王と私

日本初放送、知られざるもう一つの宮廷世界!

日本初放送、知られざるもう一つの宮廷世界!

放送日
放送は終了しました

視聴方法

■みどころ



1.ヒューマンドラマ
人間にフォーカスを合わせたヒューマンドラマ運命に立ち向かって熾烈に生きたチョソンとソファ(廃妃尹氏)の悲劇と、波乱万丈の人生を中心に据えて繰り広げられるドラマ。
既存の歴史記録と政治事件中心の定型化された史劇を脱皮し、記録の後ろに隠れている人間に標準を合わせて感動的でモダンな感覚のヒューマンドラマを追求する。

2.ラブストーリー
複雑に絡み合うラブストーリー幼い頃の純粋な恋心に忠実に、ソファへの愛を貫こうとする成宗。
成宗の幼年期の友人にして、幼少のころから何かとソファの世話を焼き、王宮で宦官として二人に再会するチョソン。
後宮に入りながらも何故か王との同衾を拒むソファ(=廃妃尹氏)。王と王妃と宦官の、友情と愛情の狭間で揺れる三角関係―。
内侍とその夫人達の愛憎関係と、尚宮と内侍のコミカルな組み合わせの習わし、密かに行なわれる宮中での密通と同性愛の話なども。

3.内侍
内侍という特殊な身分を知る楽しみ時代劇に必ず登場するが実際は影のように存在感のない内侍の実態を本格的に取り上げる。
内侍養成所と宮殿内の内侍府と内班院を主な舞台にして、300人余りの内侍の業務と日常、彼等の夫婦生活と子を持つための養子縁組の手順が本格的に紹介される。
彼等はなぜ内侍になり、去勢はどのようにするのか、そして内侍の哀歓と事情、宮女との関係など今までベールに包まれていた彼等の秘密がドラマの事件のなかで明かされる。

4.宮中の隠された秘密
宮中の隠された秘密を垣間見る楽しみ王の腹上死や突発的な危機に対処できるよう尚宮と内侍は鍼と非常薬を準備して側に侍っている。
王は帝王の房中術を学び、中宮と側室たちをはじめ女官たちまで徹底した性教育を受けた。
このドラマは記録に基づく王室の生活を取り上げる。
これは扇情的な意図というよりは王と中宮、宮女と内侍もまた各々の立場を去って私たちと同じ人間だったことを示すための仕掛けとして使われる。

5.新しい歴史解釈
新しい歴史解釈があるドラマ経国大典を編纂して士林を登用し、朝鮮の儒教的秩序を整えた成宗。
残虐な恐怖政治を繰り広げて粛清された燕山君。
しかしながら当時の記録には成宗は優柔不断で女性遍歴が派手なロマンチストで、燕山君は優れた政治感覚による王権強化を追及したが、自らの絶対的権力に耐えられず失権した人物だった。
このドラマは登場人物の人間的なキャラクターと歴史記録の乖離を新しい観点から解析して新鮮味を与えてくれる。

6.政治ドラマ
話題に富んだ政治ドラマ歴史に記録された実在事件を今の政治的状況で再構成して、あたかも実際の政治を見るような面白みを与えてくれる。
ドラマの放送が大統領選挙の政局と時が重複するため、ドラマに登場するキャラクターと大選候補者との関連性が話題となり話題性を更に高めるドラマを作る。

**話題**

末梢的な恋が乱舞する時代。金で愛を買えると信じる世の中。 目の前の利益のためにいとも簡単に大義と信義を変えるのが美徳になってしまった昨今、現実の濁流の上で血よりも濃いキム・チョソンの感動的な生涯を通して、犠牲愛と忠節で成し遂げた崇高な美しさを描く。

