「ゴールデンタイム」のあらすじ

各話あらすじ

第1話



専門医の資格は取らずに、漢方病院で働きながら自由気ままに暮らしていたイ・ミヌは、同じ大学の先輩だったパン・ソヌの別荘でソヌの恋人のカン・ジェインと出会う。


ソヌは女遊びが好きで、ジェインを本命とは思っていないのだが、ジェインはソヌと結婚まで考えていた。


ある日、ソヌに頼まれてジェインを家まで送る途中、交通事故の現場に遭遇したソヌは、面倒なことに関わりたくないがために、ケガ人に手を貸そうとしない。


しかし、医大を卒業したジェインは積極的にケガ人を助けようとし、ミヌはジェインと共に、チェ・イニョクのいる外傷患者専門的に扱うセジュン病院まで行くことになる。 


セジュン病院は、ジェインの祖父が経営する総合病院だが、誰もジェインが理事長の孫娘であることに気づかない。


一方、ソヌに救急病棟の当直のバイトを頼まれたミヌは、呼吸困難を起こした少女の処置を失敗し、少女を死なせてしまうのだが・・・。



第2話



自分の未熟さで少女を死なせてしまったミヌは、ジェインに挑発されて、セジュン病院のインターンになる。


そして、ジェインも恋人のソヌが釜山で働いているため、祖父が運営するセジュン病院のインターンになる。


医学部を卒業したミヌとジェインだが、実際の医療現場では右も左もわからずに、上の命令をこなすこともままならないでいた。


そんな中、誰もが嫌がる外傷患者の治療を積極的にこなすチェ・イニョクは、国から重症外傷治療への支援を受けるためにシンポジウムに出席するのだが、外傷センターの必要性を発表する途中、急患が運ばれたとの連絡を受け、セジュン病院に戻る。


しかし、一刻を争う患者を手術できる手術室が空いていない。


セジュン病院で、患者の治療のためには規律を無視するイニョクのことを誰よりも目の敵にしている整形外科のファン科長は、VIPの手術を無事に終わらせるのだが、そのVIPの体に異変が起こる。


そして、大動脈からの出血が原因であることが判明し、緊急手術をイニョクが行うのだが・・・。



第3話



整形外科の手術ミスで、VIP患者が内出血を起こし、イニョクはその緊急オペを行う。


手術は成功したかのように思えたが、ミヌが患者の異変に気づき、イニョクは検査もせずに再び緊急オペを行う。


2度目の緊急オペのお陰で、VIPの容体の悪化の責任をイニョクが背負うことになる。


一方、ジェインとミヌはイニョクの冷静な対処に心を打たれるのだが、ミヌはイニョクが責任を背負わされたことに納得がいかない。


そんなある日、パラグライダーの事故で、ジェインの恋人であるソヌが、病院へ運ばれる。


ミヌはソヌがほかの女と一緒に事故に遭ったことをジェインに隠す。


ジェインはソヌの意識が戻らないことでパニックを起こし、病院中の医師たちに診察を頼んで回るのだが、ソヌが全身をケガしているため、どこの科もソヌを担当しようとしない。


いてもたってもいられなくなったジェインは、祖母に助けを求める。



第4話



ジェインの祖母のパク・グムニョは、セジュン病院の院長に直接電話をかけ、ソヌの治療を頼む。 


理事長の夫人の頼みと知ったセジュン病院の各科の科長たちは、ソヌをVIPだと思い込み、われ先にとソヌの治療を行おうとする。


しかし、ジェインはグムニョに、外科医のイニョクにも診てもらえるようにと頼み、イニョクは手術より自然回復に期待をかける。


そんな中、急患が運ばれ、イニョクが緊急手術に入り、病院から急患の手術は、各科の当直医がするようにと業務命令が出され、イニョクは実質上、手術ができなくなる。


そして、ソヌとパラグライダーに乗り、一緒に事故に遭った女性が、セジュン病院に現れ、ジェインはソヌが二股をかけていたことを知り、病院を飛び出してしまう。


ミヌは、ソヌの二股の事実を隠していたことへのお詫びとして、ジェインが宿泊していたホテルの宿泊代の500万を払うはめになる。


そんなある日、5歳の男の子が交通事故で運ばれ・・・。



第5話



5歳の男の子が交通事故で救急病棟へ運ばれ、外科にコールをするも当直医が来なかったため、ミヌはイニョクに助けを求める。


イニョクは男の子の親に容体の深刻さを伝え、手術後に起こりうる障害を伝えるのだが、ミヌは手術をためらう親たちにしびれを切らす。


イニョクを疎ましく思っていた各科の科長たちは、イニョクが業務命令を無視して手術を行ったことは見過ごせないと意見を合わせる。


一方、5歳の男の子が重体だった上、外科がコールに応じなかった理由をふまえても、イニョクは懲戒を言い渡される。


そんな中、イニョクへの処分が気になるソヌの前に腹痛を訴える女性がチンピラに付き添われて現れる。


CTを撮っても腹痛の原因が分からず、外科の当直医は女性に1日入院をして様子を見ることを勧めるのだが、付き添いのチンピラが暴れたため、ミヌは女性を退院させてしまう。


