「階伯(ケベク)」のあらすじ
各話あらすじ
- 第1話
612年、百済、第30代王武王の時代。
将軍ムジンは、新羅出身の皇后ソンファと王子ウィジャの護衛にあたっていた。
その頃、宮殿は暗殺集団「為済団」の度重なる襲撃に苦しんでいた。
ある日「為済団」により皇后とウィジャの命が狙われる事件が起こる。
王は内部に間諜(スパイ)がいると判断し、間諜を捕えることを命じる。
だがその後ろにいたのは、武王の第二夫人沙宅妃とその父沙宅積徳だった。
彼らの目的はウィジャを太子にさせようとする王の動きを止め、沙宅妃の息子キョギを太子にすること。
沙宅妃は過去に恋仲であったムジンにも近づくが・・・。
- 第2話
ムジンは皇后、ウィジャとともに虎厳寺に出かけるが、その途中で間諜(スパイ)の疑いをかけられてしまう。
沙宅氏の陰謀で皇后には斬首の刑が命じられ、ムジンも厳しい拷問を受ける。
だが沙宅妃は皇后とウィジャを新羅に向かわせ、命は助けようと図る。
一方ムジンは、武王の助けで監禁されていた獄を逃げ出し、妊娠中の妻ミョンジュとともに、新羅に向かう皇后とウィジャの後を追う。
ムジンは二人に追いつくが、追手に追いつかれた皇后はウィジャの目の前で自ら命を絶ってしまう。
ムジンは、ウィジャを逃がし逃亡を続けるが、追手に追われ、二人は断崖絶壁に追い詰められてしまう・・・。
- 第3話
愛する母を失ったウィジャは、追手から逃がれ、なんとか宮殿に戻り父武王と再開する。
一方ミョンジュは男の子を出産するが、直後この世を去ってしまう。
それから14年が経ち、ムジンは身を隠しながら息子のケベクと暮らしていた。
ケベクは、義兄ムングンと飲み屋で働きながら父の世話をしていた。
ある日、ケベクは憧れの女性ウンゴに出したプーアル茶が偽物だったと知り、ヨンスを殺そうとする。
ヨンスは命を助けてもらう代わりにケベクの子分になることを約束する。
一方宮殿では、沙宅妃が新しい皇后になり、自分の誕生祝宴を死んだソンファ皇后を偲んで作られた宮南苑で行うことを計画していた。
沙宅皇后の息子キョギもウィジャを宮殿から追い出したいと思っていた。
皇后の誕生日を前に、二人は狩りに出かけるが・・・。
- 第4話
沙宅皇后の誕生日前日、ウィジャとキョギはケベクとムングンが働く店に酒を飲みに行くが、ウィジャは酒を飲みすぎ倒れてしまう。
次の日、宮殿では沙宅皇后の誕生日を祝い宴会が開かれ、ケベクは倒れたウィジャの代わりに変装して出席することを依頼される。
そこで皇后に祝儀を届けるため参席していた憧れのウンゴと再開する。
祝宴では皇后の企てで新羅の捕虜の処刑が始まろうとしたその時、皇后の命を狙う刺客が現れる。
ケベクは刺客の疑いをかけられ投獄されてしまうが、ウンゴの助けで釈放される。
一方皇后は、祝宴後、ウィジャが母の敵を討とうとしているのではないかと疑い始める。
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