愛は簡単じゃない

視聴率20%超、話題のシリーズドラマ

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結婚、キャリア、夫、子ども・・・オンナは、いつも無いモノねだり韓国版“デスパレートな妻たち”
視聴率20%超、話題のシリーズドラマ『愛は簡単じゃない』
パク・グァンヒョン出演、Tei本格演技初挑戦作!


■ポイント
1.裕福な一家の姉妹の人生模様を通して家族・結婚・恋愛を描く韓国版「デスパレートな妻たち」。
2.ユ・ホジョンやユン・ダフンなどの演技派たち。ハン・ゴウン、パク・グァンヒョンの出演。さらには韓国の人気歌手テイの演技初挑戦。
3.「帰ってこいよ、スネさん」「不良カップル」のチェ・スンソク監督作品。ちょっとブラックなラブコメディーという、世代を問わず感情移入できるファミリードラマ。
4.危機に瀕した夫婦、シングルマザー、不細工な末娘の恋物語などを通じて「結婚の時代的変化」や「恋愛の幻想と現実」といった裏表を描く。また離婚・再婚の変化にも触れる。

出演 : パク・グァンヒョン、Tei、ハン・ゴウンほか
提供元 : SBS
話数 : 全50話
韓国放送日 : 2009年03月07日
KNTV初放送 : 2009年07月21日

あらすじ

野心家の母親の勧めで医師の道を選んだオ家の次女ソッランは、条件のよい壻を欲しがる母親の希望から歯科医のイ・スナムを結婚相手に選んだ。何事も計画に沿ってしか行動しないソッランに嫌気が差したスナムは、医療奉仕に向かったインドネシアで部族の娘ヤンティに出会って恋に落ち、そのまま彼女をソウルに連れ帰ってきた。妻ソッランは傷つき、テコンドー師範のチャン・テコンが彼女に急接近しはじめる。
一方、恋も結婚も望まない三女グムランは、匿名提供された精子を使って計画的に妊娠すると渡米して娘ジャンミを出産。6年後に帰って来たが、ジャンミは白血病にかかっていた。そこで精子提供者を探し、見つかったのがイ・スンシンだった。彼の頼りなさに呆れるグムランだったが、ジャンミの命を救うため、仕方なく生活をともにすることになった。
長女のプンランは母親の大反対を押し切り、ホ・セドルとの結婚を強行。だが、やがて幻想は覚め、彼女はドケチで小言ばかりの夫にうんざり。「小説ではなく、ドラマの脚本を書いてみては?」と勧める先輩リュ・ヨンハの仕事場を出入りするようになったが、それが夫の誤解を招いてしまう。
末娘のボンソンは美人の姉たちとは似ても似つかない醜さだった。おまけに自慢できる学歴もない。しかし、明るく前向きな性格が彼女の魅力だった。これまで一度も恋愛経験がなかったが、ある日在米韓国人デニー・ホンに一目ぼれしてしまう。以来、人生の目標は彼だけになった。しかし、そんな恋路にも刻々と試練が近づいていた。

登場人物

オ・ソルラン(38) 役/ユ・ホジョン
次女。大学病院の小児科医。スナムの妻。

オ家では実質的な長女といってよい。母エスクにとっては自慢の娘。

名門大の医学部に一発で入学し、さらに同業の医師スナムという釣り合いの取れた相手を見つけ、結婚。その後もエスクのサポートを受けながら、しっかりとキャリアを積む。人生の成功と幸せな結婚、それが彼女の人生の目標なのだ。

羨望のまなざしを一身に浴びる彼女だったが、同居する相手にとっては疲れる性格だった。すべてが計画通りじゃないと気がすまない彼女の完壁主義に、だらしのない夫スナムは疲れ果て、スナム似の息子チャンの心も次第に離れ始める。

「完璧な人生」を演出しつづけようとするが、ついにスナムと離婚し、それが彼女の人生初の汚点となった。しかし、それをきっかけにテコンドーの師範に出会い、古い自分を捨てて人間らしい女性に生まれかわる。

