「ゴールデンタイム」のあらすじ
各話あらすじ
- 第11話
救急病棟に、銃創を負った誘拐犯と、その誘拐犯との格闘のすえ、転落事故でケガを負った刑事が運ばれる。
どちらも重体であるため緊急手術が必要なのにも関わらず、手術室は1室しか空きがない。
誘拐された子供の手がかりは、誘拐犯だけが握っている。
そんな中、ミヌとジェインはどちらを先に手術すべきかで意見が分かれ、イニョクは誘拐犯の手術を優先させる。
納得のいかないミヌは、手術を受けるまで刑事を死なせないために全力を尽くすのだが、刑事は2回の心停止を起こす。
一方、重症外傷センターを申請すると決めた理事長は、各科に協力要請を出し、各科の科長たちはセンター長や教授のポストをどうするかについて話し合う。
整形外科のファン科長は、自分に長年仕えたパク・ソンジンを外傷センターへ行かせようとする。
誘拐犯の手術が無事に終わり、意識が戻った誘拐犯にジェインは子供は生きているのかとたずねるのだが・・・。
- 第12話
救急病棟のインターン期間が終わったジェインは、外科へ行き、もともと整形外科だったミヌは、救急病棟に残ることにした。
整形外科から救急病棟に配属されたガンジンは、慣れない仕事内容にあたふたする。
そんな中、外科に行ったジェインは、大腸がんの手術を控えた患者の腸内洗浄を命じられるのだが、手術中に大腸から便が出たため科長に怒鳴られてしまう。
一方、車の急発進事故で骨盤を骨折した患者が運ばれる。
セジュン病院で骨盤を手術できる医師はソンジンしかおらず、イニョクはソンジンに協力を求める。
久しぶりに人命を救う手術をしたことにソンジンは胸が熱くなる。ウナがカナダへ行くため、後任者を選ぶ面接が行われる。
面接に来たほとんどの人が重症外傷のコーディネーターという仕事を理解しておらず、唯一、ヤル気を見せたソ・ヒョウォンがウナの後任者に選ばれる。
そして、意識が戻らず親までもが自暴自棄になっていたオヒョンの体に希望の兆しが現れるのだが・・・。
- 第13話
外傷外科の新設が本決まりになり、準備が進む中、イニョクはミヌ、ジェイン、ウナの4人と勉強会を始める。
そして、大勢が注目するパク・ウォングクの容体に変化がないことにイニョクは不安を抱くのだが、原因がつかめずにいる。
そんな中、浴室で転んでセジュン病院に入院した理事長のデジェの病室には、毎日のように科長たちが足を運ぶのだが、ジェインが理事長の孫娘であることに誰も気づかない。
しかし、記憶力のよさと目ざとさが自慢のミヌは、理事長をどこかで見たことがあると言い出す。
セジュン病院が海の近くにあるため、クラゲに刺さされた人が大勢やってくる。
救急医学科の科長は民間療法の処方を出し、クラゲ被害が落ち着いた矢先に、散弾銃によるケガを負った男女が運ばれる。
ウナの後任者が決まり、複雑な心境を隠せないイニョクは、ウナとウナの婚約者と食事をすることになる。
そんなイニョクに追い打ちをかけるように、パク・ウォングクの容体に異変が起こるのだが・・・。
- 第14話
世間が注目するウォングクの左足に血栓による壊死が始まる。
そんな時、大統領がウォングクの容体を気にかける。
重症外傷センターの支援発表を控えた状況で、ウォングクの脚を切断することは、セジュン病院にとっては避けたいことでもある。
しかし、純粋にウォングクの脚を救いたいと思ったミヌは、イニョクが下した切断という決断を覆すために、寝る間も惜しんで切断しない方法を探す。
一方、腸穿孔で開腹手術をしなければならない散弾銃で撃たれたユ・ミジュは、お腹に傷ができるからと手術をためらっていたが突然激痛に襲われ緊急手術を受けることになる。
ミジュの手術で腹部の切開や結紮を任されたミヌは、すっかり舞い上がってしまう。
すると、出血部位を結紮した糸がほどける事態が発生してしまう。
結局、ウォングクの脚を救う方法が見つからなかったミヌは、手術が始まる前のウォングクの手術室に立ち寄り、医師として大事なことをもう1つ学ぶ。
- 第15話
命を救うためとはいえ、ウォングクの脚が切断されたことで、福祉部は重症外傷センターへの支援発表会場を、セジュン病院から福祉部の会場に変更した。
一方、脚を切断したことで容体が回復に向かっていたウォングクの意識が戻り、イニョクの診断は間違っていなかったことが証明される。
そんな中、散弾銃に撃たれたミジュのもとに警察が訪れ、調査が始まる。
そしてミジュは、顔の傷の消毒を受けながら、形成外科の医師に事故当時のことを聞かれるのだが、形成外科の医師は、散弾銃で自分の顔を撃つのは銃身の長さからして不可能だと言う。
外傷外科専用の手術室ができたことで、ほかの科も急患が運ばれた時に、外傷外科の手術室が空いていたら借りて、すぐ手術をすることができるようになる。
科長たちはイニョクの承諾を得ることに不満を抱く。
そして、ウナの後任として外傷外科の新しいコーディネーターとして入った、ソ・ヒョウンに、救急医学科のキム・ドヒョンが一目惚れしてしまい・・・。