その女性のCTを偶然見たイニョクは女性患者が腸穿孔であることに気づく・・・。



第6話



女性患者の腸穿孔に気づいたイニョクは、イニョクの辞職を気にするミヌに、自分に気を遣うヒマがあるなら、女性患者を探せと怒鳴る。


イニョクの辞職と腸穿孔の女性患者を退院させてしまったことに責任を感じているミヌは、仕事で小さなミスばかり起こして、先輩の医師たちに怒られてしまう。


そんな中、女子高生が交通事故で運ばれる。


クビに破片が刺さっていたため、頸動脈の処置を先に行わなければ、脳やほかの手術ができない。


ミヌは女子高生を助けるために各科を駆け回るのだが、頸動脈を手術できる医師はほかの手術で手が離せない状況だった。


イニョクがいたら頸動脈の手術が可能だったが、結局女子高生はほかの病院へ移送されることになる。


患者を救えなかったことにショックを受けたミヌの前に、ジェインと一緒にセジュン病院に運んだ女性患者とその息子が現れる。


ミヌはその男の子にお小遣いを渡そうとした時、自分が退院させてしまった腸穿孔の女性患者を探す手がかりに気づく。



第7話



飲み屋で口論のすえに、何か所も刺された男が救急病棟に運ばれるのだが、幸い臓器に損傷はなく、簡単な手術になると医師たちが診断する。


そんな中、腸穿孔の患者がセジュン病院のホームページにミヌを親切な医師だと書き込み、ミヌは表彰されることになる。


ジェインの祖父であるセジュン病院の理事長は、外傷センターの設立を積極的に考えるも、会議で反対の意見が多く出る。 


外科の科長であるキム・ミンジュンは、刃物に刺された患者の手術を無事に終わらせる。


しかし、術後、患者の体に異変が起こる。セジュン病院を辞めたイニョクは、民間軍事会社に入り外科医を必要とする戦争中の国へ行くことも視野に入れる。


そんな時友達である麻酔医のチ科長が訪ねて来る。


チ科長と別れ際にバイクの事故現場に遭遇したイニョクは、応急処置をし、患者を救急車でセジュン病院へ運ぶ。


イニョクから急患を運ぶとの知らせを受けたミヌは、手術室とCT室を押さえるために必死に駆け回るのだが・・・。



第8話



イニョクによって一命をとりとめたパク・ウォングクは、ICUに空きベッドがなくて、救急病棟に置かれるのだが、それを見た記者が病院をバッシングする記事を書く。


パクの命を救うために最善の処置を施したにもかかわらず、病院には多くのマスコミからの問い合わせが殺到する。


ウォングクが少ない稼ぎで数年間貧しい子供たちを支援してきたことが判明し、外科のキム科長は病院を宣伝する絶好のチャンスだと考える。


そんな中、ソヌの脳圧を下げる手術が行われ、ソヌの姉はソヌをソウルの病院へ移送することを決心する。イニョクは、自分が助けた男のニュースを知らないまま、チ科長に紹介された病院へ面接に行くのだが、国の支援をあてにしている病院側の考え方に落胆してしまう。そんなイニョクに、ウルサンの病院から助けを求める連絡が舞い込む。耕運機の事故で肝臓をケガした患者の手術の依頼だった。マスコミが注目する中、2次手術のために手術室に入ったキム科長は、1次手術での処置を覚えているミヌとジェインを追い出すのだが・・・。



第9話



キム科長の執刀のもとでパク・ウォングクの2次手術が行われ、ミヌとジェインは手術室に入るが、キム科長に追い出されてしまう。


マスコミが注目する中、はりきって手術に挑んだキム科長は、膵液が漏れて溶けかかっている臓器を目の当たりにする。


そんな中、マスコミはウォングクに応急処置をしたのがイニョクであることを知り、セジュン病院の広報室に問い合わせる。


セジュン病院の関係者は病院の立場を考えてイニョクが辞表を出したことを隠す。


急遽、2次手術に呼ばれたイニョクは、小腸や膵臓の手術をあきらめて、2次手術の中断を決意する。


一方、父親の命日を迎えたジェインは、祖父デジェの家で父親の法事を行う。


法事に出席したデジェの弟や妹は、デジェとグムニョの財産にしか興味がない。


ウォングクが3次手術を受けるまでケアをすることにしたイニョクは、ウォングクの主治医であるキム科長と治療に関する意見が合わずにもめるのだが・・・。



第10話



パク・ウォングクが心房細動を起こし、インターンであるミヌとジェインは独断で応急処置を行ってしまう。


ウォングクのドキュメンタリー番組が企画され、院長は病院を宣伝するチャンスだと判断する。


理事長のデジェは宣伝もいいが、ウォングクの救命を優先的に考える。


いろんな意味でウォングクの3次手術は、執刀医に取ってプレッシャーがかかるオペになり、主治医のキム科長は、主治医の座をイニョクに譲る。


どうしてもウォングクを助けたいミヌは、3次手術の執刀医がイニョクで決まったと知り、イニョクに手術の助手を務めたいと申し出る。


そんな中、腹部コンパートメント症候群を起こし、イニョクが手術を行ったシン・ボクマンの腹部から便が漏れ、ボクマンの息子たちはイニョクに責任を問うと言う。


そして、長年外傷センターの設立を計画してきたデジェは、イニョクを引き止めるために、イニョクの恩師に協力を求めるのだが・・・。



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