あらすじ
#1「極夜」
酒類流通会社の課⻑スヨルは実績トップクラスの営業マンだが、家の保証金の引き上げ分も得られないほど厳しい生活を送っている。ある⽇、取引先のイム社⻑が条件の良い店の買収を提案し、スヨルは葛藤の末に集金したお金を横領して契約を結んでしまう。しかし、これは不動産詐欺であった。犯罪の事実を隠すため、帳簿を操作によりすべて解決したと思った先には更なる秘密と困難が待ち受けていて…。
#2「僕らがいた」
興味があるのは学業成績だけで、交友関係にも一切関心を持たなかったウンホ。他人に関心を注ぐ誠意などなかったため、クラスメイトのミンジュが校内暴力に遭っているのも見て見ないふりしてきた。そんなある⽇、誰かから匿名のメッセージを受け取り、書かれた場所に向かうと、意図せず校内暴力の中心に立つことになるが…。
#3「マダムの真実の愛」
一時は将来を嘱望されていたが、中枢大臣たちに正論を言ったため破職された後、ある村の書院に定着したジョンヨルと彼の妻ソルエ。ジョンヨルの浮き沈みにより2 人の仲は疎遠になり、ソルエは寂しい⽇々を送る。そんなある⽇、書院の院⻑職に昇進できるチャンスがジョンヨルに訪れるが、妻のソルエが家のマダンセ(召使)と関係があるという事実を知ることになり…。
#4「重なる記憶」
暴力を振るう⽗親によって母親の死に直面したスホ。その時、時間を戻してくれるという謎の声により、スホは母は親を蘇らせるためのタイムトラベルを始める。そしてもう一人のタイムトラベラー、ヨンヒ。ストーカーに追われる地獄の日々から救ってくれた彼氏のチャンソクが死の危機を迎えることになり、彼を生かすためにタイムトラベルを始める。それぞれ愛する人を守るために時間を戻すなか、切り離せない悲劇に閉じ込められてしまう。
#5「影の告白」
生まれた時から弱かった兵曹の息子ユンホは、両班家の庶子ジェウン、ソルと親しい友人だ。ユンホはいつからかジェウンを意識しだす。17 歳、混乱した年頃の恋心は隠せず、ユンホはジェウンへの思いを自覚する。しかし、同性愛がタブーであった時代、愛と友情の間の微妙な関係を維持し、2人は成人を迎えるにあたり、婚礼の話が舞い込み…。