- 第16話
移送が遅れたせいで救える命を救えなかったミヌとジェインは、自分たちが成長したことを実感する。
そんな時、理事長のデジェが激しい頭痛でセジュン病院へ向かう途中意識を失う。
検査の結果、クモ膜下出血であることが判明する。
ジェインは祖父の容体が心配で検査に立ち会おうとするのだが、ジェインの正体を知らないナ科長はジェインを検査室から追い出す。
一方、デジェとの離婚が決まったグムニョは、デジェの手術同意書にサインをためらい、デジェに孫娘がいることを科長たちに伝える。
デジェと同じ時期に急患が運ばれる。CTや血液検査からは異常が発見できず、神経科は脳梗塞の可能性が高いと判断し、患者の妻に高価なMRI検査を勧める。
しかし、漢方病院で脳梗塞の患者を数百人も見てきたミヌは、脳梗塞の可能性があるという判断に疑問を抱き、イニョクに助言を求める。
そして、デジェの手術が失敗した時、外傷外科がどうなるかが、医師たちの間で噂されるように・・・。
- 第17話
理事長のデジェの意識がない時、デジェの妹や弟は、理事長の後任について理事会を開くべきだと主張し、グムニョは、ジェインに病院の経営をしてみないかと提案する。
一方、ジェインが理事長の孫娘であることを知った科長たちは、ジェインをどう接したらいいか話し合うが、みんな、ジェインに厳しく当たったことを思い出す。
ヒョクチャンとガンジンは、ジェインが正体を隠したことにショックを受け、ジェインを後ろ盾にすることにする。
コールになかなか応じてくれなかった他科のレジデントたち。
しかし、理事長の孫娘であるジェインが電話をすると、素直に救急病棟に駆けつけるようになる。
そんな中、イニョクとナ科長はヘリのコンファレンスで2日間病院を留守にすることに。
また同じ日に救急病棟のドヒョンまでもが休暇でいなくなる。
インターンと、胸部外科のギョンファだけとなった救急病棟に、交通事故に遭った妊婦が運ばれるのだが・・・。
- 第18話
セジュン病院の救急病棟は、ナ科長とイニョク、その上レジデントたちまでもが2日間いなくなり、インターンだけで救急病棟を見ることになる。
そんな時、交通事故に遭った妊婦が運ばれて心停止が起こってしまう。
ミヌはイニョクに電話をし、5分以内に胎児を摘出しないと胎児も妊婦も死んでしまうと言われ、インターンでありながらも開腹を試みる。
外科のキム科長は、産婦人科の当直医を待たずに、開腹を行ったミヌにインターンが勝手なことをした時の問題点、医療訴訟になる可能性もあるのだと説明する。
ミヌの身勝手な行動を科長たちは問題視するのだが、救急病棟のナ科長は、ミヌの処置が適切であり、そのお陰で患者の命が救われたことを主張する。
一方、妊婦と胎児を助けるために、唯一の選択肢であった開腹を行ったミヌに、勇気づけられたジェインは、病院に休暇を申請し、緊急理事会に出席する。
そして、その場所でデジェの遺言状が発表されるのだが・・・。
- 第19話
理事の不在で緊急理事会が開かれる。ジェインはデジェの遺言状によって、理事長代行を務めることになる。
一方、交通事故で運ばれた審評院の職員のチェ・ジョンギュは、意識が戻ると自分に投与された薬の内訳や治療内容の内訳を要求する。
そして、検査記録に基づいていない、イニョクの判断による薬の投与の中断を要求する。
そして、ミヌが開腹した産婦のチョ・ヨンヒは、意識が戻らず血圧も不安定の状態が続き、イニョクは敗血症と判断する。
そんな中、距離の基準が変わったため、セジュン病院はヘリの設置対象から外され、地方の2次病院が有力候補とされるのだが、セジュン病院の医師たちは、国の行政のいい加減さに不満をこぼす。
理事長代理を務めるジェインは、何とか外傷センターへの支援を増やそうとする。
しかし、各科の科長たちにさまざまな理由で反対されてしまう。
ミヌが無断で開腹したことで、会議が開かれる。その時ヨンヒの容体が悪化したとの知らせて入り・・・。
- 第20話
ミヌが妊婦のチョ・ヨンヒに開腹を行ったことで、コンファレンスが開かれる。
その時、ヨンヒの容体が悪化したという知らせが入り、コンファレンスは中断となる。
一方、ジェインはドクターヘリ―の選定に政治家が介入したという知らせを受ける。
病院の監査が進む中、事故に遭っていなければ監査チームに加わるはずだったチェ・ジョンギュの容体が悪化し、イニョクとミヌは原因を探る。
そして、薬の1つにも客観的な根拠を求めていたジョンギュは、イニョクの長年の経験による治療を受け入れることにした。
そんな中、手術室の不足により、緊急会議が開かれる。
投票の結果、外傷専用の手術室はなくなることになり、ジェインは病院の運営の厳しさを思い知る。
そして、他院から交通事故の患者の受け入れを頼まれた外傷チームは、患者が運ばれるまで手際よく手術の準備を行うのだが、いくら待っても患者が到着しない。