時代は15世紀、朝鮮時代中期―。内侍養成所で教養と武道を身に付けて育ての親の元で幼少期を送るチョソン。 昔から親しくしていた世継ぎ候補が、同じく幼友達のソファを娶ることに。 チョソンは父の仇敵であった宦官長官の養子となり、去勢を受けて“宦官”として宮廷に仕える事となる。 そしてチョソン、成宗、ソファの3人は後宮で再び出会う・・・。 朝鮮時代中期の名君とされる、9代国王・成宗の時代、宮廷内でひとつの勢力として少なからぬ影響力を保っていた官僚集団=“宦官”にスポットを当て、権力争いの裏で犠牲になる特殊な宮廷人たちの愛憎を描き出す。 ※朝鮮第9代国王・成宗は、『チャングムの誓い』でおなじみの中宗の2代前、中宗の父親にあたる。ちなみに映画『王の男』で有名な燕山君は中宗の先帝にあたり、成宗の息子で中宗の兄。

出演 : オ・マンソク、ク・ヘソンほか
提供元 : SBS Productions Inc.
話数 : 全63話
韓国放送日 : 2007年08月27日
KNTV初放送 : 2009年01月02日

登場人物

金処善(キム・チョソン)役:オ・マンソク *子役:チョ・ミンス
愛する女人のために自ら宦官となることを選んだ男。

癸酉靖難(ケユジョンナン)のあと、寧越(ヨンウォル)に流刑されていた端宗(タンジョン)が賜死するや、端宗の忠臣で内禁衛武士だったチョソンの父キム・ジャミョンは、世祖暗殺を決行するが、親友の内侍チョ・チギョムの裏切りにより殺される。臨月だった母・オ氏が、逃亡中の山中で産んだ嬰児のチョソンはソギィ老婆の娘のウォルファに拾われ育てられる。 チョソンはウォルファを実の母親のように思い、ソギィ老婆の内侍養成所で教育を受ける幼い内侍と共に成長する。王族の邸に出入りするウォルファの縁で、母の実家で暮らす後に成宗(ソンジョン)になる者乙山君(チャウルサングン)と出会い、身分を超えて文字も学び分け隔てのない友人になる。 毒蛇に噛まれたソファを助けたことでチョソン、ソファ、者乙山君は三人だけに通じる思い出と深い縁で結ばれながら成長する。 やがて父の仇敵にして宦官を統括する長官=チョ・チギョムの養子となり、宮廷で内侍としての人生をスタートする。

ユン・ソファ 役:ク・ヘソン *子役:パク・ボヨン
許しによって真実の愛を実現した美しい女人、廃妃尹氏(ペビユンシ)。

世宗(セジョン)実録と高麗史節要の編纂に参画した父親の血を引き、聡明で学識に秀でた両班の娘。

12歳の時、母シン氏とドソン寺へ寺参りに行き、毒蛇に噛まれたところをチョソンに助けられ運命的な出会いをする。そして仲のいい兄妹のように過ごしながら王族の者乙山君(成宗)と出会い、三人は身分の相違を超えて思い出深い子ども時代を送る。幼い日の成宗に見初められ、長じて後宮に迎えられる。

意図せず初夜に同衾を拒否し、自らのチョソンに対する思いに気付き始める。

閨房のそばで控えているのは幼い頃から事あるごとに世話を焼いてくれたチョソン…。しかし今となっては王の女と内侍という身分。お互いを気遣い合いつつ、微妙な心の揺れを感じながら馴染みのない宮廷生活を始める。

成宗(ソンジョン) 役:コ・ジュウォン *子役:ユ・スンホ
王宮の中で純愛を貫こうともがく若い賢王。

世祖の長男だった懿敬世子と仁粹大妃韓氏の次男。出生数ヵ月後に父が夭逝して母が実家に戻ったため乳母のオ尚宮の手で育てられる。厳格な実母よりオ尚宮に深い母性を感じる。

11歳で韓ミョンフェの娘と結婚。睿宗が夭逝するや世祖の王妃だった貞熹王后と韓ミョンフェの政治的結託により、兄の月山大君を退けて13歳で朝鮮第9代国王の座につく。 20歳になるまで、垂簾政治をした祖母貞熹王后から政治を学びながら、厳格な母の仁粹大妃には真心を持って篤く孝行して仕える。

学問に勤しみ聡明で勲旧大臣を牽制するため士林派を登用して朝鮮の性理学的統治基盤を築こうとした王である。少年時代にソファを一目見て妃に迎えると深く心に誓ったが政治的理由で韓ミョンフェの娘と婚礼を強いられるが、ソファに対する気持ちを抑えきれず、ついにはソファを側室として迎える。

