「シークレット・ガーデン」のあらすじ
若くしてロエルデパートのCEOを務めるキム・ジュウォンは、母方の一族が大事業家という、いわゆる“御曹司”。ハンサムで、アメリカの一流大学を卒業し、広大な邸宅に住んでいる。週にたった２回しか出勤せず、エレベーターではなくわざわざエスカレーターで出勤することから、デパートの従業員からはしばしば白い目でみられるが、経営判断は鋭敏。一見したところ、付け入る隙は全くない。隙があるとすれば、日本、中国を席巻する韓流スターである従兄のオスカーに対する異常なまでのライバル心。趣味も車も女も、オスカーに負けることは、彼にとって容認しがたいことだった。ある日、ジュウォンは、オスカーに自分のデパートのイメージキャラクター契約を結ばせるため、交換条件として彼がトラブルを抱えている女優と交渉すべく撮影現場を訪れるが、スタントの女性を、その女優だと勘違いしてしまう。間違えられたスタントウーマンのキル・ライムは、オスカーのファンで、たまたま撮影で一度共演したことがあったため、勘違いに気付かないジュウォンはライムとオスカーの仲を誤解。ライムに対して失礼な発言を連発し、２人の出会いは最悪に近い形で始まる。しかし、ジュウォンはなぜかライムのことが片時も頭から離れず、いつしか彼女の姿を追うようになっていく。一方、ジュウォンと見合いをしたスルは、学歴、家柄ともに申し分なく、何不自由ない生活だが、“暇つぶし”でCF監督をしている。彼女にとって芸能界で華やかな交流を持つことは、元恋人オスカーへのあてつけである。ある日、「ロエルデパート主催・オスカーと行く済州島ツアー＆MV撮影見学」で、ジュウォンとオスカーとライム、そしてスルは済州で鉢合わせ。オスカーとジュウォンが意地の張り合いから始めたマウンテンバイクの競争に割り込んで参加したライムは、途中で道に迷ってしまう。ライムの身を案じて捜しに来たジュウォンとライムは、怪しげな食堂にたどり着く。そこで休憩した2人は、女店主から自家製の酒をもらってホテルに帰る。その夜、それぞれに貰った酒を飲んで寝るが、翌朝、彼らは驚愕の事態に直面することに。 “俺がアイツ”、“アイツが私”になっていたのだ…！！
各話あらすじ
- 第11話
ジュウォンの母親は、息子からライムを切り離すため、ライムを家に呼び出した。そこにジュウォンが現れ、ライムとは火遊びだと言ってライムを怒らせてしまう。
ジュウォンは怒って帰るライムを引き止めるが、ライムは一時でもジュウォンにときめいたことを後悔していると言う。
そして、ジュウォンはライムに本気にならない自信があったが、心を奪われてしまったとオスカーに打ち明ける。
一方、オスカーは盗作が判明した曲の原作者を知り、驚きを隠せない。そして、スルはその原作者と専属契約を結ぼうとする。ジュウォン、ライム、そしてオスカー、スル、それぞれが恋心に気を揉むなか、ダーク・ブラッド"の書類審査が通り、プロフィール映像を送るようにとの連絡がライムに舞い込む。
ライムは、ジュウォンが魂の入れ替わっている間に、イム監督を傷つけたと知り、ジュウォンに警告をしに行くが・・・。
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- 第12話
以前、人魚姫になることをライムに提案したジュウォンは、今度は自分がライムの人魚姫になると申し出るが、ライムはそれを断る。
キム秘書は、ジュウォンが自分よりもアヨンに詳しいことにショックを受け、涙を流しながらアヨンを問い詰める。アヨンは、ジュウォンがライムに贈ったものに、隠しカメラがあるのではと疑う。
スルは、ジュウォンの家族の食事に、ジュウォンの結婚相手として出席する。オスカーはショックを隠せず、ジュウォンはスルに皮肉を言う。
