「スターの恋人」のあらすじ
各話あらすじ
- 第1話国文科を卒業して大学で時間講師をするキム・チョルスは、幼い頃両親に捨てられてナ
イトクラブのバックコーラスをしていた3人のおばさんたちに育てられる。現在はそのお
ばさん3人と妹のユリと一緒に暮らしている。貧しい生活を送るチョルスは教授になるた
めに大学院の博士課程に進むことにするのだが、大学院の登録料はすでに振り込まれてい
た。インターネット記者をしている友人のビョンジュンに問いただすと、日本に留学中の
ウニョンが払ったことが分かる。ウニョンはチョルスの元恋人で裕福な家庭で育った。チ
ョルスは、ウニョンが自分とは育ちが違うということを知って別れを告げたのだが、チョ
ルスに未練のあるウニョンは、チョルスに気づかれないように金銭援助をしていたのだ。 一方、韓国のみならずアジアで絶大な人気を誇るイ・マリは、幼い頃両親に先立たれて
祖母の孤児院で育つ。目立たない少女だったマリは、ある日、ひょんなことから自分の美
しさに気づく。その後マリは美容院でアシスタントとして働くようになり、そこで芸能事
務所の社長テソクにスカウトされて女優になる。しかし一度も賞を受賞したことのないマ
リを案じてテソクはイメージ戦略を立てる。それは知的なイメージを打ち出すために本を
出版するというものだった。ただしマリ本人ではなくゴーストライターに書かせることに。
そこでテソクは、チョルスに代筆を依頼する。チョルスは、ウニョンから借りたお金を返
済するために、代筆は物書きとして一番やってはいけないことだという信念に反してテソ
クの依頼を承諾する。チョルスが依頼された本は、日本の奈良を舞台にした紀行文。その
ためチョルスは、一ヶ月間奈良にあるマリの屋敷に滞在して本を書くことに。
ある日、ファンレターを見ていたマリは一通のエアメールを目にする。封筒には写真が
二枚入っていた。一枚は自分とカメラを構える男性が写った写真。もう一枚は葦の広がる
景色が写っていた。いても立ってもいられなくなったマリは変装してその場所へ向かうた
めに奈良へ。そして同じく奈良へ向かったチョルスとマリの屋敷で出会う。
- 第2話チョルスはマリに代筆の契約書を見せるが、マリはテソクから話を聞かされていないた
め断る。チョルスはマリの高慢な態度に怒りを覚えて代筆のアルバイトをあきらめて帰国
を決意する。マリはチョルスが帰国する前に初恋の男性との思い出の場所へ連れて行って
もらう。その初恋の男性とは結婚を約束していた仲だったが、彼はバニラアイスクリーム
を買いに出ていって以来マリの前から姿を消したため、マリは未だに彼のことをひきずっ
ていた。 マリとチョルスは、二人でいるところを高校生たちに見つかる。マリはとっさにポップ
コーンの袋をチョルスに被せて高校生たちから逃げる。しかし携帯のカメラで撮られた写
真がインターネットにアップされて大騒ぎになる。この騒ぎでマリが日本にいると知った
ビョンジュンは日本へやってくる。同時にテソクも事務所のスタッフとマスコミを引き連
れて日本に到着。マリの屋敷へ向かう。 チョルスはマリの高慢な態度にたまりかねて、そういう生き方をしていたら誰ともろく
に付き合えないと言う。するとマリは自分は女優だから心がなくても何でも演じられると
言いチョルスにキスする。 テソクは騒ぎを鎮めるために会見を開き、マリが日本で本を執筆中であることを発表。
さらにチョルスに紙袋を被せてマスコミに公開し、日本の現地ガイドであると説明する。
結局チョルスは本を代筆することになったためウニョンにお金を返すことにして、マリに
ウニョンの留学先の大学まで乗せていってもらう。マリは翌日韓国に戻るため、いい本を
書いてくれとチョルスに頼んで別れるのだが、その後、偶然チョルスとウニョンが話して
いるのを目撃する。
- 第3話ウニョンの大学に来たチョルスは、ウニョンにお金を返したあと音楽ホールへ行きショ
パンのノクターンを弾く。音楽ホールに入ってきたマリを見たチョルスは、あとをつけら
れたと勘違いしてマリに憤りを感じる。ちょうどそのときマリの携帯電話が鳴り二人は急
いでマリのファンミーティングが行われる会場へ向かう。ファンミーティングの後、マリ
