「恋せよ シングルママ」のあらすじ

明るく活発な女子高生ミソル。楽しい高校生活を謳歌していたが、最近体調が優れない…。心当たりのあったミソルは妊娠検査薬で検査をすると、結果は“陽性”。驚きと不安に襲われたミソルは同級生で恋人のソクビンに真実を告げるが…。妊娠は、高校生である2人にとって、あまりに大きく重大な出来事だった。息子の様子の変化に気付いたソクビンの母はすぐさまミソルの妊娠を突き止め、ミソルに堕胎を迫る。その一方で、このスキャンダルから息子を守るために、ソクビンを海外に留学させてしまう。妊娠が周りに知れるとともにエスカレートするいじめ。しかしそれに屈することなく、子どもを産んで独りで育てることを決意するミソルだった。無事出産し、子どもを育てながらシングルママ生活をスタートさせたミソル。いろいろな仕事を転々としながらも、ある食品会社のアルバイトに行ってみると、そこには先日知り合ったソリョンの姿が。ミソルはソリョンを泥棒と勘違いして撃退しようとして、トラブルを起こしていたのだ。しかし、ともに仕事をする仲間としてお互いに引かれ始めていく。そこへ、かつての恋人ソクビンが海外から帰国。ソクビンはフィアンセがいるものの、ずっとミソルを心配していたのだ―。

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各話あらすじ

第1話



ミソルは高校3年生。大学入試を控えて毎日、受験勉強に忙しい。


学年トップのソクビンと同じ大学に行くことが目標のミソル。


母ソナは、全国論述大会で1位を取ったミソルを誇りに思っている。


だが、いまいましいのはソクビンの母、ジョンジャだ。


高校時代の友人だった彼女に、シングルマザーであることを母親たちの前で言われて、言いようのない怒りを覚えるのだった。


何としてでもミソルにいい大学に入ってもらいたいソナは、栄養ドリンクを飲ませたり食事に気を遣ったりと、ピアノ教師の仕事をしながらミソルの健康に気を遣う。


そんなミソルに少しずつ異変が現れ始める。


朝食を取らなかったミソルがおかわりをし、制服のスカートが入らないほど太り始めたのだ。



第2話



もしかして妊娠!? 


