「私の心が聞こえる?」のあらすじ
各話あらすじ
- 第1話
町で有名な知的障害者のポン・ヨンギュは、母親思いの孝行息子であり、また秀才のポン・マルの父親でもある。
母親のファン・スングムは市場で野菜を売り、ヨンギュは市場でいろんな荷物を運びながら生計を立てている。
そんなヨンギュにも好きな人が・・・。
その相手は耳の聞こえないミスク。
2人は縁談まで交わすが、スングムはミスクにはヨンギュがもったいないと思っていた。
ミスクの娘であるちびっこミスクは、名前もなく9歳になっても小学校に通えずにいる。
そんなちびっこミスクの唯一の友達がヨンギュだった。
ちびっこミスクは、ヨンギュと母親のミスクの結婚が決まり、マルを兄のように慕うが、マルはヨンギュとミスクの結婚を猛反対する。
一方、チェ・ジンチョルは、妻のテ・ヒョンスクと、ヒョンスクと前の夫との間に生まれたチャ・ドンジュを連れてヨンギュたちが住む町へ訪れる。
しかし、訪れた先でドンジュが行方不明になってしまう。
- 第2話
自称ミスクの亭主という男が現れたことで、スングムはミスクとヨンギュの縁談を破談にし、ヨンギュは納得がいかないまま母親に従う。
スングムの家で借間暮らしをしていたミスクとちびっこミスクは家を追い出されることに・・・。
そんな時、ちびっこミスクが荷物を隠して行方をくらましてしまう。
ちびっこミスクを見つけたヨンギュは、ちびっこミスクと一緒にドンジュの家に行くことになるが、そこにはマルも来ていた。
ヨンギュはマルの実の母親であり、自分の妹のシネを見かけ、思わずマルの前で生母であることを言ってしまう。
長年意識不明だったテ会長は意識を取り戻し、ジンチョルを社長に任命するが、ジンチョルは社長になっても会長の操り人形にすぎないことに不満を抱く。
一方、無理に明るく振る舞うヨンギュを見かねたスングムは、ミスクの借金を立て替えると同時に借金取りを退治し、ヨンギュとミスクの結婚を認めるのだが…。
- 第3話
ついにミスクと夫婦になり、初夜を迎えることになったヨンギュ。
一方、母親のスングムはミョンギュンに初夜に何をすべきかヨンギュに教えてくれと頼んでいた。
ドンジュは、ちびっこミスクにピアノを教えると約束をする。
その時、ドンジュはちびっこミスクに名前を尋ねるも、ちびっこミスクは自分にはまだ名前がないと答える。s
ジンチョルが裏切ったことを知ったテ会長は、病室を抜け出し家に戻る。
そこで遺言状を書き直すが、ちょうど家に戻ったジンチョルに遺言状を破られたうえに殺されてしまう。
そして、その光景を偶然目撃したドンジュは2回から転落し、頭を打ってしまう・・・。
ヨンギュとミスクの結婚を反対していたマルは、自分の学生服がアイロンがけされていることに喜びを感じるが、ミスクが弁当を差し出すと、つい反発してしまう。
ヒョンスクは、父親の葬式の日、シネとジンチョルの会話を偶然聞いてしまい、2人との間に子供がいたことを知る。
そしてジンチョルは、それがマルであることに気づく・・・。
- 第4話
ヒョンスクにジンチョルとの過去を知られていると気づかないシネは、ドンジュの看病を買って出る。
ヒョンスクはそんなシネに冷ややかな態度で、子供のことをたずねる。
一方、時計が壊れて機嫌が悪いマルのために、ミスクは工場へ向かう途中に時計を買う。
そして、ヨンギュとちびっこミスクはミスクの仕事が終わる頃、工場へ迎えに行く。
そんな時、工場に火事が起こってしまう。
工場内にミスクがいることを知っていながら、シャッターをおろさせたジンチョルは、工場の火災事故で死者がでた責任を工場長に負わせ、工場長は火災が大きくなったことを死んだミスクのせいにし、ヨンギュは警察に身柄を拘束されてしまう。
一方、ドンジュは意識を取り戻すも耳が聞こえなくなっていた。
家族に嫌気がさしたマルはヒョンスクに助けを求める。
マルがジンチョルの息子だと知っていたヒョンスクは、そんなマルを養子にする。
マルが行方不明のまま1年が過ぎ・・・。
- 第5話
ミスクが死んでから1年が経ち・・・
ちびっこミスクはウリ"と名付けられ、小学校にまで通うようになる。
一方、ジンチョルは念願の会長に就任するが、シネはマルの捜索を口実にジンチョルに言い寄るのだった。
そして、ヒョンスクやドンジュとサイパンに渡ったマルは、チャン・ジュナという名前でヒョンスクの養子となり、ドンジュのリハビリを手伝うが、ドンジュは耳が聞こえないショックから言葉を話そうとしない。
そして、限界を感じたヒョンスクはドンジュを連れて崖から飛び降りようとする。
15年の月日が流れ、マルの捜索で全財産を使い果たしたスングム一家は、ミョンギュンの家で借間暮らしをするようになる。
ヨンギュはマルを捜せるとスンチョルに言われ、家の保証金500万をスンチョルに渡してしまう。
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- 第6話
