「ザ・ミュージカル」のあらすじ
医大性のコ・ウンビ(ク・ヘソン)には、内科医よりもなりたいもの…それは、ミュージカルスター!!
医学用語はミュージカルナンバーに合わせ暗記、シュバイツァーより、最高のミュージカル女優ペ・ガンヒを尊敬するウンビは、ついにテグにいる父に知られぬよう医大を休学し、ミュージカルのオーディションに挑戦する毎日を送るようになる。華やかなミュージカルの世界に入るのは簡単ではなく、落選続き。
それでも、持ち前の情熱と根気強さで、どこまでも前向きで明るいウンビの前に、ある日、ブロードウェイ出身の天才ミュージカル作曲家で音楽監督のホン・ジェイ(チェ・ダニエル)が現れる。ウンビはコンプレックスだった声をほめてくれたジェイに、ときめきを感じるのだが…。
各話あらすじ
- 第1話
【ミュージカル好きの医大生】
医大生のコ・ウンビは熱狂的なミュージカルファン。
憧れの大スター、ペ・ガンヒと同じ舞台に立ちたいと、大学を休学してオーディションを受け続けるが、80回も落ちて後がなくなってしまう。
遂には男装して、男性アンサンブルのオーディションに挑むが、投資者のユ・ジンに女だと見破られ会場からつまみ出される。
そんなウンビにニューヨーク帰りのクリスティンという女性が「指導してあげる」と声をかけてくる。
- 第2話
【有名作曲家の指導】
実は自身も舞台女優の卵だったクリスティンことボクチャ。
ウンビは呆れるが、彼女が縁で有名作曲家のホン・ジェイと知り合う。
実は1年前にウンビの歌を「ヘタクソ」と笑ったのが彼だった。
改めてウンビの歌を聴いたジェイは指導を買って出る。
さらに、彼の計らいで特別にオーディションを受けるが、練習のし過ぎで声が出ず失敗してしまう。
故郷の大邱に帰ったウンビは、父から舞台を諦めて復学しろと言われ…。
- 第3話
【運命のオーディション】
ウンビを迎えに来たジェイは「君のために曲を書く」と言う。
ジェイは恋人だったガンヒと別れた後、ミュージカルから遠ざかっていた。
そんなジェイにガンヒは「また組もう」と持ちかける。
だが、ジェイは友人の劇団主宰者ク・ジャクが作るミュージカル『清潭洞の九尾狐』のヒロイン・ドファ役にウンビを推薦し、彼女のために新曲を書く。
オーディション当日、ウンビは審査員のガンヒに言われ半音上げて歌うが…。
- 第4話
【あり得ない提案】
高いキーに対応できなかったウンビだが、ジェイは彼女を励ます。
ウンビが演じるドファが見たいとこだわるジェイに、ジンは『清潭洞の九尾狐』への投資を持ちかけ、ガンヒとウンビのWキャストでの上演を提案。
それを聞いたウンビは絶対にあり得ないと拒否するが、後日ジンに再度オーディションを行ってほしいと申し出る。
その頃、大邱に住むジンの両親を訪ねた婚約者のラギョンは、ジンの母が重い病気だと知る。
- 第5話
【ワークショップ始まる】
ジンはウンビを作曲家に取り入って役を得ようとする人物だと思っていたが、誤解だったと認識を新たにする。
再オーディションで審査員を納得させ、見事にドファ役に選ばれたウンビ。
ジェイは「輝いていた!」とウンビを抱きしめて喜ぶ。
間もなく、『清潭洞の九尾狐』のワークショップが開かれることになり、みんなが地方の合宿所に集まる。
普通なら来ないはずのガンヒもそこにやってきて、ウンビの指導を始めるが…。
- 第6話
【交錯する想い】
ジェイとよりを戻そうと考えるガンヒだが、ジェイは相手にしない。
そんな2人に不信感を抱くガンヒの夫。
一方、マーケティング担当として参加していたラギョンは、ジンがウンビに向ける眼差しを見て不安になる。
夜、キャンプファイアーで火傷したラギョンを病院へ運んだジンとウンビは、待合室で互いの境遇を話すうちに打ち解けていった。
戻ってきたウンビにガンヒは「ジェイとの仲を邪魔しないで」と釘を刺す。
- 第7話
【波乱の予感】
ウンビはガンヒの言葉をジェイに伝えるが、彼は「もう終わったこと」と一笑に付す。
そして、奥手なウンビに恋愛の大切さを説く。
そんなジェイにジャクは「ウンビとジンの間に何かが起こりそうだ」と話す。
ジンの母ソニは病状が悪化していく。
ジンは大型ミュージカル『モンテ・クリスト伯』の韓国やアジア各地での上演権取得が実現可能となり心を動かす。
そうとは知らないウンビたちは熱心にレッスンを続けていた。
- 第8話
【上演中止の危機】
ジンのウンビへの対応に嫉妬を隠せないラギョン。
ワークショップでラギョンに一目惚れした演出助手のジュンヒョクはそんな彼女を気遣う。
『モンテ・クリスト伯』の主役を熱望するガンヒは、ジンが『清潭洞の九尾狐』の上演を優先させようとしていると知り、ジンの祖父であるユ会長に根回しをする。
その結果、『清潭洞の九尾狐』の上演延期が決定。
ジャクはメンバーに中止だと告げる。
怒ったウンビはジンに抗議をする。
- 第9話
【大女優の申し出】
酔い潰れたジェイに酔い覚ましのスープを作るウンビ。
ジェイはウンビに「最後まで一緒にやろう」と言って、自分たちだけの手で上演できる方法を模索する。
間もなく、製薬会社の会長職を継いだ先輩からの投資が得られることになり喜ぶジェイとジャクだったが、アイドル歌手ジェシーを主演させるという条件がつく。
その頃、ウンビはガンヒから『モンテ・クリスト伯』で自分の代役を務め一から学ばないかと提案される。
- 第10話
【ウンビの決心】
ジェシーが自分とのWキャストを拒んでいると知ったウンビは降板を考え始める。
法的に『清潭洞の九尾狐』の上演を阻止できるジンだが、舞台に立つウンビが見たいから邪魔しないと言う。
落ち込んだウンビはジェイの作曲によるミュージカルを見に行く。
その後、自らガンヒを訪ねて彼女の代役となる決心を告げる。
ジェイはウンビへの愛を告白するが、母に捨てられ愛を信じられないウンビは彼の気持ちを受け入れられない。