チョ・チギョム(40代-70代) 役:チョン・グァンリョル
男性を切除して天下を掌握できるならば、

それが丈夫の生き様だという考えの内侍府首長。

全内侍にとって権威と威厳の象徴。チョソンの実父の仇なのだが、養父になる。血のように赤い唇と白い肌。青みを帯びた眼光を放つ険しい容貌と、自分に挑む者には血も涙もない残酷な気性だが、膝を折って従う者には父親然として対するカリスマ性を備えている。癸酉靖難の時、韓ミョンフェと結託して世祖を即位させるのに功を立てた後、王室と勲旧大臣たちの庇護の下、富と権力を手にする政治内侍。チョソンの生母、オ氏を者乙山君の乳母にして王宮に入れ情報収集網を完備し、政治闘争の影の実権者として君臨する。韓ミョンフェのような宰相たちさえもチョ・チギョムを甘く見下すことは出来ない。衣冠の皺も我慢できない潔癖性だが切り落とした男根に対する劣等意識からか数人の妻妾を持つほど色欲と金銭欲が強い。ソファを中宮として入内させる過程と廃妃として追放し賜死するのにも深く関わる人物で、後に内侍府改革に乗り出すチョソンにより失脚。チョソンに対する復讐心を燃え立たせて、パク・ドックなどと共謀して世子廃位を謀る。流刑罪に処せられ賜死の危機に立つがチョソンの許しで命拾いをし、熱い涙を流す人物。

貞熹(チョンヒ)王后(40代初盤-60代中盤) 役:ヤン・ミギョン
朝鮮最初の垂簾政治で権力を握った女丈夫。

世祖の王妃、坡平尹氏。癸酉靖難の時、世祖が逡巡するや自ら仕立てた甲冑を着せて出兵させたという逸話が伝わるほどの強いカリスマ性を持った豪胆な女丈夫。世祖の死後、睿宗が19歳で即位するや朝鮮王朝最初の垂簾政治を始めた女性政治家だ。睿宗の夭逝で危機に瀕した王室を守ろうと、申叔舟、韓ミョンフェなどの大臣たちと政治的な結託をして、嫡長子相続の王統継承を捨てて睿宗の二番目の甥で韓ミョンフェの婿だった13歳の者乙山君(成宗)を王位につける。

王室の長老として成宗が成人するまで垂簾政治を行い王室の権力掌握をした老獪な政治家。政治的カリスマを超える温かい人間味を具備している。ソファの父、ユン・ギギョンが世祖即位に貢献した功臣だったという縁で入内したソファに目を掛け慈しむ。ソファが中殿に上がると政治的な危機状況のなかで廃妃論議が起こる。ソファを庇うが結局仁粹大妃に押し切られ廃妃に同意する。この時の罪責感のため燕山君擁護に立ち、世子冊封を成立させる。金チョソンの政治的後援者であり精神的支えでもある。

仁粹(インス)大妃(20代-60代中盤) 役:チョン・インファ
成宗の生母。世祖と貞熹王后の嫁。

冷たい美貌に似つかわしい厳格さと規律を重んじる性格。

世祖の長男、懿敬世子の世子嬪であったが世子が夭逝したため実家に戻る。

睿宗の突然の死により月山大君と者乙山君に王位継承が論じられるなか、長男の月山大君を推挙したが姑の貞熹王后と朝廷の大臣に押されて意を通せない。 20歳で寡婦となり、二人の息子を頼りに生きる他に道はなかった女性で、子に対する愛情は人一倍強い。特に成宗は政治的な面では姑の貞熹王后を頼りにし、母子の情は乳母のオ尚宮(キム・チョソンの生母)に感じていた。このような状況がより一層成宗への執着と所有欲を煽り立てたのだろう。 

成宗がソファを寵愛し、中宮まで上るや、息子に対する執着と所有欲はますます募り、嫁尹氏と全面対決して廃妃にまで到る。成宗を息子というよりは一人の男として側に置こうとする仁粹大妃とソファの嫁姑争いはやがて孫の燕山に対する憎しみへとつながり、最期は息子一家の悲劇となって幕を下ろすことになる。

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