あらすじ
朝鮮第21代国王・英祖(ソン・ガンホ)は40才を過ぎてから生まれた息子・思悼世子(ユ・アイン)を、自分と同じく学問と礼法に秀でた王位継承者に育てあげようとする。だが父の望みとは裏腹に、思悼は芸術と武芸を好む自由奔放な青年へと成長。英祖が抱いていた息子への期待は怒りと失望へと転じる。そして、思悼もまた、親子として接することのない王に憎悪にも似た思いを募らせ、孤独な心は次第に思悼の精神に暗い影を落としていく。心のすれ違いを埋められぬまま二人の関係は悪化の一途をたどり、ついに英祖は思悼世子に自害を命じる。家臣たちに引き止められる中、怒りが頂点に達した英祖は我が子を米びつに閉じ込めてしまう…。李朝最大の謎と呼ばれる史実“米びつ事件”に隠された8日間の真実とは!?