「サイン」のあらすじ
各話あらすじ
- 第11話
ある大企業の幹部3人が連続で死亡する事件が発生する。事件の担当検事となったウジンのもとには、捜査発令を受けたイハンがやってくる。
2人は転落死した遺体の解剖に立ち会いに向かうが、解剖を担当するのはジフンとダギョンだった。
ウジンから3件の連続変死事件について聞いたジフンは、それらが亡父と同じ会社の人間と知り、動揺する。
20年前の事故で父の解剖を担当したビョンドに父の死について問い、20年前の事件を調べ始める。
一方、ダギョンとイハンは同じ会社の女性社員を訪ね、彼女から20年前にも似た事件があったことを聞く。
だが、その女性社員も急死。彼女が亡くなる前に会っていたチョン社長と事件との関連を怪しむ。
- 第12話
ビョンドの自殺の衝撃に打ちひしがれていたジフンは、死の前にミョンハンがビョンドを訪ねていたことを知り、ミョンハンを問いつめる。秘密を語らぬミョンハンに、ジフンは20年前の事件もビョンドの自殺の謎も解き明かすと言い放つ。
現場に戻ったジフンは20年前の事件と似た連続変死事件の新たな犠牲者である女性社員の解剖を執刀。
検死の結果、神経毒による中毒死と推察する。一方、4人の被害者が所属していた山岳会のメンバー、チュロンに接触したウジンは、彼らがチョン社長を脅していた事実を知る。
そんな中、ジフンは殺害に使われた毒物を突き止めるため、20年前の被害者の遺体を解剖する。そして、ビョンドの隠された秘密に辿り着く…。
- 第13話
検察市民委員会で証人として現れたジフンはダギョンの証言を覆し、死因を自然死と証言、チョン社長は不起訴となる。
ビョンドの秘密を守るため本意を曲げたジフンに、ミョンハンは科捜研の権威を守ってくれた礼を言うが、ジフンは連続変死事件の解明自体は諦めていないと話す。
そんなジフンを信じ、付いていくダギョン。ジフンは5人目の犠牲者の様子がおかしいことに注目し、違う毒物を使ったと推察する。だが、毒物を特定した矢先、亡くなった女性社員の婚約者チョロンがチョン社長を道連れにして死亡。
ジフンは犠牲者を出した罪悪感に囚われてしまう。そんな中、マスコミがソ事件の真犯人を巡って騒ぎ出し、刑務所のいる身代わりの犯人スジョンは…。
- 第14話
ある村で老人の遺体を発見したジフンとダギョン。だが、遺体は自然死で、貧しい村の人々が生命保険を目的に死亡届を偽っていたことがわかる。
ジフンは彼らの様子から近くの工場による汚染の中毒症を察し、彼らは保障金により生活が守られることに。
ダギョンは改めてジフンに科捜研に戻ってほしいと言うが、法医官を辞める決意が固いジフンは最後にソ事件だけは解決させたいと話す。だがその頃、刑務所にいたスジョンが事故死。
ウジンからスジョンの剖検を依頼されたジフンは感電死と判断する。
さらに、イハンはスジョンが残した手帳を入手。ソ事件はソヨンらによる共謀と判明する。
ジフンたちはスジョンの無罪を明かすため、証拠探しに乗り出すが…。
- 第15話
犯人とされていたスジョンの潔白が証明され、ウジンはソ事件の再捜査に着手する。
ジフンは辞表を提出し、そんなジフンにミョンハンは、これ以上ソ事件に介入するなと言うが、ジフンは真実を明らかにする意思を告げ返す。ダギョンの懸命な説得も聞き入れず、科捜研を出ていくジフン。そんな中、通り魔による殺害事件が発生。
解剖を担当することになったダギョンは遺体の傷跡を見て、5年前に起きた妹の事件を重ねる。
彼女の妹も同じように頭部を金づちで殴られ、植物状態となったのだった。
一方、ジフンはソ事件の真相を知るチョンが事故死したことを知る。
さらに、事件のもう1人の証人であるチュから連絡を受け、会いに向かったジフンだが…。