はテソクに一ヶ月休みたいと話す。テソクも承諾したためマリはしばらく日本に滞在する
ことに。 可能な限りマリの立場で本を書きたいチョルスは、マリと一緒に街を歩き回りマリの発
した言葉をメモする。 テレビでマリとの熱愛報道を認めたハヨンは、日本で療養中の祖父を見舞うために日本
へ。その後マリに会いに屋敷へやってくる。ハヨンは、本当に真剣な付き合いをしたいの
かとマリに確認する。マリはそうだと答える。 チョルスが原稿をマリに見せると、マリは音楽や本の引用が多くて難しいと言う。マリ
は学生のころから仕事で忙しく本を読む時間がなかったのだ。さらにマリはデビュー当時
非常識な言動を連発していたせいで学識のないことを世間によく知られていた。チョルス
は反論するのだが、そのうち二人は言い合いになる。だがチョルスがマリに謝ったことで
マリはチョルスに対して少し警戒を解く。そして初恋の相手(ソ・ウジン)がバニラアイ
スクリームを買いに出て行ったきり姿を消してしまったことを話す。その後二人はキャン
ドルナイトへ。マリはチョルスの肩にもたれて目を閉じる。チョルスは、安らぎを感じて
眠りについたマリをベッドに寝かせる。
- 第4話チョルスは韓国でマリの本を書くことにする。それを聞いたマリは、次回作の映画「グ
ッドバイ・マイ・ラブ」の舞台である遊園地にチョルスを誘って行くことに。そして二人
は観覧車に乗る。そこでマリは自分の気持ちを告白しようとするのだが、それをさえぎる
ようにチョルスは自分には好きな人がいると話す。そして初恋の男性に去られて悲しむマ
リの姿を見て、自分も好きな人につらい思いをさせたためこれから幸せにしてやらなけれ
ならないことに気づいたと言いウニョンに会いに行くことに。しかしマリのことが気にな
るチョルスは、「グッドバイ・マイ・ラブ」の制作発表を行っているマリに会いに行く。一方、ハヨンは制作発表のあとチャーターしたクルーザーでマリにプロポーズする。だ
がマリはハヨンのプロポーズを断るように川に飛び込む。偶然乗り合わせていたチョルス
はすぐさまマリを助けるために川へ飛び込む。川の中で初恋の相手ウジンの言っていたこ
とを思い出したマリは、その後ハヨンの従兄弟チョン・ウジンと出会う。初恋の相手と名
前が同じでそのうえバニラアイスを持って現れたチョン・ウジンにマリはハッとする。一
方、チョルスはテソクに誰を好きになるべきか考えろと言われてウニョンに会いに行きウ
ニョンの好きなノクターンを弾いて聴かせる。
マリとチョルスは韓国に戻る。マリの映画「グッドバイ・マイ・ラブ」は映画祭で賞を
授賞し映画館は観客でにぎわう。「明日香の恋人」もベストセラーとなり一大旋風を巻き
起こす。しかし「明日香の恋人」の中で引用されている文学作品のことについてよく知ら
ないマリは、テレビで本のことを訊かれるたびに何とかうまく話題を逸らすものの肝を冷
やす場面が続く。マリは周囲から代筆を見透かされているのではないかという被害妄想に
陥る。そんなマリを見てテソクは、自分に任せれば大丈夫と念を押すのだが、デビューの
ころウジンと別れさせられたことのあるマリは、テソクを信じられない。これから自分の
ことは自分で決めると言い勝手にテレビの討論番組の出演を承諾する。困ったマリは助け
を求めるためにチョルスに会いに大学へ行く。一方、チョルスは大学の論文審査会で、ある大学院生の論文が教授と共同で書いたもの
であると糾弾し、大学院を辞めることを決意する。
- 第5話テソクの反対を押し切り勝手にトークショーに出演することにしたマリは、助けを求め
るためにチョルスに会いに行き、一ヶ月一緒に暮らしながら「アスカの恋人」の本の中で
引用された冊の本について説明してほしいと頼む。しかしチョルスはこれ以上マリに振
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り回されたくないので二度と会いにくるなと言い頼みを断る。
一方、マリとテソクの関係は悪化。反抗的なマリに対してテソクの怒りは募っていき、
ジャンスにマリのマネジャーを辞めて俳優としてトレーニングを受けるよう告げる。
ビョンジュンは、チョルスがマリの本を代筆したという確信を持ち、チョルスに白状さ
せようとするがチョルスは口を割らない。