不安になったミソルは薬局で妊娠検査薬を買ってきて、さっそく試してみる。


妊娠検査薬の結果は陰性。


ほっとするミソルだったが、再び確認すると、陽性になっていた。


妊娠だ。


驚愕したミソルは、検査薬の結果が信じられず、不良品であることを祈りながら再び薬局に向かう。


新しい検査薬の結果も陽性だった。


どうしていいか分からないミソルは、ソクビンを夜遅く公園に呼び出して話そうとするのだが、うまく話せないまま終わってしまう。


急に食欲もうせ、ご飯も食べたくないというミソルを、ソナは機嫌が悪いのだと思うのだった。


子供の母親たちの情報交換の場で、ミソルの中学時代の友達が妊娠したという話を聞き、驚愕するソナだったが……。



第3話



産婦人科に行くために私服に着替え、大人っぽい格好をしたミソル。


病院には行ったものの、検査もせずに飛び出したミソルは、そのまま塾にいたソクビンのもとに向かう。


ミソルの格好を見たソクビンは驚くが、ミソルの口から出た言葉でさらに驚愕する。


「子供ができたみたい」と聞き、ソクビンはミソルを近くの公園に連れて行く。


ミソルは、ソクビンが雨に濡れて家に来た日に子供を授かったようだと説明するが、ソクビンはたった1度の行為でとても信じられないと言う。


妊娠検査薬が不良品だったのではと聞くソクビンに、ミソルは、お腹の中で動くのを感じるから妊娠は確かだと言う。


どうしたらいいかと問うミソルに、ソクビンはただ「考えてみる」と言い残して去るのだった。



第4話



夜、事実を確かめようとしてミソルを訪ねたジョンジャは、ミソルを罵りながら、妊娠した事実を誰にも言うなと釘を刺して帰る。


家に戻ったミソルはソナに問い詰められても何も答えられず、ただ申し訳なさで泣き続ける。


ジョンジャは夫と娘が晩酌しているのを見るといきなり憤り、もう生きたくないとわめき散らす。


ジョンジャの声を部屋で聞いていたソクビンはいたたまれず、両手で耳を押さえて両ひざに頭を埋める。


そんな最中にミソルから電話がくるとソクビンは急いで電源を切ってしまう。


ソクビンの携帯から電源が切れているというメッセージを聞いたミソルは絶望的になる。


ジョンジャはソクビンには留学を勧め、お腹の子を堕胎させるためにミソルを産婦人科に連れて行く。


病院で超音波検査を受けたミソルは画像に写ったわが子の姿を見ると耐えられなくなり、手術直前に病院を抜け出してしまう。


ジョンジャに病院に連れて行かれたためにミソルはソリョンとの約束場所に行けず、ソリョンは待ちぼうけを食らうことになる。



第5話



留学するソクビンを追って、ミソルは空港に行くのだが、ソクビンの母・ジョンジャに見つかってしまい、ミソルはソクビンと挨拶もできないまま別れてしまう。


ジョンジャは泣きじゃくるミソルを見て、今からでも遅くないから病院に行って手術をしようと言うのだが、ミソルはイヤだと言って逃げてしまう。


本当に子どもを産んだらどうしようと不安に思ったジョンジャはずっと悩むのだが、いい手を思いつくのだった。


一方、ミソルの母・ソナは同級生のお母さんたちと一緒に占いを見てもらいに行く。


ヨンミやヒギョンは大学に合格するだろうと伝える占い師が、ソナにだけははっきりと言わない。


不安になりつつも、ソナは腹を立てるのだった。



第6話



ミソルの担任教師ウニから娘の妊娠を知らされたソナは、にわかには信じられない。


ミソルに確認しようと携帯電話に電話するが切れていて、なかなかつながらずイライラしているところにミソルが帰ってくる。いてもたってもいられないソナは、たたみかけるように次々とミソルを問い詰める。


とまどったミソルは何も言えずにいるが、娘のお腹に巻かれた腹帯を見たソナは興奮する。


ショックで倒れるソナ。


ウニは、母親とよく相談するように、と言い残してその場を去る。


ソナはミソルに、相手の男は誰かと問いただすが、ミソルはソクビンの名前を口に出さず、ただ「分からない」を繰り返すのだった。


病院に行こうというソナに、行きたくないというミソル。


ソナは、病院に行かないのなら死ぬと言い、家を出るのだが……。



第7話



腹帯を巻いているところをヒギョンに見られてしまったミソル。


妊娠していることを他の生徒に話さないでほしいと頼むのだが、すぐに学校中の噂になってしまう。


一方、ミソルがどうなったか気が気でないジョンジャは、心配するふりをしてソナに接近し、様子を聞き出そうとする。


だが、何も聞き出せないまま、ソナの家を後にするのだった。


複雑な思いのジョンジャは、娘のスビンが家庭教師の先生にぞっこんなのを見て不安を感じる。


ソクビンとミソルの一件から、男と女は一瞬にして過ちを犯すものだと考えたジョンジャは、女の家庭教師をつけるといってソリョンをクビにする。


そんなジョンジャにスビンは反抗して、もう勉強なんかしないと言うのだが……。



第8話



妊娠したことが学校中に知られてしまい、生徒にからかわれたりいじめられたりしているミソル。


親友のヨンミはそんなミソルの姿を見ていられず、学校を辞めるように助言する。


ヨンミの口から、ソナが校長室に呼ばれていると聞くと、ミソルは慌てて校長室に駆けつける。


校長に土下座をしているソナを見て、ミソルは土下座をするのは自分なのになぜお母さんがひざまずくのかと責める。


ジュースをかけられたミソルの姿を見て、ソナは驚く。


ミソルはついに、学校を辞めると決心する。


それを知ったジョンジャはソナに、遠くに引っ越すように勧めるが、なかなか行動を起こさないため、教育庁に電話してピアノ塾を続けられなくしてしまう。



第9話



牛乳泥棒だと思ってミソルはソリョンを捕まえるのだが、警察に行って監視カメラを確認して、泥棒でなかったことが判明する。


ミソルは必死で謝るのだが、買ったばかりのソリョンのパソコンが壊れてしまい、弁償することになる。


お金がないミソルは後で支払うからと言い連絡先を教えるのだが、ソリョンは担保として身分証明書を預かると言う。


仕方なく身分証明書を渡すミソル。


弁償するために少しでも割のいいバイトを探していたミソルは、運よく臨時のバイトを見つける。


ミニスカートをはいて店の前で踊る仕事だと聞いて断ろうとしたのだが、時給をアップしてくれると言われて、引き受けることにした。


そんなミソルを偶然ソクビンが見て……。



第10話



ミソルを見かけたソクビンは、ミソルの後を追うのだが結局見失ってしまう。


アルバイト先に行ってみたが、ミソルはもう来ないと言われた。


それも、臨時のバイトだったため、連絡先も知らないというのだった。


せっかく見つけたミソルと連絡が取れないソクビンは途方に暮れる。


一方、ソクビンを待っていたユンジョンは、なかなか来ないソクビンにしびれを切らして先に家に帰ってしまう。


ソクビンはユンジョンに謝るが、「アメリカにいた時と同じで自分をいつも待たせる」とユンジョンは怒るのだった。


その頃、ソリョンの家では、ソリョンの叔母・ジュリが見合いをする話で盛り上がっていた。


だが、いざ服を選ぶ段階になって、まともな服が1枚もないことに、サラ・チョンは憤る。



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