サメ ~愛の黙示録~
キム・ナムギル×ソン・イェジン主演作!
「復活」「魔王」の脚本家&演出家が贈る三部作の最終章!
「赤と黒」キム・ナムギル×『私の頭の中の消しゴム』ソン・イェジン!
「復活」「魔王」の脚本家&演出家が贈る三部作の最終章!
<人物相関図>
※日本語字幕
★☆★ キム・ナムギル特集 ★☆★
>医心伝心~脈あり!恋あり?~(原題:名不虚伝)
6月12日(火)スタート
>モダンボーイ 6月5日(火)後8:50~10:55
出演 : キム・ナムギル、ソン・イェジン、ハ・ソクジン、イ・ハニほか
提供元 : Licensed by KBS Media Ltd. ⓒ2013 KBS. All rights reserved
話数 : 全20話
韓国放送日 : 2013年05月27日
KNTV初放送 : 2013年10月25日
登場人物
チョ・ウィソン役:キム・ギュチョル
カヤホテルグループ会長。チョ・サングクの一人息子で、へウの父。チョ会長が一線を退いてから会長に就任した。豪胆そうに見えるが、実際は小心者で劣等感の塊だ。気分屋で衝動的な性格で、他人に横柄で残忍で下劣。
イ・ファヨン役:チョン・エヨン
放送局の看板アンカー。成功への道をまっしぐらに走っている時にチョ・ウィソンに出会って、彼の愛人になった。大きな野望を抱いていた彼女は彼の利用価値を評価して、誘惑を受け入れた。
チョン・マンチョル役:キム・ミンサン
刑事。強者に弱く、弱者に強いのは彼の生存術であり、何でも適当にアバウトにやるのが彼の捜査法だ。20年以上の刑事生活で、彼に残ったものは博打の借金とノート数冊分にも及ぶ様々な不正だけだ。
カン・ヒス役:チェ・ドクムン
大学の時間講師で、歴史学者。名門大出身で、軍事政権時代に学生運動をしていて投獄された経歴がある。やっと手にした地方大学の時間講師の仕事は生活のための手段に過ぎない。彼がやりたいことは間違った歴史を正すことだ。自分が調べ上げた真実を世間に公表する前に、チョ・サングクを訪ねたが、多少大人気ない気もした。そしてその夜、意外な人物と対面する。
オ・ヒョンシク役 :チョン・ウォンジュン
ジュニョンの父親。現職のソウル中央地検長で、イルソン会(*)の会長。有力な検察総長候補と目されている。ソウル地検長から総長に抜擢されれば、極めて異例のこととなるはずだ。そのためにはこれまでのようにチョ・サングクの助力が必須だ。彼が今の座までのし上がれたのはチョ・サングクの力が大きかった。
(*)=???????????:靴磨きなどをして募金を集めるボランティア団体
キム・スヒョン役:イ・スヒョク
ヘウを補佐する強力部検察捜査官。警察学科を卒業した後、検察捜査官になった。角が立たない性格で、社交性に優れている。よくよくのことでないと腹は立てず、いつもニコニコした顔で相手の話に耳を傾け、口も堅いので職場での信望が厚い。
.キム・ヨンジュ役:ソ・ヒジョン
ピョン・バンジンの妻。人柄がよく、まめまめしさは近所で評判だ。亭主に小言もよく言うが、それも夫の体を気遣ってのことだ。平凡で何事もなく暮らしていくことが望みだったが、子供が産めないことを知って絶望した。それでも、前向きに明るく生きようとする姿が虚しく寂しそうだった。
ピョン・バンジン役:パク・ウォンサン
強力系刑事。江原道の田舎で長男として生まれ、高校を卒業して刑事になった。強い正義感はないが、真面目で愚直な性格。自分が正しいと信じたことには猛然と突進していく執念と粘りがある。科学捜査よりは自分の六感を信じて、足で捜査することをモットーとする。
