家門の栄光

大本家の大おじいさんが大往生!

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大本家の大おじいさんが大往生!
残された子孫たちは、宗家を無事に継ぐことができるのか?
『家門の栄光』
パク・シフ(『完璧な恋人に出会う方法』)、ユン・ジョンヒ(『神様、お願い』)主演



◆“懐かしさ”について◆

昔のドキュメンタリー番組で、100歳をすぎて亡くなった父の肖像画の前で、朝晩泣き明かす年老いた息子が出ていた。ただの礼儀とも思えたが、その息子は本当に切実に泣いていた。その瞬間、懐かしさについて考えた。
私たちが忘れてしまった懐かしさ。あまりにも忙しくて忘れたことすら忘れている、おぼろげな懐かしさ。
はした金のために子供が親を殺す恐ろしい時代に、宗家という枠の中で生きる人の話に何の意味があるのだろう。この核家族時代に、私たちはなぜドラマを通して大家族の話を見たがるのだろう。貧しく、狭い部屋の中で、揉み合いながら生きなければならなかった過ぎ去った時代の香りが、今の私たちにどんな慰めになるのか。
その中にも懐かしさがあった。そのすべての懐かしさがこのドラマを作らせた。
名門の宗家を再建しようとする老人を前面に出し、彼が守ろうとしていることが何かを探ってみたかった。

(SBS公式サイトより抜粋)

出演 : ユン・ジョンヒほか
提供元 : SBS 2008
話数 : 全54話
韓国放送日 : 2008年10月11日
KNTV初放送 : 2009年08月25日

あらすじ

このドラマは自分の愛し方を知っている者の話である。
自分を愛すれば人生が意味あるものになり、信じる者だけが築いていけるという思いを込めた作品である。
宗家とは血によって結ばれている人たちのどんな集団なのだろう。もしかするとそれは、家族利己主義とはまた違うものではないのだろうか。

隠されたハ・マンギ会長の出生。
彼はハ・ジュンウン卿の本当の子ではない。

落ちぶれた名家の長男ハ・ジュンウンは、日帝時代に徴用で連れて行かれ、生殖能力を失った人物である。そして、彼の妻は強姦され、子供を出産した後、自殺する。宗家を汚した罪滅ぼしで自殺した妻。
だが、ハ・ジュンウンは死んだ妻を宗家の妻として扱う。妻が生んだ子を宗家の子だとして信じていた。ジュンウンは子供が大きくなって自分の出生を恨むのを恐れ、古い家系譜を探し出し先代の話を聞かせてやる。
成長過程で自分の出生の秘密を知ったマンギは、父が自分を宗家の子と育てた気持ちを素直に受け止め、自分も宗家を立て直すという夢をはぐくむ。子が授からず、冷遇された未亡人を妻にしたジュンウンは、宗家の妻は処女でなければならないという家風を無視した。子のために、そしてすでに落ちぶれた家門であったからだ。ハ・ジュジョンの出生の秘密もこの過程で生まれた。捨てられた子を娘として育てた母。子供を産んだことのない母が育てた真心をマンギは忘れなかった。だからこそ妹が大切で可愛かった。

よく見てみると、名門の宗家という看板を掲げている人たちではあるが、家族や血縁というしがらみはあまり関係がない。けれど彼らは血によって結ばれた縁より強く深く愛し、それを守ろうとする。韓国の多くの宗家が親戚の子を養子にしてまで宗家を引き継ごうとしたのは、そんな人間愛があったからではないだろうか。
私たちは血によって、同じ思いを抱える集団だからである。
しかし、マンギが大切に守っていきたかった精神と文化は、子供たちによって揺り動かされる。
さまざまな事件によって親の臨終にも立ち会えない子供たち。そんな彼らは彼らなりにマンギが残した精神を受け継いでいこうとする。

登場人物

ハ・マンギ(70歳)役/シン・グ
ハ一族、宗家の長男。

祖父の代で落ちぶれた名家の長男として生まれ、母なく男手ひとつで育ち、苦労の多い成長期を送ってきた。家まで失った不遇な名門の末裔として、その日暮らしだったが、古い家系図を命のように大事にしている父を見守りながら、自分が何者であるかを忘れないことだけが生き残れる道だと信じてきた。学歴がないにもかかわらず、生まれつきの頭脳の回転の速さで今のグループの礎を築いた。「人々の模範になる金持ち」を経営方針として最善を尽くしている。

ハ・ソクホ(50歳)役/ソ・インソク
ハ・マンギの一人息子。

宗家の復興のために一生を捧げたマンギの一人息子として生まれ、ハ家一門の長男という重い荷を背負って生きてきた。19才という若さで祖父と父の意志に従い、5歳年上の名家の娘と結婚、その後、3人の子供を授かった。しかし自分の意志で生きていないもどかしさをいつも心に抱えている。30代後半に妻を亡くした後、ずっと独身を貫いていた彼にとって、大学の後輩であるイ・ヨンイン(グループの広報室長)との切ない恋愛は、終盤にさしかかった彼の人生に与えられた祝福であった。

