「名家の娘ソヒ」のあらすじ
時は1894年。夫に先立たれたユン氏夫人は、伝統あるチェ参判宅を守っていた。チェ家のひとり息子チスと愛のない結婚をしたビョルタンは、下人として入ったクチョンと愛し合い、幼い娘ソヒを置いて駆け落ちする。その後、クチョンの正体が、ユン氏夫人が手篭めにされて出来た息子キム・ファンだとわかり、チスは異母弟に妻を奪われたことに激怒。そんな時、没落した両班のピョンサンがチスを罠にかけて殺害してしまう。数日後、ユン氏夫人もコレラで他界し、肉親を亡くしたソヒは、下人のギルサンに見守られて成長する。チェ家を守ることを使命に生きるソヒだが、親戚のジュングの策略で土地の権利書を奪われてしまう。いつかジュングに復讐し、土地を取り返すと固い決意を胸に故郷を離れたソヒは、日本との親密な関係を築き、富と名誉を手に入れてギルサンと結婚する。そして、物語は甲午農民戦争、甲午改革、乙未事変などの韓国近代史を背景にして進行し、1945年、ソヒはようやく再び故郷の土地を踏む。
各話あらすじ
- 第51話
【第51話】愛と憎しみと
ヤンヒョンをヨングァンがいるハルビンに送って、入隊するユングク。
平沙里(ピョンサリ)の村の若者は全て軍隊に送られ、人々の怨嗟の声だけが残る。
ハルビンでヨングァンに拒絶されたヤンヒョンは、飲んだくれた父サンヒョンに会い失望する。
ユングクは共産軍の攻撃に乗じて逃げ、ドゥメの配下に入る。
しかし、ドゥスに母親がソヒの父を殺したという冤罪で処刑されたと、嘘を吹き込まれたドゥメはユングクを殺そうとする。
何とか逃げおおせるユングク。
- 第52話【完結】
【第52話】土地は命
サンヒョンの父親としての愛情を確認したヤンヒョンは、ヨングァンを諦めソウルに戻る。
ドゥスは復讐のために、ドゥメと平沙里(ピョンサリ)にやってくる。
ハンボクの説得も聞き入れず、追跡をあきらめないドゥスは、とうとう山に隠れ住んでいる人々に殴り殺されてしまう。
ギルサンは無常感を、観音像を描くことで浄化する。
近藤署長から土地を強要されたソヒは、小作農達に分けてしまい、ギルサンは再び収監されてしまう。
しかし、ついに解放の日が…。