耳が聞こえないことを周囲に隠したまま、ヒョンスクはドンジュとジュナを連れて韓国に戻り、ドンジュは記憶を失ったとジンチョルに伝える。
一方、必ずマルが戻ると信じているウリは、マルを捜すためにテレビに出ることにする。
そこで、マルが分かるようにと15年前に着ていた服と似た服を用意する。
しかし、みんなにみすぼらしいと反対されたウリはシネに服を借りることにする。
ヨンギュとミョンギュン一家は、テレビの前でウリの出番を待つが、その時にミョンギュンのチキン店にカン・ミンスがウリを訪ねて
現れる。
ウリは勝手に借りたシネのドレスを返すために、ウギョン財閥の記者会見の会場へ行く。
そこでチェ・ジンチョルを見かけ、16年前の事故を思い出す。
そして、記者たちの前に突然現れたドンジュは経営に参加すると発表し、ジンチョルを困惑させる。
- 第7話
ミンスに患者の診察を頼まれたマルは、その患者が祖母のスングムであることに気づき、他の医者に診察を頼む。
一方、スングムに認知症の恐れがあり検査を勧められたウリはその検査費の高さに仰天し、お金の工面に悩む。
チェ・ジンチョルに祖父を殺された上に会社まで奪われたドンジュは会社を取り戻すために化粧品事業を計画するが、ヒョンスクはドンジュを力不足だと考え、常にジュナに頼らせようとする。
ドンジュはそんなヒョンスクと距離を置こうとするのだった。
化粧品ケースのデザインに、ヨンギュの絵をどうしても入れたいミンスは、ジュナにウリがマルを捜すために出演した番組を見せ、ウギョンには絵を売らないウリでも、兄を見つけてやったらあげたら絵を売るのではと相談する。
ヒョンスクは、ドンジュを実家ではなく植物園の中に住ませるが、ドンジュはジンチョルといると耳が聞こえないことがバレそうで怖いかと嫌みを言ってしまう。
- 第8話
ウリは、ドンジュがマルだと思い込み、ヨンギュにドンジュを見せるが、ヨンギュはひと目でマルではないと気づく。
そして、その光景を複雑な気持ちで遠くからマルが見つめ、ドンジュはそんなマルが気になるのだった。
マルは呼び止めるドンジュを無視してソウルへ行ってしまうが、向かう車の中でジンチョルに呼び出される。
一方、植物園を自分の名義に変更するためにドンジュはジンチョルのサインをもらいに行くが、ジンチョルはカン理事に植物園はドンジュに渡さないと言う。
植物園の花が場所を移されたことで、ヨンギュは花も枕が変わると眠れないと思い、徹夜で花のそばにいようと植物園に行く。
すると誰もいないはずの植物園にドンジュがいた。
翌日、ヨンギュに朝食を届けに行ったウリは、植物園の中の家から懐かしいピアノの曲が流れて、誰が住んでいるのか所長に尋ねるも、返ってきた返事は植物園がウギョン財閥に渡ったことだった。
- 第9話
ウリは、ジュナにマルへの思いを伝え、ジュナはそんなウリにマルなら謝ったはずだとウリ、ごめんよ"と言ってしまう。
スンチョルは、夜遅く帰宅したウリに誰といたのだと詰め寄り、次の日の朝、祖母のスングムの前でウリと結婚すると言い出すが、スングムは大事な孫娘をスンチョルなどにはやれないと言う。
一方、"エネルギーセル"に絵を売ることになったヨンギュは、契約のために植物園の仕事を休まなければならなくなり、ミョンギュンは顔にマスクをし、ヨンギュの代わりに植物園に出勤する。
植物園でドンジュを見かけたウリは、植物園がウギョン財閥に渡ったことから、ドンジュをウギョンのスパイだと思い込む。
そして、毎回ウリたちには会うなとの言葉を無視するドンジュに、怒りが爆発したジュナは、チェ・ジンチョルがウリの母親を殺した話をしてしまう。
ショックを受けたドンジュはウリたちにジュナを会わせることをあきらめ、"エネルギーセル"がウギョンの系列会社であることをウリに打ち明ける。
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- 第10話
ヨンギュが植物園をクビになり、ウリはドンジュを問い詰めるためにウギョンの本社へ乗り込むが、そこにはチェ・ジンチョルやジュナもいた。
一方、大好きなお花の世話ができなくなったヨンギュが植物園に出勤することもできずに家でそわそわしている時、ジンチョルは役員会議で化粧品事業の具体的な計画をドンジュに発表され、研究チームのリーダーであるミンスの父親のカン理事に責任を押しつけようとする。
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ミンスは、父親に勘当されると言われ、怒りがおさまらないウリを飲みに誘う。
2人とも酔っ払ってしまい、ウリの帰りを待っていたスンチョルはいつの間にかウリの布団で眠ってしまう。
植物園をクビになっても花のことが心配なヨンギュは、夜中に植物園に入るのだが、そこでドンジュと出くわし、ドンジュが一番嫌いなのが暗闇であることを知る。
そして、エネルギーセル"の化粧品を発表する日、ドンジュとミンスはリハーサルのチェックをするのだが、照明の演出で突然場内が真っ暗になってしまうのだが…