ウニョンは学会に参加するために一時帰国してチョルスに会いにくる。日本でヨリを戻
したチョルスとウニョンは、付き合っていたころのような関係に戻れるようお互い努力す
ることを約束し合う。トークショーで「アスカの恋人」に出てくる本の中から1冊取り上げて話さなければな
らないマリは、「高慢と偏見」を選択して読み始めるのだが、中々進まず再度チョルスに
電話して助けを求める。しかしまたしてもチョルスを怒らせることに。
チャリョンは、チョルスの母ボヨンが韓国に戻りホテルのバーで歌を歌っているという
話を耳にする。ジスクはチョルスとユリには黙っておくべきだというのだが、その話を偶
然聞いていたユリは、ボヨンの居場所を教えてほしいと訴える。
ビョンジュンは、チョルスをマリの映画「グッドバイ・マイ・ラブ」の舞台挨拶に連れ
て行き公の場で代筆の事実をぶちまけようとするが失敗。一方、チョルスは、舞台挨拶で
監督に「華麗なるギャツビー」に関する質問を投げかけられて困るマリを助ける。その後
マリはチョルスの家に押しかけて一ヶ月住み込みで家庭教師をしてほしいと再び懇願する。
- 第6話チョルスの家に押しかけたマリ。チョルスは、ジェイン・オースティンの本3冊を読む
ことを条件に一ヶ月間住み込みで文学の家庭教師をすることを約束する。マリはチョルス
の屋上部屋に居座り本を読み始め朝を迎える。マリに好意を抱いているチョン・ウジンは、マリをさらってしまいたいと言うハヨンに
賭けを持ちかける。マリに結婚指輪をはめてハヨンの前に連れてくるというのだ。ユリは母親のボヨンを捜すためにホテルのジャズバーを訪ね歩いた末に見つける。テソクの妹イェリンがアメリカから帰国。マリのマネージャーを務めることになる。姿
をくらましたマリを心配する一方で怒りが頂点に達していたテソク。イェリンの何気ない
一言で、マリがチョルスの家にいるでのはないかと思いチョルスの家へ。だがチョルスに
探りを入れてもチョルスは口を割らない。テソクに代筆の口止め料としてお金を渡された
チョルスは、これを腹に据えかねてマリに怒りをぶつけるのだが、八つ当たりしている自
分に気づき謝る。そして学校を休み3冊読み終えたマリにトークショーに向けた講義をす
る。そのうち二人はチョルスの部屋で寝入り朝を迎えるのだが、訪ねてきたビョンジュン
に写真を撮られる。ビョンジュンはスクープを手に入れたと編集長に豪語するのだが、友
達を売るのはよくないと気づき一旦断念。しかしカメラを会社に置き忘れたため、二人の
写真を編集長に見られる。
トークショーの収録日。テソクがプロデューサーに出演のキャンセルを伝えようとした
その時、マリが現れる。マリは事務所側が事前に用意していた質問に対する回答を拒否し
て自分の考えを述べトークショーは成功裏に終わる。収録後、マリは一ヶ月間住み込みを
始めるチョルスを迎えにいきその後自分のマンションへ。マリはクリスマス気分だが、チ
ョルスはマリの家を見て圧倒されるばかり。そんなときにウニョンから電話がかかってく
る。予定を変更して日本から会いにきたのだ。チョルスがウニョンに会いにマリの家を出
ようとすると、マリに好きだと告白される。
- 第7話マリに好きだと告白されて驚くチョルスのもとに、ユリが病院に運ばれたという連絡が
入る。チョルスはマリの車に乗せてもらい病院へ。ユリの容態が安定してきていると聞き
安心するチョルスだが、先に来ていた母親のボヨンに気づく。他人を装うチョルスだが、
あとから駆けつけたオクジャがボヨンに襲い掛かり大騒ぎになる。クリスマスツリーの箱を持ってマリのマンションへ来たチョン・ウジンは、病院から戻
ったマリを誘って食事へ。マリは二人きりで会うのは気が重いと言うのだが、チョン・ウ
ジンにツリーの飾りを見せられて施設でのことを思い出し態度を軟化させる。ビョンジュンが会社に置き忘れたカメラに写っていた、マリとチョルスの写真を見た編
集長は、その写真をもとに暴露記事を作成する。それを知ったビョンジュンは合成写真だ
と言い訳をするが、編集長は翌日の1面記事に載せるという。焦るビョンジュンはテソク
にマリとチョルスの写真を見せて事情を説明する。するとテソクは編集長に連絡してマリ