※主な出演作:「人生よ、ありがとう(KBS)」

オ・グムラン(36) 役/ハン・ゴウン
三女。フリーランスのカメラマン、ブックカフェのオーナー。

華やかな美人。子供の頃から独自の世界観や芸術的なセンスを持ち、20才からアメリカで写真を学ぶと韓国に戻ってカメラマンとなる。

少々わがままな性格だが、裏表のなさが魅力。個性が強いため、自分でも普通の結婚生活は送れないと思っている。これまで彼女のルックスに惹かれても、その内面まで理解し、愛してくれる男はいなかった。男への幻想をくじかれ、20代の半ばごろから「人工受精で子供を作ること」を計画し、実際に妊娠して渡米。娘のジャンミを生み、6年を過ごす。シングルマザー宣言をして家族を驚かせたものの、娘ジャンミが病に倒れると、スンシン(ジャンミの生物学的父親)を探し出し、暮らし始める。しかし、一見優しいスンシンが、実はそうではないと知り、さらに彼女は男性への認識を新たにするのだった。

ファンションセンスと経営センスを持ち、人を見抜く目がある。韓国に帰国するとつぶれかけた喫茶店を買い取り、専門店に作り変えて経営する。

※主な出演作:「京城スキャンダル(KBS)」「愛と野望(SBS)」

オ・プンラン(40) 役/チ・スウォン
長女。セドルの妻。作家。

短編小説でデビューしたが、一本の長編小説に何年もしがみつく悩める小説家。

現在はドラマ脚本家への転向を考えている。

勉学の才能はないが、文章力と感受性に優れる文学少女だった彼女。三流大学の文芸創作課を卒業し、短編作品が文学誌に紹介された。これが彼女の全経歴である。正直なところ、作家業は主婦業のついでという感がある。粘りもなく遅筆だが、いつかは「風と共に去りぬ」のような不朽の名作を残したいと思っている。大学で出会った法学生セドルの熱烈な求愛に気をよくし、ゴールイン。まったく後先を考えていなかった。自分を最高だと思う男と暮らせば人生はバラ色…かと思いきや、ケチな夫との15年に渡る結婚生活は最悪だった。生活費をめぐっての夫婦喧嘩。毎日繰り返される夫セドルの小言。気がつけば筆は振るわず、ドラマの脚本家に転向しようかと考えていた矢先…孤独と悲しみに暮れるプンランは同僚のドラマ脚本家リュ・ヨンハと急接近。退屈な人生に波風が立ち始める。

※主な出演作:「いるときに尽くして(MBC)」「ドロシーを捜せ(MBC)」

オ・ボンソン(26) 役/ソン・ファリョン
末娘。インターネットショップを運営。

「今度こそ息子だ」と期待をかけられ、生まれてきた不細工な4番目の娘。商売人の父ガプスに似て商売のセンスに長け、金勘定に目端が利く。姉たちとは10才以上離れている。家族に愛されて成長したが、母エスクに似て美人ぞろいの姉たちに比べ、1人だけ父ガプスに似て背も低く、不細工だ。いつも男性の目に浮かぶさげすみの視線を感じ、悲しくなる。26年の人生で求愛を受けたことは一度もない。明るく前向きな自分の魅力に気づいてくれる男性を待っていたが、世話好きで正義感も強く、義理固い性格も災いしてか恋愛にはまるで縁がなかった。

インターネットショップを経営し、商売で成功するのが目標だが、若いうちにドラマのような熱い恋愛も経験したい…。そんな彼女の目に、ある日デニー・ホンという男性が飛び込み、ついに待ちに待った恋愛の悪戦苦闘が始まる。

※主な出演作:映画「モダンボーイ」「待ちくたびれて」

イ・スナム(40) 役/ユン・ダフン
オ・ソッランの夫。サンタクロース歯科院の院長。

江原道・サムチョクの出身。天性の怠け者。

成績優秀でソウル大の歯科に入学。努力せずとも頭が良く、運にも恵まれたために苦労を知らない。おかげで「面倒なことは大嫌い」という性格になった。人生初の逆境はソッランとの結婚生活だった。家柄もいい美貌の小児科医ということで結婚はしたが、その徹底した完壁主義ぶりにうんざり。遊び好きで怠け者のスナムは、計画を押し付ける彼女と真っ向から衝突する。

