「花たちの戦い~宮廷残酷史~」のあらすじ
17世紀朝鮮王朝、第16代王・仁祖は清の侵攻により、
各話あらすじ
- 第31話
【王位継承権の行方】
ついにポンニム大君の世子冊立を朝廷で宣言した仁祖。
しかし朝廷は長子継承の原則を掲げてこれに真っ向から反対し、領議政とヤムジョンも世孫への同情をあおって仁祖の説得を試みる。
仁祖は和解するつもりで祭壇を訪れ嬪宮に屈服を迫るが、嬪宮はこれを拒絶。
そんな中、チャンニョル王妃が世孫派とポンニム大君派の双方を納得させる妥協策を提案し、領議政もこれに賛同。
一方の嬪宮は死因究明のためイ・ヒョンイクの尋問を要求する。
- 第32話
【誠意のアワビ】
仁祖との対決を決意した嬪宮はソヒョン世子の死因究明に乗り出し、身の危険を感じたイ・ヒョンイクはヤムジョンに助けを求める。
御医から世子毒殺説の証言を得た領議政は、世孫を世子にする代わり死因究明をやめることを嬪宮に誓約させ、仁祖に世孫の世子冊立を迫ろうとする。
自らも危機を感じたヤムジョンはチャンニョル王妃に近づく一方、嬪宮に仁祖の好物のアワビを渡し仁祖との和解を勧める。
嬪宮はヤムジョンの魂胆を疑うが…。
- 第33話
【引き裂かれる親子】
嬪宮が持ってきたアワビを吐き出し、苦しそうにむせぶヤムジョンを見た仁祖は、嬪宮がアワビに毒を盛ったと激怒。
駆けつけたヒョンイクにアワビを調べるよう命じ、内官たちを東宮殿の捜索に当たらせる。
ヤムジョンの策略にはまったことを悟った嬪宮はすべてを観念して部屋を明け渡し、キム内官は世子の寝所で薬箱を発見する。
嬪宮と仁祖の対立が深まる中、キム・リュは嬪宮の出宮を条件に再び仁祖に世孫の世子冊立を進言する。
- 第34話
【正室の娘】
嬪宮を追い出したヤムジョンは大殿に居座って仁祖を操る一方、ハン・オクを正室に迎えるようチョ・ギに迫り、離縁を拒むチョ・ギの正室を追い詰める。
嬪宮は儒者を動員して世孫の世子冊立の上奏を繰り返し、さらにドルゴン宛の極秘の書状を使者に託す。
チャンニョル王妃は仁祖をヤムジョンから引き離すため新たな側室選びに着手。
そんな中、ポンニム大君の世子冊立の許可を得るため清に向かったキム・ジャジョムがドルゴンに謁見する。
- 第35話
【王の幽閉】
ヤムジョンに短刀を突きつけたナム・ヒョクは娘のヒョミョン王女の姿を見て激しく動揺し、握りしめた刀を手から落とす。
清に向かったキム・ジャジョムはポンニム大君の世子冊立の許可を得られなかったうえ、世子の死因究明の命を受けた清の使節を連れて帰るはめに。
一方、仁祖を自分の殿閣に連れてくることに成功したヤムジョンは重臣たちの謁見を禁じて仁祖を隔離する。
これを聞いた嬪宮は世孫の危機を察知して宮殿に向かう。
- 第36話
【血染めの寿衣】
宮殿脱出直前に世孫を奪われ悲嘆に暮れる嬪宮は、清の使節到着の知らせに希望を見いだし使節との面会を画策。
さらに隠し持っていた世子の寿衣を御医に渡し、毒殺の証拠を見つけるよう命じる。
仁祖を手中に収めるヤムジョンは謎のお茶を飲ませて仁祖を手なずけるが、そこへ清から戻ったキム・ジャジョムから緊急の呼び出しが。
ポンニム大君の世子冊立に失敗したジャジョムはヤムジョンにすべての計画をひっくり返すことを提案するが…。
- 第37話
【仁祖奪還】
ヤムジョンに裏切られたナム・ヒョクはヤムジョンを暗殺すべく宮殿に侵入し、キム内官に捕らえられる。
一方、清の使節買収に成功したヤムジョンはいよいよ世孫排除に着手、嬪宮を宮殿に呼んで世孫に別れの挨拶をさせ、世孫の命乞いをする嬪宮を拒絶する。
そんな中、待ち焦がれていた知らせが嬪宮のもとに届く。
これを聞いたチャンニョル王妃はヤムジョンを中宮殿に呼びだし、その間にキム内官が仁祖をヤムジョンの殿閣から連れ出す。
- 第38話
【医官の自白書】
仁祖を奪われ2人の子とも引き離されたヤムジョンは、おなかの子を産むまで生かしてくれと嬪宮に命乞いする。
一方、仁祖を取り戻したチャンニョル王妃とキム・リュは、早速イ・ヒョンイクを尋問してヤムジョンの罪を明らかにするよう迫るが、仁祖が強く抵抗。
その様子を見ていたポンニム大君が尋問役を買って出るが、大君はヒョンイクを尋問せず自白書を書かせるのみ。
真実の究明とヤムジョンの断罪を望む王妃はこれに抗議するが…。
- 第39話
【血の交わり】
ソヒョン世子の死因究明問題を解決したポンニム大君が晴れて世子に冊立されるが、チャンニョル王妃はヤムジョンを生かした大君を非難する。
仁祖は阿片中毒で鼻血を流しながら苦しみ、それを聞いたパク淑儀が血で親子鑑定ができる話を持ち出し、仁祖とスンソン君の血を混ぜるよう王妃に提案。
スンソン君が他人の子と判明すればヤムジョンを追い詰められると思った王妃は、仁祖の血を入手してヤムジョンとスンソン君を中宮殿に呼び出す。
- 第40話
【王妃追放】
危機を乗り切ったヤムジョンは、ヒョンイクにおなかの子を流産させるよう命じ、その責任をチャンニョル王妃に負わせようとする。
親子鑑定の事実を聞いた仁祖は激怒し王妃を廃位すると言いだすが、キム・リュらがこれに強く反対。王妃も決して中宮殿を出ないと言い張り、自分を守ることができないポンニム大君を強く非難する。
そんな中、世孫を守ろうと必死に手を尽くす嬪宮のもとに世孫を養子に迎えたいというドルゴンの書状が届く。