「恋せよ シングルママ」のあらすじ
明るく活発な女子高生ミソル。楽しい高校生活を謳歌していたが、最近体調が優れない…。心当たりのあったミソルは妊娠検査薬で検査をすると、結果は“陽性”。驚きと不安に襲われたミソルは同級生で恋人のソクビンに真実を告げるが…。妊娠は、高校生である2人にとって、あまりに大きく重大な出来事だった。息子の様子の変化に気付いたソクビンの母はすぐさまミソルの妊娠を突き止め、ミソルに堕胎を迫る。その一方で、このスキャンダルから息子を守るために、ソクビンを海外に留学させてしまう。妊娠が周りに知れるとともにエスカレートするいじめ。しかしそれに屈することなく、子どもを産んで独りで育てることを決意するミソルだった。無事出産し、子どもを育てながらシングルママ生活をスタートさせたミソル。いろいろな仕事を転々としながらも、ある食品会社のアルバイトに行ってみると、そこには先日知り合ったソリョンの姿が。ミソルはソリョンを泥棒と勘違いして撃退しようとして、トラブルを起こしていたのだ。しかし、ともに仕事をする仲間としてお互いに引かれ始めていく。そこへ、かつての恋人ソクビンが海外から帰国。ソクビンはフィアンセがいるものの、ずっとミソルを心配していたのだ―。
各話あらすじ
- 第31話
結婚式当日、来客の接待に追われるジングクの家族、花嫁衣装を着て控え室で待つソナ。
式場に入る時間が迫っても、ミソルはなかなか来ない。
ソリョンに「今から出る」と電話で伝えたミソルだったが、テレビ局の前にミソルを迎えに来たのは、ソクビンが手配した車だった。
ミソルを拉致するように頼んだソクビンは、ミソルにケガをさせないように監禁しろと命令する。
ソナは、式の直前になっても現れないミソルに電話するのだが、携帯電話の電源は切れていた。
しかし、すぐに両腕と足を縛られたミソルの写真が送られてくる。
「今すぐ連れに来ないと娘が危ない」というメールを読んだソナは、式場を飛び出してタクシーを拾い、ミソルの監禁されている所へと向かう。
- 第32話
ユンジョンの妊娠を喜ぶソクビン。
そんな時、不妊クリニックの医師から、ソクビンは検査の結果、無精子症だという結果が出たと電話が入る。
ソクビンとジョンジャは驚きと戸惑いを隠せない。
ヨンウンが生まれているのだから不妊ではないとジョンジャは言い張るのだが、ソクビンは翌日、もう一度検査を受けることにする。
ユンジョンの妊娠を誰よりも喜ぶジングクの義母は、ソクビンにチンソン実業の株を3%譲るよう、弁護士に電話する。
妊娠しただけで3%ももらえるのなら、生まれたらどれだけの財産がもらえるのかとジョンジャはうれしくてたまらない。
だが、夫のジンテクは、子どもを売るかのようで気分がよくないと言うのだった。
- 第33話
孫は誰なのか教えてくれと頼むジョンジャだが、コン婦人はなかなか教えてくれない。
ところが、偶然、自分たちのほうを歩いてくるソリョンを見て、コン婦人は「彼が孫だ」と断言する。
チンソン実業の秘書室にいるイ・ソリョンが孫だと聞いてジョンジャは信じられない気持ちでいっぱいだ。
本当に孫かどうかを確認するためにはどうしたらいいのか。
DNA鑑定センターに電話で確認すると、髪の毛やかんだ後のガムなどで祖母と孫との関係が確認できるという。
そこで、あの手この手でジョンジャはそれらのものを手に入れようと必死になるのだが・・・。
一方、ソリョンの家に挨拶に行くことにしたミソルは、どんな服を着ていくか、悩むのだった。
- 第34話
不妊症だと診断されたソクビン。
ところ妊娠するはずもないユンジョンが妊娠し、裏切られたソクビンはユンジョンに冷たく当たる。
メチャクチャに荒らされた部屋を片づけもせず、ぼんやりと座っていたユンジョンはふとお腹を触り、現実を認識すると堰を切ったように泣き出す。
ソリョンの家に招待されて晴れやかな気持ちで家に向かったミソルだったが、ソリョンの母親が高3の時の担任だったことを知りショックを受けて帰ってくる。
意気消沈しているところにソリョンから電話がかかり感想を聞かれるが何も答えられないミソル。
2人がぎくしゃくしはじめる一方で、ソナはソリョンの会社での企画を手伝うことになり、チンソンに出社して新しい料理の開発を進めることになる。
- 第35話
お腹の子を祖母に養子として渡すことで納得したユンジョンは、かわいい嫁と妻を演じていたが、ミソルへの憎しみは消えず職場でミソルの手柄を横取りする。
一方ソリョンの母に息子と別れるよう言われたミソルはソリョンを避けていたが、別れ話を言い出せずにいた。
そこでミソルが高校3年の時に妊娠した教え子だと知ったソリョンの母親は、ミソルとソリョンが別れるよう協力しろとソナにお願いする。
