「3days(原題)」のあらすじ
各話あらすじ
- 第1話
大統領警護官のハン・テギョンは、経済首席だった父親を交通事故で亡くす。
女性巡査ユン・ボウォンの訪問により単純な事故死ではないと気づいた彼は、事件の背景を探る過程で大統領暗殺計画の存在を知る。
急きょ、休暇中の大統領がいる別荘地チョンス台へ駆けつけたが、突然、その地域全体が停電となり、3発の銃声が響いたのだった。
一方、巡査ボウォンは不審なトラックのあとを追い、見慣れぬ鉄塔を見つける。
- 第2話
警護官ハン・テギョンは、大統領の狙撃犯が警護室長であることを突き止めた。
だが逆にぬれぎぬを着せられ、逃走したものの指名手配犯となってしまう。
巡査ユン・ボウォンはEMP弾を目撃したことからジェシン・グループの男たちに命を狙われるが、テギョンに救われる。
狙撃現場から大統領と思われる死体が見つかったが、よく見ると別人だった。
大統領の失踪に、現場は混乱する。
- 第3話
テギョンは飲酒運転者を装い、父親の事故の管轄署に潜り込む。
そこで盗み出した情報から、真相を知るヒントは清州駅にあると気づく。
同じ頃、警護室にも「大統領は清州駅に向かった」という情報が入り、総出で捜索するが見つからない。
ボウォンはテギョンの父親の他に、2人の高級官僚OBが同じ日に殺されていたことを知る。
テギョンの同僚イ・チャヨンは、警護室長が狙撃犯と知り、証拠を探しに室長室に侵入するが、室長に見つかってしまう。
- 第4話
大統領を捜すため列車に乗り込んだテギョンは、そこで出会った特別検事から「父親と大統領の汚い過去」についてほのめかされる。
テギョンは車内で逮捕されるが、ボウォンの助けを得て逃走し、大統領が事故で病院に搬送されたことを突き止めた。
警護室長に見つかったチャヨンは監禁されるが、脱出に成功する。
特別検事は官邸の意表を突いて、深夜に大統領の不正を公表した。
- 第5話
テギョンは大統領を病院から連れ出すことに成功するが、追ってきたハム室長との対決を余儀なくされる。大統領に銃口を向けた室長を、テギョンが背後から射殺した。
16年前、アメリカの武器メーカーであるファルコン社のコンサルタントだった大統領は、韓国軍にヘリを売るため、北朝鮮と組んでの裏工作を持ちかけた。
人命被害を出さないことが条件だったが、実際には民間人や軍人の死者が出てしまう。
ハム室長は、現場に出動した軍部隊の生き残りだった。
今回の大統領狙撃事件は、このヤンジン里事件の共犯者たちが黒幕として動いていたのだ。
- 第6話
ファン・ユンジェ警護官が大統領を撃とうとして逮捕され、刺客に殺された。
彼はヤンジン里事件時、ハム室長の部下だったのだ。
ハン経済首席の交通事故の目撃者を名乗る男に会いに行ったユン巡査も、撃たれたが命拾いした。
その後、大統領狙撃事件の捜査線上に浮上した合同参謀本部クォン議長が、自宅マンションから転落死する。
テギョンは自分の父が、ヤンジン里事件の真相を書いた本物の「機密文書98」を持っていた可能性に気づく。
- 第7話
秘書室長は政権を守るため、クォン議長を殺害して「機密文書98」の原本を奪った。
だが、ヤンジン里事件について自らの罪も含めた真実を公にするという大統領の意志を知った秘書室長は、自分が大統領になるという野望を抱いてジェシングループのキム会長側に寝返る。
キム会長が黒幕と気づいたテギョンは、ジェシンホテルに乗り込むが、目の前で本物の「機密文書98」を燃やされてしまう。
その後、大統領から、事件の真相公開への強い決意を聞かされたのだった。
- 第8話
故ハン経済首席にヤンジン里事件の真相を教えたのは、北朝鮮のリ少佐だった。
テギョンは処刑されたはずのリ少佐と、韓国内で遭遇する。
大統領は緊急記者会見を開き、リ少佐を証人として招いた。
テギョンはキム会長らの妨害を煙に巻き、特検のチェ検事に会長の本性を見せることに成功する。
- 第9話
緊急記者会見でリ少佐がヤンジン里事件の首謀者を暴露しようとした瞬間、会場が停電した。
リ少佐は連れ去られ、殺害される。
ジェシン側の策動により、一連の出来事はすべて大統領の自作自演とされ、テギョンもリ少佐殺害の容疑者にされてしまう。
テギョンはヤンジン里事件の証拠を得るため、ボウォンと2人でジェシン本社に侵入したが、キム会長に見つかってしまった。
- 第10話
テギョンたちはキム会長が第2のヤンジン里事件を計画していることに気づく。
すでに1億ドルの裏金が北朝鮮側に渡っており、大惨事が予想された。
それを阻止すべく、大統領は秘書室長から本物の「機密文書98」のデータが入ったUSBを没収するが、特検には届けずジェシン本社に向かったのだった。