あらすじ
#1「史官は論ずる」
歴史を記録しなければならないまさに「歴史的」使命を持つ史官であるヨガンは、今日も「歴代級」の事故を起こしていた。過重な業務に苦しみ、史官の先輩から叱られることを繰り返していたある日の夜。ヨガンは承政院日記が保管されている史庫で「侵入者」と向き合うことになる。草書が保管されているそこは、王でさえもむやみに立ち入ることができない場所だ。しかし侵入者のこの朗々とした声、どうも聴き覚えがある。それはまさにヨガンの愛、朝鮮の希望、東宮の声ではないか!ヨガンはすぐに大きな事実を悟る。東宮は壬午年の歴史を消そうとしている!ヨガンは慕っていた彼に立ち向かい、歴史を守り抜くことができるのか…?
#2「ハンサムを探せ」
2008年、ボーイズグループ“ファイブ・プリンス”としてデビューした5人。メンバーの中で唯一有名になり始めたハンサム(ホン・ジョンヒョン)のおかげで少しずつ上昇の勢いに乗っていた“ファイブ・プリンス”だったが、ある理由により脱退を選んだハンサムのせいで世間から忘れ去られ解散してしまう。10年後ー。依然としてオーディションを受ける日々に追われていたキューティー(オ・スンフン)は、久しぶりに好評価を得る。そんな時、スター俳優としての地位を固めていたハンサムが突然失踪する事件が起きて…。
#3「ヨンボク、サチコ」
光復前、慰安所に連れて行かれないために行方不明になった留学生のイム・ソリムと結婚したヨンボクは、顔を一度も見たことのない夫の代わりに病気の舅姑の面倒をみてきた。19歳にヨンボクは笑えない大人に成長していた。光復後、あれほど会いたかった夫のソリムが夢のように現れたが、彼のそばには妊娠した日本人妻の幸子がいた。不本意ながら二人の妻の夫になったソリムとヨンボク、サチコは一つ屋根の下で二つの家の暮らしを始める。
#4「角を曲がると」
ロードビュー制作会社で働くソフは、半年前まで同棲していた恋人のジンビョルと別れた後、無感な毎日を送っていた。ある日ソフは、下の階に住む薬剤師のウナから映像の中のモザイクされた男の顔を確認したいと頼まれる。母親、そして元カノの記憶に依然として留まっていたソフは断るが、映像に映った男が失踪した父親だと信じるウナはあきらめずソフに近づいて…。
#5「足の裏が熱くて」
16歳のハヌルはいじめが原因で3年間部屋から出てこない姉のノウルのために少し変わった日常を過ごしていた。ノウルの生死を確認することが日課になって以来、寂寞たる家で寂しさを感じていたハヌル。さらには、ノウルが自殺未遂をしたため、しきりにノウルの安否を尋ねてくる長期出張中の父親チョルヨンに息が詰まる。ハヌルは一週間だけでも良いから監獄のような家から脱出することを願った。そんな中、チャンスが巡ってきた! 1年前に済州島に引っ越した親友ヒョンジから、夏休みの間、済州島で過ごさないかと提案をうける。ハヌルは解放を夢見るが、旅行経費のためのアルバイトが見つからない。その上、キム・ヤンにけがをさせてしまい病院費を払わなければならなくなって…。