そして事実をソリョンに話すのだがソリョンはすでにすべてを知っていて、それでもミソルとは別れないと言う。
ミソルの過去を知らせた犯人を捜すためソナはキム警視に会うが、そこでヨンウンの偽の父親事件の黒幕がジョンジャだと知らされる。
そしてミソルとジョンジャの会話を聞き、ソクビンがヨンウンの父親だと知りジョンジャへの怒りを爆発させる。
- 第36話
ソクビンがヨンウンの子だと知っていて、ジョンジャがミソルを苦しめていたことを知ったソナはジョンジャに殴りかかる。
そしてソナにすべてを知られたジョンジャはカン女史にバラさないか不安になるのだった。
その予想に反しソナは結婚式に行かなかった理由は結婚式当日にミソルが拉致され脅されたからと告げるのだった。
ミソルを拉致したのがソクビンかもしれないと思ったジョンジャは、ソクビンに聞くが自分ではないという答えだった。
ソリョンの母親に写真を送った人がジョンジャだと聞かされたソナは、ジョンジャに仕返しをしようと決心する。
その頃、ミソルとの交際を反対する母親を説得しようとしていたソリョンだが、偶然にも自分が両親の実の子ではないことを知ってしまうのだった。
- 第37話
指輪を返すというミソルに、ソリョンは明日までに結婚の許可をもらうから持っていろと言い、立ち去る。
ミソルとソリョンの仲を反対するウニに、マルジャは交際を認めてやるように言う。
どうせもらってきた子なのだから、どうでもいいのではないかと言う。
ソリョンがウニとマンスの実の息子ではない。
そんな話をしている時にちょうど家に戻ったソリョンが偶然話を聞いてしまう。
ウニは否定するが、マルジャは本当のことを言ってしまい、ショックを受けたソリョンは家を飛び出る。
雨の中、走って行くソリョンをウニもマンスも追いかけるが、ソリョンは行ってしまう。
そして、ウニに責められたマルジャも、頭にきて家出するのだった。
- 第38話
ソリョンが家を飛び出した理由を知ったミソル。
ミソルが携帯に電話をかけるうちに携帯を拾った人が応答すると、ミソルはすぐにその場所に向かう。
海辺で1人たたずみ海を見つめていたソリョン。
ソリョンは自分を追ってきたミソルに驚きつつも、自分が拾い子だった事実を話しながら複雑な心境を吐露する。
ショックを受けているソリョンを放っておくことができないミソルは、一緒に夜を明かすが、朝起きてちょっと目を話したすきにソリョンはいなくなってしまう。
そのまま家に戻ったミソルは、ソリョンの居場所を知らせなかったことをウニになじられる。
ソリョンは母親にメールで無事を知らせ、しばらくすると何ごともなかったかのように帰ってくるが、赤の他人を育ててくれた親を悲しませることはできないとミソルに別れを告げる。
- 第39話
偶然、希望保育園を取材することになったミソルは、コンおばさんという女性を探すように命じられる。
ソリョンもまた希望保育園から海外に養子に行った人を知り、自分の出生について知りたくなってウニに聞いてみる。
ウニが死産で嘆き悲しんでいる時、偶然病院に連れてこられたソリョンにお乳をあげることになったこと、悲しみに暮れていた夫婦にとっては神様からの贈り物のように思え、そんな気持ちでソリョンを育ててきたことを教えられる。
実の親を知りたくなったソリョンは、コン婦人を訪ねるが、そこで両親とも亡くなったことを知らされ、またしてもショックを受ける。
コン婦人は最近、ソリョンの叔母が訪ねてきてソリョンを案じていたことを告げ、今度会った時は必ず連絡先を聞くと約束する。
そんな最中、近くの幼稚園を通りがかったコン婦人は、ヨンウンを見に来ていたジョンジャを見かけて声をかけ、ソリョンの叔母を近所で見かけたと話しに行く。
- 第40話
生放送の取材中に突如、車で渋滞する車道に飛び込んでいき子どもを助けて取材を続けたミソルを見て、ネットでは大騒ぎになり、ミソルは一躍スターになる。
一方、ジョンジャは、ミソルが海外に養子に行った人のインタビュー番組を担当した関係で、コン婦人を探していることを知る。
本物のコン婦人が現れたら窮地に追い込まれることを知っているジョンジャは、あの手、この手でミソルがテレビに出られないように邪魔する。
ミソルとソリョンが別れを決意した頃、ウドンとジュリは何とか結婚にこぎつけようとするが、マルジャに反対されたジュリは思いあまってウドンの家に家出してしまう。
ジュリを迎えに来たマルジャが連れて帰ると言って押し問答するうちに、周りもジュリの体の異変に気づく。
視聴者に人気を得たミソルは、局長命令でテレビ局のメインニュースのアンカーオーディションを受け、見事合格する。