一方、アクションスクールの借金をジュウォンが立て替えたことを知ったイム監督は、ジュウォンに会いに行き、怒りをぶつける。
ついにジュウォンの主治医が誰か分かったパク常務は、閉所恐怖症のふりをしてジヒョンに会いに行き、ジュウォンの最近の様子を自分のことのように説明する。
- 第13話
アクションスクールのワークショップに同行したジュウォンは、ライムの隣で眠ろうとするがジョンスに邪魔されてしまう。
翌日の朝、ジョンスが登山に向かおうとすると、すでにライムが水まで用意して外で待っていた。
２人がいないことに気づいたジュウォンは慌てて２人を追いかけ山を登る。
自分をふって男と海外へ行ったスルが、数年ぶりに現れたことで、オスカーはスルの友人に自分と別れた理由を聞こうとする。
そこでスルが男と留学したことが誤解であったことを知る。
一方、スルは、オスカーの音源流出が自分のスタッフのミスであったことを知り、ショックを隠せない。
そんな時、オスカーが現れる。
ライムに、ロッククライミングの特訓を受けているオスカーは、訓練のあとライムを家まで送るが、ジュウォンの母親の秘書を見かけ…。
- 第14話
ロエルデパートのＶＶＩＰパーティーへ向かったライムは、窓越しに会場の中を見て自分とは住む世界が違いすぎると思い知る。
そんな時、会場に入ろうとしたオスカーはライムを見つけ、ライムを大変身させる。
ジュウォンはライムの変貌に目を見張る。
ライムは自分の気持ちをジュウォンに伝えるが、その場にジュウォンのお見合い相手が現れ、ライムは離れようとする。
するとスルが気を利かせてその相手を連れて行く。
一方、オスカーの盗作疑惑が再び問題になると同時に、過去の暴露話まで持ち上がる。
ジュウォンが考えたクリスマスイベントが大成功を収め、ライムのためにクリスマスパーティーを準備する。
しかし、ライムがジュウォンと別れていないことを知ったジュウォンの母親は、アヨンをクビにし、ジュウォンとライムは母親の家へ駆けつける。
ところが門を入ろうとする時、魂が入れ替わってしまう。
- 第15話
またしても魂が入れ替わってしまったライムとジュウォン。
ジュウォン（心：ライム）は、オスカーからジュウォンらしくないと指摘され、実は自分はジュウォンではなくライムだと打ち明ける。
またライム（心：ジュウォン）もイム監督に自分がライムではなく、ジュウォンだと打ち明ける。
一方、曲の盗作を知っていたと濡れ衣を着せられたオスカーは、マスコミやネットで叩かれてしまう。
オスカーの母親はそんなオスカーに引退を勧め、オスカーは今まで自分が泣かせた人たちをリストアップし、１人１人に電話をして謝罪をする。
スルとテソンは、オスカーの濡れ衣を晴らすために、周りに協力を求めるが、反応は冷たく、なかなか協力を得られない。
ライムは「ダーク･ブラッド」のオーディションを受けるチャンスを掴むも、魂が入れ替わっているため、ジュウォンにスタントマンとしての技術を仕込む。
そこで２人は、それぞれが済州島でもらったお酒を飲んでいたことを知る。
- 第16話
念願の「ダーク・ブラッド」オーディションの日。
ジュウォン（心：ライム）が会場に向かうためエレベーターに乗ると、パク常務によってエレベーターの中に閉じ込められてしまう。
そして、その時、雨が降ると２人の魂はそれぞれの体に戻ってしまう。
自分の体に戻ったライムはオーディションを蹴って、ジュウォンが運ばれた病院へ駆けつける。
一方、無実が証明されたオスカーは記者たちに囲まれ、陽気にインタビューをしながらも、協力してくれたみんなに感謝の気持ちを伝える。
そして、スルのところへ駆けつけ、よりを戻そうとするも、スルに突き放されてしまう。
ライムがオーディションを受けなかったことを知ったイム監督は、ライムの家に行く途中ジュウォンと出くわす。
２人が元に戻ったと知りジュウォンを殴る。