- 第16話
チュの遺体を解剖したジフンは、死因を窒息死による他殺で、死亡推定時刻は午後7時ごろと判断する。
一方、イハンは現場となったホテルの防犯カメラ映像を調べる中、同じ時間帯にソヨンの姿を発見し、犯人と確信する。
検察では担当検事のウジンが、スヨンをチュ事件の容疑者と公式発表するが、同じ頃、科捜研ではミョンハンが、チュの死因は窒息死だが死亡推定時刻は午後11時ごろだという公式見解を発表。死亡時刻を巡り、公開討論会が行われることに。
そして、ミョンハンの論が過半数多数で支持される。
また、ダギョンが担当した通り魔事件でも、死亡推定時刻のアリバイが成立し、容疑者ホジンは釈放。
彼を妹の事件の犯人と確信するダギョンは…。
- 第17話
ジフンはソヨンの部屋から、ソ事件の凶器と疑われる青いクッションを見つけ出す。
ダギョンが所持する証拠サンプルの青い繊維との照合を急ぐが、ダギョンはなかなか現れない。
その頃、ダギョンはミョンハンから、サンプルと引き換えに妹の心臓移植を確約するという取引を持ちかけられていた。
心が揺れつつも、サンプルを守ったダギョンを優しく抱き締めるジフン。
だが、照合の結果、現物とサンプルの○○は一致せず、事件の真相を明かす証拠は何もなくなってしまう。
絶望に暮れるジフンたち。実は、ミョンハンが裏でサンプルを入れ替えさせていたのだった。
そして、1カ月後。ダギョンや警察がホジンをマークする中、再び通り魔殺害事件が発生し…。
- 第18話
イハンに会いにやってきたウジンは、通り魔による投打事件の被害者になってしまう。
ウジンが倒れているのを発見したイハンは、近所のコンビニでバイト中だったホジンを現行犯で逮捕。
だが、ホジンは何も知らないと言うばかり。一方、ジフンの捜査により、ホジンが書いていたゲームのシナリオと一連の通り魔事件のターゲットが一致することが判明。
シナリオ通りの殺人事件がさらに起きるが、検死のため現場を訪れたジフンは、ホジンが拘束されていることから事件には共犯者がいるとイハンに伝える
。新たな殺人事件を防ぐため、ジフンはミョンハンに2つの遺体の解剖を依頼。ミョンハンの協力により犯人の特徴が判明し、ある人物が浮かびあがる…。
- 第19話
ジフンとダギョンはホジンのパソコンから出てきたファイルを調べる中、ゲームのシナリオの最終ミッションが両親の殺害だと知る。犯行を察してホジンの自宅に向かった2人は、両親を殺そうとするホジンを発見。
そこにイハンが現れ、犯行を阻止するため銃を発砲。ホジンは最後に、ダギョンに向かって妹の事件を自白する。
ダギョンの父の招待を受け、ジフンはダギョンの家に。そこで偶然、ソ事件の証拠品である監視カメラのテープの半焼した残骸を見つける。
ムンスがそれを持っていたと聞き、ジフンはダギョンとともに訪ねるが、ムンスは他に証拠品はないの一点張り。
しかし罪悪感に苦しむムンスは、テープのコピーをジフンに渡そうと決意し…。
- 第20話【完結】
ダギョンがジフンの自宅を訪ねると、そこには暗闇の中、倒れているジフンが。
ダギョンは駐車場でソヨンの車を見かけたことを思い出し、彼女が犯人だとウジンに話す。
そして、科捜研には1体の遺体が届く。遺体を奪い、解剖に臨むダギョン。
ミョンハンは、ジフンから近々ある事件に関する遺体が運ばれてくると告げられていたことを思い出す。
皆に死者への礼儀を守るよう話し、解剖を見守るミョンハン。そして、検死の結果、ダギョンは死因をソ事件と同じ鼻口閉鎖による窒息死で他殺と判断する。
一方、イハンはジフンの自宅を捜索。壁に飾られた額の裏に仕込まれた隠しカメラを発見する。
そこには事件の真相を明かす衝撃の映像が映されていた。