「ファッション王」のあらすじ
各話あらすじ
- 第1話
ニューヨークファッションスクールに入学願書を出したファッションデザイナーを目指すガヨンは、ブティックを経営するチョ社長のせいで合格通知書を手にすることができない。
そんな中、チョ社長の娘のジョンアは勝手に母親のブティックに友達を連れ込んで火事を起こすと、ガヨンにぬれぎぬを着せてしまう。
ガヨンは、ブティックを追い出され寝る場所も仕事を失い、ヨンゴルの小さな工場に就職することになる。
一方、高利貸しのテサンからお金を借りて返せずにいたヨンゴルは、ガヨンがデザインした服を売って借金を全額返す。
だが、たまたまテサンの女と寝てしまい、テサンの部下たちに追われて漁船の船員になってしまう。
そして、韓国国内では名の知れたJファッションの会長の息子のジェヒョクは、会社が苦労してスカウトしたデザイナーのデザインにボツを出したことで、父親である会長によってニューヨーク支社へ飛ばされてしまう。
- 第2話
高利貸しのテサンの女と寝てしまったヨンゴルは、テサンから逃げるために漁船の乗組員になるのだが、外国人の乗組員が暴動を起こす。
ロレックスの時計を大量に渡すとウソをついて命拾いをしたヨンゴルは、何とかアメリカまで行き、暴動を起こした外国人たちから逃げることに成功するのだが、韓国ではヨンゴルを船上暴動の主犯格として調査が始まる。
一方、ヨンゴルのお陰でアメリカについたガヨンは、ニューヨークファッションスクールに入学手続きをしに行く。
すると、奨学金と寮を提供されるはずだったがなぜかすべてがキャンセルになっていた。
ガヨンと同じ時期にニューヨークファッションスクールに願書を出していたジョンアは、補欠で合格し、母親のスニによって、ジェヒョクの家で暮らすことになる。
そしてガヨンは、昔、チョ・ブティックで何度か見たことのあるジェヒョクが、ニューヨークファッションスクールと業務提携を結んだことを知り、ジェヒョクを訪ねて行く。
- 第3話
ヨンゴルはジェヒョクと偶然再会し、助けを求めるが断られてしまい、ジェヒョクのサイフを盗んでしまう。
そして、ガヨンからのメールでガヨンと再会を果たすことができたヨンゴルは、ガヨンの部屋で暮らすことになる。そのころ世間でヨンゴルは国際的犯罪者にされていた。
ヨンゴルの無実を信じるガヨンは、ボンスクの部屋を出てヨンゴルと部屋を借り、ヨンゴルは生活費を稼ぐために服を作って売る。
ヨンゴルの売る服を見たデザイナーのマイケルは、ヨンゴルに一度たずねてくるようにと名刺を渡し、ヨンゴルはすぐにマイケルを訪ねに行く。
そこでジェヒョクのかつての恋人だったアンナに会う。
一方、韓国ではヨンゴルの捜査が行われ、警察はガヨンとヨンゴルの関係に目をつける。
それを知ったスニは、ガヨンをアメリカから追放させるためにジョンアを利用して、ガヨンの家の住所を調べさせるのだが・・・。
- 第4話
ジェヒョクは、領事館の者からガヨンがヨンゴルをかくまっているかも知れないと聞き、ガヨンとヨンゴルの住む家をたずねる。
ジェヒョクはヨンゴルに自首しろと説得をするが口論になりヨンゴルを殴ってしまう。
ヨンゴルは、マイケルと契約を結ぶことになりガヨンと祝杯をあげようとする。
そんな時、アメリカの警察に捕まり、ジェヒョクが通報したのだと思い込む。
ジェヒョクはアンナをチーフデザイナーとしてスカウトし、ブランドを立ち上げるのだが、ショーは不評を受けジェヒョクとアンナは韓国へ戻ることになる。
一方、アメリカで逮捕されたヨンゴルは、韓国で裁判を受け、船を売ったことや密入国の罪で実刑1年の判決を受ける。
ヨンゴルとともにアメリカから追放されたガヨンは、韓国で仕事を探すも、どこにも受け入れてもらえずにつらい日々が続く。
そして、ヨンゴルは刑期を終え刑務所を出るのだが・・・。
- 第5話
ヨンゴルの借金のせいで荷物まで担保にされたガヨンは、チョ・ブティックに戻ることになる。
工場を失ったヨンゴルは、叔母の家に行くも、ここにも居場所がなく東大門へ戻る。
一生逃げ回ることはできないと判断したヨンゴルは、自らテソンを尋ねていき、金儲けの話を持ちかけて何とか時間を稼ぐことに成功する。
一方、ヨンゴルの借金を早く返したいガヨンは、チョ・ブティックで余り物の生地を使って衣装を作り、ジェヒョクに仕事の話を持ちかける。
ジェヒョクの車でチョ・ブティックに戻ったガヨンは、スニに罵られる。ちょうどその時、ヨンゴルが現れてガヨンをチョ・ブティックから連れ去る。
そんな中、ニューヨークでショーを失敗したアンナは、偶然ヨンゴルと再会しお酒を飲むと酔いつぶれてしまう。
ヨンゴルはそんなアンナを家まで送り届けると、そこでジェヒョクと出くわせてしまう。
