「天使の選択」のあらすじ
各話あらすじ
- 第61話
サンホはついに未来ドリーム化粧品の会長に就任し、創業記念式でチェパク化粧品を設立した父親の遺志を継ぐ決意を表明する。
サンホの母親は1人でサンホを育て、これまで苦労してきたことを思い出して涙を浮かべる。
一方、ウンソルの家の食卓には肉のおかずが出ないほど、暮らし向きが傾いている。
ウンソルの母はチョロンとウンソクの好物であるトンカツを食べさせてやれないことを悲しむ。
ユランは突然、ウンソルの母のもとを訪ね、チョロンのことを第1に考えた時に自分が引き取って育てたほうがいいと主張し、翌日までに返事をしろと言い放つ。
刑務所の中にいるウンソルは苦労している家族を思い、のどを通らない食事を無理にでも食べようとする。
- 第62話
執行猶予つきで釈放を認められたウンソルが戻ってきた。
ウンソルがいない間、すべての財産を奪われ、裸同然で家を追い出された母親とウンソク。
そんな母親とウンソクを助けていたのはミンジェだった。ウンソルが出所したと知ったサンホは、仕返しにくるかもしれないと警戒する。
家に戻ってきたウンソルにいきなりユランから電話が入り、チョロンをすぐに返せと言う。
自分が目を離した間にチョロンがいなくなったのを、ウンソルの仕業だと勘違いしたのだった。
経済的な問題を理由にチョロンの養育権を奪ったユランだったが、毎日ウンソクに会いたがるチョロンに困っていた。
一方、ウンソルの出所を誰よりも待ち望んでミンジェは、2度とウンソルのそばから離れないと決意する。
- 第63話
ユミからユランとサンホが暮らす家を聞き出したウンソルは、そこへ訪ねていき、ユランに必ず罪を償わしてやると宣戦布告した。
そんな中、生意気なユランをよく思っていなかったサンホの母親は、ユランへの嫌がらせを始める。
ミョンジンの協力によりサンホが代表となった新会社設立までのいきさつに疑いを感じたウンソルは、サンホの悪事を少しずつひも解いていくのだった。
ウンソルが家に戻ってみるとそこにミンジェがいた。
実は自分が刑務所にいる間、ウンソクと母親の面倒をみていてくれたことを知る。
心ではありがたいと思っていたウンソルだが、彼の母親のことを想い彼を遠ざけようとするのだった。
そんなある日、ユランがチョロンを幼稚園に送り出した後、戻ってみるとサンホとユランの不倫を訴える貼り紙がマンションの入り口に貼られていた。
ウンソルの仕業だと怒りを覚える一方で怯えるユランだった。
- 第64話
嫌がらせで自分たちのことを貼り紙にしたのは、ウンソルだと思っていたが、防犯カメラを見たユランは、カメラに映っているのはウンソクだと言い出すのだった。
そんな中、仕事を探していたウンソルだったが、やはり執行猶予の身ではどこも雇ってくれない。
そして偶然、清掃の仕事をしている母親を見てしまったのだった。
一方、ミンジェが明るくなったことでウンソルが出所してきたと感づいていたミンジェの母は、何があってもウンソルを嫁にはできないからあきらめろと釘を刺す。
しかしウンソルへの気持ちが変わらないミンジェは、ウンソルにその気持ちを打ち明けるが、ミンジェの母親と交わした約束を思い出したウンソルは、ミンジェの気持ちを受け入れることはできないから、二度と自分たち家族の前に現れるなと追い返すのだった。
そして新商品発表会の日がやってきた。
記者になりすまして会場に入ったウンソルだったが・・・。
- 第65話
サンホは新製品の発表会をぶち壊した主犯が、不倫を告発した張り紙を貼った人物だという事実を知り、ウンソルの指図を受けたに違いないと考える。
ユランはその人物がウンソクに違いないと信じ、確かめに行く。
マルスンは食事の支度をする際にペ秘書の好みに合わせて作るが、ワン会長は食事が大事なのに、弁当のおかずみたいではないかと不満を言う。
ユランは、ウンソルの母親とミンジェとウンソクが一緒にいるところに急に訪ねてきて、本当はウンソクの記憶は戻っているのに、みんなで芝居をしているのではないかと問い詰める。
ユランはチョロンが1人でウンソクに会いに行ったことを知り、無理やり連れ戻そうとするが、その際、チョロンの出生の秘密を話してしまう。
- 第66話
ユランがチョロンはウンソクの子ではなくサンホの子であると秘密を暴き、ウンソルは何かの間違いだと言って気絶してしまう。