とチョルスの記事は載せないよう頼み、代わりにほかの芸能人のネタを提供する。これで
マリとチョルスの記事はお蔵入りに。ユリが病院に運ばれた日の翌朝、チョルスはマリの家へ。二人が朝食を食べているとテ
ソクが現れる。チョルスは寝室に隠れるのだが、テソクはチョルスの気配を感じ取り、部
屋を見て回るのだが見つからない。早くテソクに帰ってほしいマリは、テソクと和解をし
て帰らせる。一方、ウニョンと付き合っているという事実にあらためて気づいたチョルス
は、住み込みで家庭教師をするのは間違っているとマリに話す。そして自分がマリに抱い
ているのは本物の愛じゃないと告げる。ジャンスはマリのマネージャーを辞めさせられて俳優に転向。テソクの妹イェリンがマ
ネージャーになり、映画のオーディションを受ける準備をする。
ウニョンはチョルスの部屋でチョルスの論文を捜しているときに、偶然マリとチョルス
が日本で撮った写真を目にする。ビョンジュンはただ代筆してあげただけだと慰める。ウ
ニョンも写真一枚だけのことだと自分に言い聞かせる。
そんな折、マリの本を代筆したという人物が現れて大騒ぎになる。怒り心頭に発したテソクは、これ以上スキャンダルが起きればマリの女優生命が断たれるため、マリに二度と
チョルスに会うなと言う。一旦マリは断るものの、チョルスの将来と身を案じてテソクに
会わないと約束する。悲しむマリだが、その後チョルスが会いに家に現れる。
- 第8話マリの家に現れたチョルスは、代筆をした責任を感じて引き続き家庭教師をすると言う。
しかしマリは、チョルスの身を案じて断固として拒否する。そんなときにチョン・ウジン
から電話が掛かってきて力になりたいと言う。自分の出る幕ではないと思ったチョルスは
引き下がる。するとマリは態度を変えて家庭教師を受け入れる。一方、チョルスはウニョ
ンに、住み込みの家庭教師を始めたことを話す。相手がマリであることは知らないものの、
心配になったウニョンは早めに留学をやめて韓国に帰国することに。マリの事務所にマスコミが詰め掛けるが、テソクは記者たちが過熱報道しないように言
いくるめる。テソクは専属契約の更新の話をマリに持ちかける。マリはその場でサインをしない。依
然チョルスと会っているのではないかと疑うテソクに、マリは思わずほかに付き合ってる
人がいると言う。テソクが問い詰めているとチョン・ウジンが現れる。チョン・ウジンは
事情を察してマリと付き合っているとウソをつく。チョン・ウジンはマリに演技ではなく
本当に付き合いたいと告白する。
テソクは、マリに決まっていた映画の役をほかの女優に変えるなど、故意に厳しい状況
を作り出してマリが専属契約を更新するように仕向けようとする。一方、マリはチョルス
に契約のことを相談する。テソクの事務所から独立したほうがいいと言われたマリは、サ
インをせずに契約書をテソクに送り返す。チョルスは、代筆したのはマリの本であること、マリの家で家庭教師をしていることを
ウニョンに話す。そして別れの言葉を切り出そうとするのだがウニョンに遮られる。不安
になったウニョンはマリに会いに行き、代筆したことが表ざたになれば小説家としての未
来が閉ざされるため、チョルスに二度と会わないでほしいと言う。ユリの病気はアメリカで手術しない限り治らないと知るオクジャたち。チャリョンとジ
スクが宝石や衣類を売って高い手術費を工面しようとするが、オクジャがチョルスたちの
ために貯めておいた貯金を手術費に当てることに。
テソクはスンヨンに、マリを説得して契約更新させるように頼む。しかし代筆の暴露記事を仕組んだのはテソクではないかと疑うスンヨンは、記事をうまく封じ込めたら説得す
ると言い突っぱねる。するとテソクはある人物に電話を入れる。そして間もなく紙袋の男
が「アスカの恋人」を代筆したという暴露記事がネットにアップされて大騒ぎになる。マリはチョルスに二度と会えないと伝えるためにユリの病院へ行く。チョルスはお見舞
いに来ていたボヨンと鉢合わせになる。ユリの手術費を出せないことを嘆くボヨンに冷た
い態度を取るチョルス。その様子を見ていたマリに気づいたチョルスは、怒りをあらわに
する。家庭教師代としてお金をやると言われたチョルスは、自分とマリのあいだに線を引