パク女史役:チョン・ギョンスン
農家の4女として生まれた。10代の終わりに、ヘウの母親の遠縁の伝手(つて)で、ヘウの家の家政婦になった。道理を弁えたきちんとした性格で、時には肝の据わった女丈夫の一面をのぞかせる。
ユ・ソニョン役:オ・ヒョンギョン
へウの母親。建設会社を経営する裕福な家庭で育った。母親としてヘウに愛情を注げないのを済まなく思っているが、夫との不和がさらに彼女を追いこんだ。
ハン・イス役:キム・ナムギル
ジャイアントホテル社長。ヨシムラ・ジュンイチロウが率いる日本企業である(株)ジュン・インターナショナルの№2。ヨシムラの養子で後継者と呼ばれる彼の日本名はヨシムラ・ジュン。彼の本名がハン・イスであるという事実を知る者はなく、彼の人生は全く秘密に包まれている。ポーカーフェイスで、絶好の機会をじっと待てる忍耐力と、機に応じて果敢に決断し、手がけたことは最後までやり通す執念までも持ち合わせている。生来の頭脳と勝負欲に恵まれた彼が、ジャイアントホテル社長として赴任してわずか1年で、東南アジアホテルリゾートの覇権を競う程にホテルは大成長を遂げた。彼にとって善とはつまり金銭と権力だ。だが、それは表面的な姿に過ぎず、隠された彼の目的は金でも権力でもない。金と権力は彼の目的を達成するための武器にすぎない。彼が口癖のように言う言葉がある。
「世の中にはバランスが必要だ」
受けた分は返してやること、いや、それよりももっと過酷な刑罰を下すことこそが、彼が言うバランスを保つ方法だ。遂に密かに待ち望んだその時がきた。ヨシムラ・ジュンになった彼は鋭利な刃を胸に、12年ぶりに韓国に帰って来る。
チョ・サングク役:イ・ジョンギル
カヤホテルグループ創業会長。へウの祖父で、チョ・ウィソンの父親。一線を退き、マスコミのインタビューも避けて、隠遁者のように静かに暮らしているが、彼が握っている権力は想像以上に巨大だ。謙遜という美徳を楯に、寛大で温和な微笑を絶やさない。
キム・ドンス役:イ・シオン
イスの友人。単純だが愚直で義理堅く、口はよく動く。イスを恵まれた家庭の模範生だと思っていた。坊ちゃん風のイスに言いがかりをつけて見たかった。だが、思いの外自分と気が合った。
ヨシムラ・ジュンイチロウ役:イ・ジェグ
(株)ジュン・インターナショナル会長。在日韓国人二世で、韓国名はキム・ジュニル。10代の頃に、1人で日本に渡った。彼の韓国での生活については諸説あるが、本当の過去を知る者はいない。慎重で口が重く、行動する前に再考し、決めたことは断固として決行する。人間の本性と感情や心の明暗を見通す鋭利さを備えている。彼は人を信じない。自分の味方だと判断しても、信頼しているように見せかけるが、決して油断を怠らない。
強者になるためやくざになりボスに目を掛けられて、ボスの娘と結婚して、ヨシムラという姓を受け継ぎ、ヨシムラ・ジュンイチロウと改名した。ボスが経営していたパチンコ業を踏み台にして勢力を拡大し、闇金融と日本のジャイアントホテルチェーンを手に入れるのに成功した。そして、ボスの死去に伴って離婚した。他人はボスの娘が彼を裏切ったと言うが、それは彼の徹底した計算による離婚劇に過ぎない。初めから彼に必要だったのは、愛ではなくボスが持っていた力だったからだ。
ハン・イヒョン役:ナム・ボラ
イスの妹。天文宇宙学専攻の大学生。笑いの種を蒔いて養父母を楽しませる、清純で明るい女の子。
ハン・ヨンマン役:チョン・インギ