チョロンはウンソクから離れたがらないが、ユランが無理やり連れて帰り、ウンソクはいなくなったチョロンとウンソルのことで頭が混乱する。
ユランはウンソルともみ合いになった際にできた首のあざを見せるために、サンホの会社を訪れ、チョロンの出生の秘密をウンソルに話したことを報告する。
ウンソルが倒れて入院したことを聞いて、サンホは病院を訪れる。
サンホはウンソルやウンソクをかいがいしく面倒を見るミンジェを見て嫉妬する。
一方、週末の外出が増えたミンジェを見て、ワン会長はミンジェが女性とつきあっていることを確信する。
- 第67話
ミンジェの母はペ秘書がワン会長に、ミンジェの意中の女性がウンソルであることを話すかと心配している。
ミンジェはウンソルの部屋から、子どもの頃の思い出の絵本である「人魚姫」を見つける。
その本はミンジェが養護施設にいた頃に自分で話の結末を書き、ウンソルに渡したものだった。
ミンジェはしばし幼き日を思い感慨にふける。波が打ち上げる砂浜で小さな人魚姫の話をするミンジェ。
そして驚きつつも認めるウンソル。しかしウンソルはこれ以上、ミンジェに頼ることはできないと考える。
ウンソルは父が事故で亡くなる前に、最後に話した電話の相手がキム弁護士であることを知り、何としてでもキム弁護士から本当のことをきき出さなければと思う。
- 第68話
父を裏切ったキム弁護士に仕返しをするため、彼を尾行していたウンソルは、悪徳金融から借金し返済するために、サンホを脅迫したことをつきとめた。
だがサンホを脅迫できる材料が何なのかを探る必要があった。
そしてユランがチョロンの本当の父親はサンホだとウンソクに言ってチョロンを奪ったと知ったウンソルの母親は、ユランの家に押しかけた。
だがユランはおらずサンホの母に怒りをぶつけるのだった。
お金に目がくらみ自分の娘の父親まで偽り自分たち家族を苦しめたユランとサンホが許せないウンソルは、残りの人生を彼らへの復讐ために生きようと決心する。
食べ物の好みや寝相など、チョロンが何1つサンホに似ていないことが不満なサンホの母親。
ユランもまたウンソクが自分を恨み、実は完治しているのに障害者を装い、自分たちに復讐しようとしているのではないか、そしてチョロンの本当の父親はウンソクではないかと不安に思う
- 第69話
チェ会長の車のサイドミラーを奪うためにウンソルの家に忍び込んだユランだったが、帰ってきたウンソルに見つかり、結局、サイドミラーを奪うことはできなかった。
日々、サンホではなくウンソクに似た行動をとるチョロンが、もしかするとウンソクの子ではないかと不安になるユランだったが、ウンソルの家でウンソクが幼い頃に描いた絵を見つけ、その不安は増々大きくなる。
サイドミラーを奪うのに失敗したユランは、もう1度ウンソルの家に忍びこみ、サイドミラーを見つけ始末したのだが、それはウンソルが仕掛けた罠だった。
ウンソルが自分の初恋の人だと知ったミンジェは、その事実をウンソルの母親に話し、自分とウンソルのために協力してくれと頼むのだった。
一方、キム弁護士を尾行していたウンソルは、サンホを脅迫しお金をせしめていることを知った。
そしてキム弁護士とサンホをつなぐものを捜しだし、その悪事を暴くためにキム弁護士の秘密の事務所に忍び込むのだった。
- 第70話
キム弁護士の事務所に忍び込んだウンソル。
しかし、ちょうどそこにサンホの部下が現れ何かを持ち去っていった。
サンホはキム弁護士が自分を脅迫する材料である、故チェ会長の事故当時に残した音声ファイルを奪おうとしたのだった。
DNA鑑定の結果、チョロンとウンソクが親子ではないと分かったユランは安心する。
そして偶然ウンソルの職場に来たユランは、ウンソルにいやがらせをするのだった。
そんな中、ウンソルの心を開かせようとしていたミンジェは、ウンソルへの気持ちをネックレスに込め贈るのだった。
ミンジェの母親との約束と、自分の復讐劇にミンジェを巻き込まないためにミンジェを避けてきたウンソルだったが、心は揺れている。
ある朝、チョロンに金属アレルギーがあることを知り、DNA鑑定に疑問を持ったユランは、ウンソクの髪の毛とサンホの髪の毛を手に入れ、チョロンの父親が誰なのかはっきりさせるために、もう1度DNA鑑定をした。
その結果、チョロンはサンホではなくウンソクの子だった。