息子のチャンも生まれ、妻の家からの援助もあるので耐えようとするが、次第にストレスが溜まってくる。

妻の小言から逃げるように向かったインドネシアでの医療奉仕。そこで出会った原住民の娘ヤンティと恋に落ち、韓国に連れて来ってくる。「スナムが全て」「スナムなしには生きられない」そんな女性のなんと愛らしいことか。ついに彼はソッランとの離婚を決意する。妻子を捨てる人でなし…と後ろ指を指されようが、ヤンティだけは手放したくない。

※主な出演作:「帰ってきて、スネさん(SBS)」「結婚しよう(MBC)」

ホ・セドル(40) 役/イ・ソンミン
オ・プンランの夫。外車のセールスマン。

本来はキザなロマンチストだったが、結婚して完全に人が変わってしまった。簡単に言えば「ドケチ」。法学部を出たものの「司法試験に合格するほどの実力はない」と自覚して夢に見切りをつけたのだが、「結婚のために夢をあきらめた」と言い放つ。

家長の責任を果たし妻のプンランを愛するが、いつまでも少女少女した作家の妻にはついつい小言ばかり。裕福な妻の実家に引け目を感じ、妻の母からいつも歯科医のスナムと比較されることが悩みだ。

愛する妻プンランが同僚の作家ヨンハと急接近したことを知って激怒する。関係を徹底的に調べ上げて詰め寄り、ついに離婚法廷にまでことは及ぶが、妻への愛情だけは一度として冷めたことはない。愛し方に問題はあったとしても、彼女を思う心だけは誰にも負けないのだ。プンランが自らの出生の秘密を知って苦しむようになると、寛大な心で彼女を支えるようになる。

イ・スンシン(36) 役/パク・グァンヒョン
大学病院の内科医。ジャンミの生物学上の父親。

財産と教養に恵まれた医者一家の出身。

根は善良で頭もいいが、体は貧弱で男としての魅力に欠ける。

趣味はアニメ観賞。可愛くてキッチュなものが大好き。

医師になる前は女性に見向きもされなかったが、いざ医師になってみると女性が次々に群がってくる。彼女たちの目当てが「医師」という肩書きだということが嫌でたまらなく、男として真に愛してくれる女性との出会いを夢見るようになる。医師夫人になりたいという打算だけの女性や、自分を操ろうとする強い女性は大嫌い。そこへ来てオ・グムランは最悪だった。175cmの高身長で、思い通りにならないと暴力を振るう。最も嫌いなタイプのはずが…グムランの娘ジャンミに心を奪われてしまった。大好きなマンガの話で意気投合していたのだ。

実は彼、かつて一度だけ精子を提供したことがあった。その精子から生まれたのがジャンミだと発覚し、驚愕する彼。一生独身生活だとしても、グムランだけは絶対に無理…とは思うものの、きらきら輝くジャンミの瞳の愛らしさには到底抗えなかった。気がつけば、彼はグムランと暮らすようになっていた。

※主な出演作:「あんぱん(MBC)」 「新・別巡検」

デニー・ホン(26)  役/テイ
韓国系アメリカ人。歌手志望のバリスタ。

180cmの長身にたくましい筋肉。長い手足に小顔。白くて長い指。低く甘い声。

アメリカで生まれた彼は幼少時代には外にも出ず、両親が共稼ぎだったために家で姉と二人きりで食事をし、歌を歌い、ピアノで遊ぶ中で感性が育っていった。今はシンガーソングライターとして常に曲を作り、ピアノを弾く。

歌手になる夢を持って韓国へ渡り、2年が経った。芸能界には今だ入れず、くすぶっていた矢先、バーでアルバイト中にグムランの目に止まり、バリスタとして引き抜かれる。粘り強さがなく、内気でたくましさもない。見るに見かねたボンソンがマネージャーになり、気がつけば相棒のようになっていた。マネージャーと歌手以上の関係は皆無だったが、いつしかボンソンはそんな彼に思いを寄せるようになる。過去の痛手から「もう恋なんてしない」と固く誓ったのに…。歌手になる紆余曲折を経て「成せば成る」と彼女の思いも実を結びはじめるが、デニーの父ホン・ミンギュの帰国にともない次なる試練が立ちはだかる。