いて越えてくるなと言う。しかしマリは線を越える。そんなマリにチョルスはキスをする。
- 第10話チョルスの家にやってきたマリは、代筆騒動の収拾をテソクに任せる。テソクはマリが
病院に入院しているという嘘の情報を流して世間の同情を買う作戦に出る。一方チョルス
は、嘘をつき続ける人生はよくないとマリを批判。二人は言い争う。ひとまずマリはチョ
ルスの家に泊めてもらうのだが、マリが出国していないと知ったテソクから電話が掛かっ
てくる。しかしテソクは怒りを抑えてチョルスのことを忘れて戻ってくるように念を押す。
チョン・ウジンはチョルスが「アスカの恋人」を書いたのではないかと疑い、テソクに
電話をかけて確認。テソクの反応からチョルスが代筆したものと確信する。
代筆騒動は新たな展開を見せ始める。ニセの代筆者が日常的に代筆騒動を起こしていた
人物だという噂が流れ代筆者に非難が集中。一方、テソクはマリを代筆騒動の被害者に仕
立て上げることに成功。マスコミを巧妙にけん制する。
芸能活動に復帰する条件としてチョルスとは二度と会わないという約束をしていたマリ。
それを知ったチョルス怒り心頭に発してもう終わりにしようと伝える。オクジャにも家か
ら出て行くように言われたマリは家を去ることを決心する。チョン・ウジンはチョルスを呼び出して、マリのことを思うなら身を引くべきだと話す。
そのときにチョルスはマリが施設で育てられたことを知る。チョルスはマリとの問題に口
を出すなと反論して立ち去る。マリにスターとしての人生を歩ませたいチョン・ウジンは
スンヨンに救いの手を求める。テソクはマリを予定より早めに呼び戻して記者会見を開くことに。マリは病院へ行き患
者を装う。記者会見でマリの悲惨な姿を見せて再度「被害者のマリ」を植えつけようとす
るテソク。その作戦は成功するかに見えたのだが、チョルスに「自分の幸せを考えて」と
言われていたマリは、「アスカの恋人」は代筆であったことを明かして事態は急変。これ
に憤りを感じたテソクは、記者会見を見て病院に駆けつけたチョルスが「紙袋の男であり
マリの元恋人」であることをマスコミに暴露する。
- 第11話マリの病院に現れたチョルスはマリを連れて逃げるが、マリがテソクの車に無理矢理押
し込まれたためはぐれる。二人を追っていたマスコミはビョンジュンの失言から、チョル
スの名前や恋人の存在を知り、チョルスの家に詰め掛け大騒ぎになる。さらに恋人がウニ
ョンであることも世間に知れる。テソクはマリを事務所へ連れてくるが、チョルスのことで言い争う。そこへチョン・ウ
ジンが現れてマリを連れて出る。ウジンはマリを自分の別宅へ連れていき休ませる。怒っ
たテソクはマリの活動を中止することに。
チョルスのことが心配なユリは退院して家に戻る。
チョルスはマリがウジンの別宅にいると知りそこへ。ウジンは追い返そうとするが、チ
ョルスが食い下がるためマリの気持ちを尊重して会わせることに。家に上がったチョルス
は寝ているマリの顔を見て安心しそのまま家を後にする。目を覚ましたマリはチョルスに
会いに行こうとするが、ウジンに止められる。マスコミの関心は代筆騒動から徐々にマリ、チョルス、ウニョンを巡る恋愛スキャンダ
ルへと移っていく。さらにチョルスがお金目当てにマリに近づいたという噂まで流れる。
一方、テソクはテレビに登場して、代筆への事務所の関与を全面的に否定してマリが独断
で行ったことであるとの考えを示す。
チョルスは代筆に関する懲罰委員会に出席するために大学へ。そこで自主的に大学を辞
めると申し出て了承される。チョルスは二度と教壇に立てなくなる。ウニョンはマスコミ
の前でチョルスをかばうのだが、チョルスはウニョンのやさしさを負担に感じていること
を本人に告げる。
テソクは、チョルスを心配して訪ねてきたビョンジュンに、マリとチョルスのラブスト
ーリーをテーマにした記事を依頼する。ビョンジュンは喜んで記事を書くことに。
ウジンの家にいたマリは危険を承知でチョルスに会いにいく。行き場のない二人は以前
訪れた民宿へ行く。
チョン・ウジンはマリが家を出て行ったため、ある提案をスンヨンに持ちかける。
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