセヒョクだが…。 果たして、ソウル江南警察署の強 者たちは、欲望と犯罪が渦巻く大都会の平和を守ることができるのか――!?
各話あらすじ
- 第1話
【癒えない傷】
捕まえてもきりがない犯罪者との戦いに疲れていた刑事パク・セヒョクは、精神障害を装う連続殺人犯ヤン・ドスへの暴行で訴えられる。
辞職を決意したセヒョクだったがが、娘の死に関わりのある刑事チョン・イルドがチーフとして配属されたことにより、再び娘の事故と向き合うことになる。
一方、社会を変えるジャーナリストを志す若い女性ミンジュは、ようやくネット新聞社に就職するが、そこはデマを堂々と流すいい加減な会社だった。
ある日トラブルに巻き込まれたアイドルを撮影していたミンジュは、セヒョクに見つかり、メモリーを壊される。
セヒョクに最悪の印象を抱くミンジュ。
そんな彼女の元に、殺害シーンを撮影した映像が送られてくる。
- 第2話
【隠された狙い】
殺人の一部始終を映した動画をアップしたことで、ミンジュはあらぬ疑いをかけられ、留置所に入れられてしまう。一方セヒョクはイ・ドンソクの事件をきっかけとして、イルドへの疑惑を抱き始めていた。
強力班の刑事になることを夢見るチン・ミスクは、犯人逮捕に毎回失敗している。
彼女と同じ夢を持つ後輩の女性巡査オ・ウナが事件に巻き込まれたことがきっかけで、ミスクはセヒョクと共に犯人を追い詰めていくことになる。
- 第3話
【狙われた美容外科医】
イ・ドンソク事件の解決により、イルドとミスクは昇進する。
ミスクは強力班への転属を希望し、イルドはそれを聞き入れる。
そんな中、美容外科医が殺害される事件が起こり、セヒョクたちは捜査を始める。
容疑者は同じ美容外科医で被害者の友人でもあるカン・ソンチョルと、芸能人ソリ、そしてソリの所属する芸能事務所のミン社長。
だが警察上層部の圧力により、芸能事務所への捜査にストップがかかる。
- 第4話
【悲しき思い出】
美容外科医の殺害事件は調査が進み、外科医からミン社長に大金が振り込まれていたことが分かる。
取り調べを受けたミン社長は、ある書類と引き換えにもらった金だと主張。
だが肝心の、その書類が見つからない。
誰が持っているのか、誰が犯人なのか、事件はいよいよ混迷を深める。
そんな中、捜査に取り組むセヒョクは、警察署で元妻のウニョンと遭遇。
ウニョンとの再会に心穏やかでないセヒョク。
そんな彼のところを訪れたミンジュは、セヒョクとヘインの写真を目にする。
- 第5話
【毒薬とジュリエット】
ウニョンが理事を務めるユミョン財団は、警察官を招待してバレエ公演を行う。
その公演中、主役のチャ・スヨンが青酸カリによって死亡する事件が起きる。
他殺を疑うセヒョクたちは、捜査を進めていく。
容疑者はスヨンの恋人のイ・ジュンス、同じ劇団で主役候補だったキム・ジュニとユン・ソンヒ。
しかし警察上層部は自殺で事件を収めようとする。
納得できないセヒョクはミンジュと一緒に事件を追い続け、スヨンは自殺ではないと確信する。
- 第6話
【殺しの動機】
主役に抜擢されたユン・ソンヒは、舞台に上がったその日、チャ・スヨンと同じ薬物によって殺害される。
セヒョクたちの調査で、スヨンの恋人イ・ジュンスは、ソンヒとも関係があったことが判明する。
一度は自殺で処理されそうになっていたスヨンの一件について、他殺を信じるセヒョクは再捜査を希望する。
一方、主演女優が立て続けに死亡したことでユミョン財団は大きな打撃を受けるが、この事件をきっかけにウニョンとイルドの距離は縮まっていく。
- 第7話
【心の傷】
ホ・ウニョンの提案で、セヒョクに密着取材をすることになったミンジュ。
ウニョンは親密そうなミンジュとセヒョクの関係に心穏やかでない。
そんな中、キム・ソヨンという高校生が飛び降り自殺をする。
学校で捜査を始めるセヒョクたち。ミスクは過去に自分がいじめを受けた経験から、ソヨンの捜査に感情移入してしまう。
セヒョクたちが問題児ばかりを調べる中、ソヨンと同級生のイ・ソミンに疑念を抱くミスク。
やがてセヒョクたちは、真のボスがいることに気付き始める。
- 第8話
【勇気と真実】
火事になった倉庫からソンヒを救い出したミスク。
だがその代償は大きかった。
事件を解明するために必死に捜査を続けるセヒョクたちは、事件の鍵を握っているソンヒに会いに行く。
重い口を開かぬソンヒに、何か事情があると察したテシクは、「何があっても自分自身を守れ」とソンヒに言葉をかける。
一方、セヒョクが疑念を持っていたイ・ソミンが、ある中年男性に誘拐される、という事件が発生するのだが…。
- 第9話
【パク・ウナ失踪事件】
伝説の女刑事イム・ギョンウンがセヒョクたちのチームに加わった。
そんなある日、女性の失踪事件が起こる。
失踪した女性はパク・ウナ。
大企業の面接合宿中の出来事だった。
失踪現場に残されたメッセージから誘拐の可能性が高まり、セヒョクたちは彼女と争っていたユ・ヘミに目を付けるが、容疑の確定には至らなかった。
- 第10話
【加害者が被害者】
パク・ウナ誘拐事件の捜査を続ける強力班のメンバーたち。
そんな中、ミンジュも事件に巻き込まれてしまう。
やがて犯人が残したメッセージがセヒョクに向けられていることが分かってくる。
ヒントをつなぎ合わせて浮かび上がってきたのは、ウナの父親の隠された黒い過去だった。