- 第6話
酔ったアンナを家まで送り届けたヨンゴルは、アンナの家を訪れたジェヒョクと出くわし、ジェヒョクに殴られてしまう。
ジェヒョクはヨンゴルを追い返しながらガヨンを会社へよこすようにと言う。
ガヨンはジェヒョクから仕事をもらい、ヨンゴルの借金を返済する。
一方、新しいブランドを軌道に乗せたいジェヒョクは、アンナのデザインに物足りなさを感じ、ガヨンのデザインを買い取る計画を進めるのだが、それがアンナのプライドを傷つけてしまう。
そんな中、ヨンゴルのせいでアメリカから追放されたボンスクは、偶然ヨンゴルと再会を果たし、ヨンゴルの工場で働くことになる。
ガヨンがジェヒョクの会社で派遣社員として働く中、ヨンゴルは高利貸しのテサンに、でたらめなブランド立ち上げ計画と、適当に作った服を見せてテサンをその気にさせる。
ガヨンに興味を抱いたジェヒョクに、危機感を感じたスニは、そのことをジェヒョクの母親に伝えるのだが・・・。
- 第7話
ガヨンは、ヨンゴルに頼まれてジェヒョクの会社から資材を持ち帰ろうとするのだが、ジェヒョクと出くわしてしまう。
そんな中、ジェヒョクがガヨンと契約したことでデザイナーや女として傷ついたアンナは、ヨンゴルの工場を訪ねて、ヨンゴルを罵りながらジェヒョクとの契約を打ち切れと言う。
一方、会社には極秘でガヨンのデザインのサンプルを制作していたジェヒョクは、ガヨンとそのデザインのことがJファッションのチーフデザイナーであるキム・ビョンオクにバレて、懐柔を失敗してしまう。
そして、高利貸しのテサンにYGMというブランドを立ち上げると出任せを言ったヨンゴルだが、テサンはそれを真に受けてお金を投資する。
ヨンゴルの工場を取り戻すために、ジェヒョクにデザインを売る契約をしたガヨンだが、その裏でヨンゴルが同じデザインを商品化しようとしていることを知り、ショックを受ける。
- 第8話
アンナの作品として社内で発表したガヨンのデザインを、ヨンゴルが商品化したことを知ったジェヒョク。
ヨンゴルに訴えると言うのも、アンナのデザインでないことが公になってしまうのは避けたいジェヒョクの気持ちを逆手に取ったヨンゴルは、ジェヒョクに50億の投資を要求する。
一方、アンナはスニを訪ねていき、ジェヒョクに助言を頼む。
その内容は、ジェヒョクがガヨンを盗作で訴えることだった。
ガヨンにたいする気持ちとヨンゴルへの怒りの間で葛藤するジェヒョクは、ガヨンを訴える準備をし、ヨンゴルはジェヒョクにガヨンを巻き込んだらタダじゃおかないと警告する。
そんなガヨンは工場の同僚たちとのお酒の席で、ヨンゴルのことが好きだと打ち明ける。
ヨンゴルはマイケルに認められた自分のデザインをジェヒョクに見せて、すべてを水に流して手を組みたいと提案するのだが、ジェヒョクはその提案を断ってしまう。
- 第9話
マイケルから電話をもらったヨンゴルは、すぐにサンプルを作り、ガヨンと一緒にマイケルに会いにニューヨークへ行く。
一方、ガヨンのデザインをアンナの名前で社内で発表したジェヒョクは、キム室長によってヨンゴルと訴訟問題があったことを父親に知られ、キム室長にアンナのデザインがガヨンのものであったことを教える。
キム室長にガヨンは天才であり、スカウトすべきだと言われたジェヒョクは、秘書を通して話があると伝えるも、ガヨンはジェヒョクに会いたくないと返事を返してしまう。
マイケルと仕事の話がうまくいったヨンゴルは、韓国へ戻り、ガヨンと祝杯をあげる。
ガヨンはNYでヨンゴルを通報したのはジェヒョクではなく、チョ・ブティックの社長の娘のジョンアだったと打ち明ける。
ジェヒョクに結婚しようと言われたアンナは、ジェヒョクの心の中に、ガヨンがいることを知り、ジェヒョクと口論したあとヨンゴルに会いに行く。
- 第10話
アンナに呼び出されて朝帰りをしたヨンゴルに、ガヨンはあきらかに怒った態度を取る。
マイケルと提携を結んだことで活気があふれるヨンヨン・アパレルに、ジェヒョクによる妨害が始まる。
それを知ったヨンゴルはジェヒョクに宣戦布告をする。
一方、ジェヒョクに食事に誘われ、ヨンヨン・アパレルとの業務提携を提案されたガヨンはそのことをヨンゴルに伝えるのだがヨンゴルは絶対に手を組まないと言う。
そんな中、チョ社長はアンナの助言でヨンヨン・アパレルとの業務提携をヨンゴルたちに提案するも、ガヨンはチョ社長との私的な関係を理由に提携を反対する。
しかし、ヨンゴルは一方的にチョ社長との業務提携を結び、それが新聞で報じられることになる。
そして、ジェヒョクの心にガヨンがいることに気づいたアンナはジェヒョクに別れを告げてヨンゴルを訪ねて行く。