ヤンティ(22) 役/ハ・ファン・ハイイェン
インドネシア・ボルネオの原住民。

密林の奥地に暮らす少数部族の娘。清らかで明るく、ピュアそのもの。

人間本来の感性にしたがって行動する。人の守るべき道、環境を大切にする生活習慣…文明社会に染まらない彼女の言葉は、我々が忘れてしまった大切なことを気づかせてくれる。

医療奉仕に来て事故に遭ったスナムを救い、一晩を過ごしたヤンティ。彼女は一夫多妻制の部族の慣習にしたがって、スナムとソウルにやってくる。

彼女の目には、すべてが驚くことばかり。密林生活を恋しく思うことはあるけれど…。華やかな文明に囲まれて暮らしながらも、純粋さを失わないヤンティ。しかし、彼女も少しずつ文明の味を知ってゆく。

※主な出演作:「あんぱん(MBC)」

チャン・テウ(35) 役/キム・ジワン 
テコンドー道場の館長。オリンピック金メダリストの過去を持つ。ソッランの再婚相手。

身長175cm。体格がよく、まるで石の壁のよう。

こわもてだが、眼差しはピュア。頭の出来は悪いが、根性だけは誰にも負けない。体育会系の世界で育ったために上下関係に厳しく、保守的なところはあるが、根は善良。

幼少期の家庭環境がよくなく、成功を夢見て必死に体を鍛え、結果オリンピックに出場して金メダルまで獲得した。男の世界にばかりいたせいか、女性に不慣れ。女性から遠ざかったまま気がつけば35才になっていた。子供や年配のおばさん、お婆さんたちには人気がある。時折、人妻からモーションをかけられることもあるが、それは嫌いなのだった。

知的な女性が好みの彼には、教養あるソッランが女神のように光り輝いて見える。そんな彼女が人知れず悩み苦しむのを知り、「守ってあげたい」と思った。彼は誰もが心強いボディーガードとしてそばに置きたいタイプである。

オ・ガプス(65) 役/イム・ヒョンシク
オ家の家長。郵便物・簡易取扱所の所長。

漁村出身で、水産市場で幼少期を送る。家族のためなら、たとえ火の中水の中。ばか正直さだけが取り得の家長であり、誠実さと責任感においては誰にも負けない。妻を女神のように大切に扱う。田舍出身のため、老後は故郷に戻って畑でも耕しながら暮したいのだが、その願いは妻エスクには聞き入れてもらえず、嫌々ながら郵便物取扱所で働いている。彼女は昔からガプスの気持ちを考えない。年を重ね、生活は楽になったが心の内は孤独に満ち、「人生とは何なのか」と思うこともある。家族とは絶対的な存在と信じていたのに、娘たちの危機を前に何もできない無力さを思い知る彼。家長としての権威など捨てて久しいが、それをいいことに勝手に振舞うエスクに不満を感じている。今からでもいい、少しでも気を遣ってほしいと思う。「年を取ると童心に帰る」とはいうが、ついそんなことを求めてしまう。

※主な出演作:「不良家族(SBS)」「宮廷女官 チャングムの誓い(MBC)」

パク・エスク(65)  役/パク・チョンス
4人姉妹の母親。

何不自由ない裕福な家庭の娘だったが、その家が没落すると大学進学もあきらめて厳しい生活を送るようになる。水産市場の経理を勤めるうちにその美貌が社長の息子ホン・ミンギュの目に止まって恋に落ち、一時はシンデレラドリームに酔いしれるが、裏切られてシングルマザーとなってしまう。自分に思いを寄せる醜いガプスに救いの手を差し伸べられ、妊娠したまま結婚。今日までたくましく生きてきた。人生は金こそがすべて…とばかりに、ガプスの稼ぎを元手に積極的に運用し、富を得た。自ら人生の成功を築いたという自負、子供たちを立派に育てたという自信に満ち溢れている。残すは子供たちの結婚のみ。毎日そのための人脈作りに忙しいモーレツママだ。判断力や行動には絶対の自信を持ち、家族はみな自分に従って当然だと思っている。逆らうと容赦はないが、家族への愛情は深い。

※主な出演作:「冬鳥(MBC)」「恋の花火(MBC)」

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