イ・チョンガプ一家(60代) 役/ヨン・ギュジン
ガンソクの父。持っているものは2つだけだった。両親との縁もなく、学んだものもなく、それだけに貧しく無知だった。しかし伴侶には恵まれた。1日4時間の寝ただけで、寝過ごしたとさっさと起き上がり、家政婦の仕事に行くまじめな妻。そんな彼女との出会いが運命を変える。妻と一緒に古物商を営みながら小金を貯めて、市場で貸金業を始めた。そして儲けた金で江南の土地を買うと、その土地が金の卵を産んだ。でも人から多く絞り取ったのは事実である。せめて子供の病院代は残してほしいとすがりついた人も足蹴にして、金を貯めた。しかし、年を取ったせいか人間らしく生きたいという思いが芽生え始める。財産だけを残すのではなく、世渡りしていけるだけの家門も残したいと。

チェ・ヨンジャ(50代後盤)役/ソ・グォンスン
イ・チョンガプの妻 ガンソクの母。ヨンジャという名前は金に縁のある名前のようだ。父母に感謝していることは、金に縁のある名前をつけてくれたことぐらい。家政婦の仕事をしながらまじめな男と出会って結婚した。女房と子どもだけが生き甲斐で、目を開ければ金儲けを考えている夫に合わせて生きてきて、最近ようやく貴婦人という声を聞くようになった。デパートの文化講座にも休まず通いながら教養を積んでいるが、もともと学んでいないので、ボロが出てしまうことがある。それでもユーモアで乗り切るノウハウも体得している。子どもたちが結婚する時に役に立つかと思い、家系図作りに余念がない。

イ・ガンソク(30代初盤)役/パク・シフ
成金の父を恥ずかしがらない若者。古物商から始めて市場の商人たちを相手に高利貸しで成功した父。父を助け追い回すように財産を築くのを手伝う母。そんな父母がガンソクは恥ずかしくなかった。金さえあればいい待遇が受けられる世界で、子どもを飢えさせずに他人の血を搾り取った両親を非難することはできない。今では財産を築く成金だとあざ笑われるのがイヤで、家系図まで買い入れ上流社会に編入したがる両親の欲を彼は理解している。何の取りえもなく生まれ、他人のものを奪って生きてきた両親の血を受け継いだ彼は、生まれながらに攻撃性を持つ人物で、戦闘で勝った時は情け容赦なく冷酷になる男だ。

ハ・ダンア(30歳) 役/ユン・ジョンヒ
ハ・マンギの孫娘、ソクホの一人娘。

美しく優雅な身のこなしで、竹を割ったような性格。

大学の民俗学助教授として、昔の女性たちがどれだけ美しく、優雅に生きていたかという足跡を探しながら生きる彼女とって、世界で起きていることは他人事だ。兄嫁が同時に家を去っていった後、彼女は孫娘でありながら宗家の役割を黙々とこなしてきた。誠意ある気持ちで家の行事をこなし、ひと月に何度もある法事を取りしきりながら自分の地位を静かに守ってきた。生きていて一番つらかったのは、最愛の夫に先立たれたことと、祖父の臨終に立ちあえなかったことだ。

イ・ヘジュ(20代初盤)役/チョン・ヘジン
大学生。イ・ガンソクの妹。

両親は金儲けに忙しく、まともに愛情を受けず育つ。そのせいか言葉は少なめで、性格は臆病。同じ大学の学生で、ハ・ダンアに片思いしているチョン・ヒョンギュンを密かに慕っている。ヒョンギュンが飲み捨てた紙コップを自分の部屋に集めておくほどの思い入れである。そんな性格の彼女をイ・ガンソクは世界に1つしかない宝物のように愛している。ヒョンギュンが片思いしているダンアを恨むこともなくまじめな彼女。だからダンアも人になじめない彼女をかばっている。ヒョンギュンが愛しているダンアに近づきたくて、隠れてダンアのマネをしてみるのが彼女の唯一の趣味。そんな可哀想な人物だ。

ハ・スヨン(30代中盤)役/チョン・ノミン
ハ・マンギの孫、ハ・ソクホの息子。

祖父マンギの影響のせいか、父親のソクホよりもっと宗家の長男っぽいキャラクターだ。

双子の弟テヨンより10分早く生まれたがために、宗家という重荷を背負わなければならなかった彼だが、それを自分の運命として受け止め生きてきた。自分の感情を表に出さず、目上の者に大人しく従い、生まれながら優等生としての気質を十分に発揮してきた彼に人生最大の危機がせまる。そんな中、何の問題もなく生きてきた人生を振り返っている。

ハ・テヨン(30代中盤) 役/キム・ソンミン
ハ・スヨンの双子の弟。10分遅く産まれたせいで、長男という束縛を背負わずにすんだラッキーな男。

彼にとってはその10分が、人生の重さをはかる運命の10分だったのだ。二卵性双生児とはいえども兄とはあまりにも違いすぎる顔立ちが、彼の運命といえば運命だった。

兄と同じような期待は、彼にはまったくない。だから兄は一度も恋愛できないまま結婚しなければならなかったが、彼はナ・マルスンと出会い…。

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