イスの父親。カヤホテルのチョ会長専属の運転手。学歴も財産もないが、誠実さと実直さでは誰にも引けを取らない。口数は少なく、責任感と信義に篤い善良な性格。妻が亡くなった後、幼いイスとイヒョンを育てながら、黙々と自分の仕事に勤(いそ)しんできた。
チャン・ヨンヒ役:イ・ハニ
ジャイアントホテル企画秘書室長。日本でホテル経営学を専攻し、優れた企画力と明晰さで、日本の由緒ある温泉ホテルに革新的なアイディアを導入して話題を呼んだ。イスが韓国のグランブルーホテルを買収すると同時にイスの片腕となり、ホテルの中枢的な役割を果たす企画秘書室長に抜擢された。明朗な性格で、ストレートではあるが親しみやすい女性。好き嫌いがはっきりしていて,自分の非は素直に認めて折れる。日本に留学していた時、イスと印象的な出会いをしてから、彼に関心を持った。日本のジャイアントホテルに就職して、彼と再会する。彼女の私生活に関して知る人はほとんどいない。貧しい母親は未亡人で、1男2女中の長女である彼女は、名門大学の日本語学科に通いながら、家庭教師のアルバイトを掛け持ちして学費を稼いだ。そんななかで、母親が肝臓癌を発病した。休学してアルバイトに専念したが、手術費と長い闘病生活にかかる費用、弟妹の学費と生活費を捻出するのは無理だった。結局、必要な金を得られる道を選択した彼女は日本に旅立った。
オ・ジュニョン役:ハ・ソクジン
カヤホテル戦略企画本部長。温厚で他人に配慮ができ、束縛されることを嫌う自由な精神の持ち主。人を見抜く観察力と、包容力を兼備していて、自分を信じ、自分が信じる者に対する信頼も堅い。些細なことには拘らないが、自分の領域に踏み込んで来る者には極めて冷淡だ。順調にエリートコースを歩んできた模範生に見られるが、高校時代は不良グループのリーダーだった。1年前、たった1人の弟を飲酒運転による交通事故で失った。運転者は過失致死で法的処罰を受けたが、許すことができなかった。模範生だった彼は手のつけられない問題児になったが、いつしか同じ学校の後輩のへウに魅かれ始めた。彼女も彼と同じように、爆発する場所を探し求める、孤独な問題児だった。へウを守ってやりかばってやりたいという熱望、それは彼の初恋だった。だが、彼女の心の中には彼の入り込むすき間はなかった。幸いにも、彼女が思いを寄せるハン・イスは彼も気に入っていた。ハン・イスなら自分が譲歩してもかまわないと思った。
チョ・へウ役:ソン・イェジン
ソウル地検の検事。カヤホテルグループの1人娘で、情熱的で気位の高い主体性のある女性。自分の意志で行動する積極性と、誰の前でも臆さない自尊心で、彼女ならではのカリスマを発散する。政略結婚で結ばれた彼女の両親は必要なとき以外は他人のような夫婦だ。飽きもせず不倫騒動を繰り返す父親と、いつも神経質に苛立っている母親は、娘に愛に対する幻滅と不信を抱かせた。それでも、彼女が耐えられたのは、祖父のチョ・サングクのおかげだった。分別がついてからは、祖父を頼りにし尊敬してきた。家出を決心しても、諭してくれるのは父ではなく祖父だったが、彼女の悲しみを癒すには不十分だった。不倫騒動で、父親の名前が新聞沙汰になって夫婦が言い争い、母親が父に投げつけたガラス瓶の破片を裸足で踏んだまま、ヘウは家を飛び出した。彼女を追って黙々と後に従うハン・イス。こうして初恋が彼女に近づいてきた。困難のなかでも、人に対する信頼を失わない穏やかで意志の強いイスは、彼女に人や愛情に対する信頼を取り戻させる道を開いてくれた。彼女はよく笑う少女になった。画家になりたいという夢も抱いた。依然として、両親とは気まずかったが、以前のように不幸で、寂しくはなかった。