ローズマリー
心温まる物語
■家族愛と、ささやかながらも大切な幸せの答えを見つけるドラマ
可愛い二人の子の母である女性が、突然受ける死の宣告。徐々に身辺整理を始める彼女の姿は、家族愛とは、幸せとは何かを再び考えさせる。当たり前のように過ごしている日常の些細な出来事を、死を迎えようとしている女性の視点を通して感動的に描き、人生の大切さを伝えるホームドラマ。
■話 題
１）人気を博したドラマ『お向かいの女』のユ・ホジョンが、今度は悲劇の主人公となる。20部作の予定で放映される『ローズマリー』のヒロインでお茶の間を涙で濡らせる。
２）また、『砂時計』の作家ソン・ジナ氏が、正統派メロドラマでブラウン管に復帰する。死を間近にした妻、そして母親である彼女の心を照らしたいと語った。
３）『ローズマリー』の人気で、『ファンタスティックスタジオ 富川』が、名所として浮上している。『野人時代』の撮影所として知られたその場所に、約300坪の特別室内セットを製作。夫婦役のキム・スンウ、ユ・ホジョンの家で、"誰もが住みたいと思う家"をコンセプトにしている。
出演 ： キム・スンウ、ぺ･ドゥナほか
提供元 ： KBS
話数 ： 全18話
韓国放送日 ： 2003年10月29日
KNTV初放送 ： 2004年01月06日
登場人物
ユ・ホジョン（イ・ジョンヨン役）
大学在学中しつこくつきまとわれた復学生と卒業した年に結婚。小学２年生の娘はクラスリーダーに選ばれるしっかり者、幼稚園に通う息子は美術の才能に恵まれた。ジョンヨンはこのまま幸せが続くことを望み、また続くと信じていた。そんな時、突然思いもよらぬ不幸に見舞われる。偶然受けた健康診断の結果、胃ガンだと宣告されたのだ。
3
人生は幸せで、この世は捨てたもんじゃないと信じて疑わない。不幸だと泣き言を言う人を理解できなかった。彼に悩みがあるとすれば、もう少し人生を楽しみたいということ。そんな彼が、妻が不治の病と知った時、現実から逃れようとするのは仕方のないことだろう。彼は何ごとも受け入れらなかった。妻が死ぬということ、死への過程を共に生きること、そして最期の瞬間を看取ることも。
2
アニメーター。会社では何年もセル画の色塗りを担当しているが、キャラクター公募展で受賞するほどの実力者。男みたいな名前なので、読者には男と思われている。ギョンス自身も自分が男ならよかったと思っているかもしれない。女は男と出会い、結婚して家庭を築くから……。ギョンスが知る家庭とは、年中酒に酔って暴力を振るう父親と、ひたすら耐える母の姿だった。だが、ヨンドは違っていた。妻を手術室に送り苦しむヨンドを見て、男はみんな同じではないと思うようになる。そして、よき夫、よきパパであるヨンドに惹かれはじめるが、ジョンヨンに残された家族のことを頼まれて思い悩む。