ジュウォンは、「ダーク・ブラッド」の監督が、オーディションの為に日本へ向かったと知り、オスカーの人脈を動員して監督と連絡を取るのだが…。
- 第17話
昔、エレベーターに閉じ込められたジュウォンを救ったのはライムの父親だった。
そのことを知ったジュウォンの母親は、ライムにそのことを打ち明け、お金で報償するからジュウォンと別れてくれとひざまずく。
一方、オスカーは韓国を去ろうとするテソンに、自分がテソンを育てるのではなく、テソンが自分を育ててくれと言い引きとめる。
オーディションを受けられなかったライムに、『ダーク･ブラッド』にキャスティングされたとの知らせが入り、ライムはジュウォンがチャーター機を用意して監督を韓国まで呼んでいたことを知る。
このことを知ったジュウォンの母親は、代表理事の解任を案件に株主総会を開く。
株主総会のことを知ったライムは、それでもライムと別れようとしないジュウォンを突き放すのだった。
そして、『ダーク･ブラッド』の撮影中、ライムは事故に遭い、昏睡状態に陥ってしまう。
- 第18話
意識の戻らないライムに自分の体をあげる決心をしたジュウォンは、雨に向かって車を走らせる。
一方、ジュウォンと久しぶりに楽しくお酒を飲み、大事にしていた時計までもらったオスカーは、翌日、胸騒ぎを感じてライムの病室へ駆けつけるが、そこにはもうライムの姿はなかった。
ジュウォンとライムの心配をするオスカーやイム監督のもとに連絡が入り、オスカーは２人をソウルの病院まで運ぶ。
ついにジュウォンが意識を取り戻すが、その体の中にはライムの魂が・・・。
オスカーやイム監督、そしてライムはジュウォンがしたことにショックを隠せずにいた。
ライムとジュウォンは、夢の世界でライムの父親に招かれ、神秘的な庭でお酒を飲む。
そこでライムの父親に魔法はここで終わったと告げられる。
- 第19話
意識を取り戻したジュウォンは、20代の頃の記憶に戻り、ライムとの事を覚えていない。
出逢った頃のように色々と質問をするジュウォンにライムは動じることもなく、いつものように接し、ジュウォンもまた、そんなライムのことが気になるのだった。
一方、事故が原因で念願のハリウッド映画だった「ダークブラッド」から降ろされてしまったライムは、みんなの前では明るく振る舞うものの、奇跡を無駄にしてしまったとジュウォンに謝る。
ジュウォンは、１３年前のエレベーター事故の時、自分を助けてくれた人の連絡先を母親に聞くが・・・。
テソンと契約を結んだオスカーは、テソンの作った曲を気に入る。
しかしオスカーに気があるテソンは、オスカーが自分と友達のように接することが面白くない。
オスカーの母親は、息子とスキャンダルを報じられたスルを呼び出し、別れさせようとするのだが、なぜか2人はお酒まで飲むようになり、支払いをオスカーの事務所に・・・。
- 第20話【完結】
すべての記憶を取り戻したジュウォンは、母親のところへ行き、これからは息子としてではなくライムの男として生きると宣言する。
一方、ライムは自分を常に監視するジュウォンの母親の秘書にコーヒーを渡す。
すると秘書は、監視はしているがジュウォンとライムのことを応援していると打ち明ける。
イム監督からライムへの気持ちを打ち明けられたジュウォンは、これからもライムにとって父親であり兄のような存在でいてほしいと頼む。
やがて、ジュウォンはライムと結婚式よりも先に婚姻届を出すことに。その証人の欄にはオスカーとスルがサインをする。
一方、一度ロエルを辞めたパク常務は、ジュウォンの頼みで忠実な常務としてロエルに復帰し、オスカーとよりを戻したスルは、オスカーがほかの女と親密に話すところを目撃する。
そして、ライムとジュウォンは、幸せな夫婦生活を送り、子供が３人もできても新婚のように仲がよく、ジュウォンの母親はそんな孫たちを可愛がるのだが…。
