ラブレター
切なく美しい愛を描いたミニシリーズ
※完全版の一挙放送
ミニシリーズ『ラブレター』は、聖職者として、また、医師として神の思し召しに従う道を歩もうとしながら運命の悪戯で禁断の愛に陥った男と、彼の無二の親友でありながら彼を憎むようになり、もがき苦しむもう一人の男の物語である。
新世代の主人公、アンドレア、ウンハ、ウジンの3人は医大の学生。キャンパスライフを満喫しながらも三角関係に悩んだりする。彼らの友情と恋愛模様などを通して、人間の体を治す医師と魂を救おうとする宗教人の真摯な姿勢を描き、神父の愛というタブーをも取り扱う。
宗教と医療、悲劇的で重圧感ある構図がバックになってはいるが、若者の恋愛をメインにすることによって明るく美しい映像を見る側に提供する。
■ドラマの撮影場所
1)中林洞 藥?聖堂
第1回、最初のシーンを撮影した場所。
この教会は、高宗29年(1892年)に竣工された。フランス人神父のコストが設計し、中国人技術者の手で建てられた。ゴシック様式の建物だが、ゴシックの特徴である尖形アーチではなく、丸いアーチを使っているのが特徴である。
2)豊水院聖堂(プンスウォンソンダン)
アンドレアの叔父、ペトロ神父(ソン・ヒョンジュ)が居る場所で、アンドレアとウンハの高校時代を描いた場所。
豊水院聖堂は韓国人神父が初めて建てた教会で、江原道最古の協会でもある。韓国国内では4番目に建てられ、1982年地方文化財第69号に指定された。
3)明洞聖堂(ミョンドンソンダン)
第2回でウンハとアンドレアが、アンドレアの実母でありウンハの後援者のギョンウンを待つ場所は、有名な明洞聖堂である。
明洞聖堂は韓国最古の本堂で、韓国カトリック教会の象徴と見なされている。軍事政権時代を経て、民主化闘争の中心地として認識されているが、地下聖堂には殉教者の遺骸が安置されている神聖な場所だ。
出演 : チョ・ヒョンジェほか
提供元 : MBC
話数 : 全16話
韓国放送日 : 2003年02月10日
KNTV初放送 : 2003年11月28日
登場人物
アンドレア = イ・ウジン役
チョ・ヒョンジェ(子役ユ・スンホ)
19歳~28歳。医大に通いっていたがイタリアに渡り修道会で聖職受任、アンドレア神父となる。子供のように純な性格。正しいことは行動に移し、悪いことは必ず止めなければならないと考えている。どんな場合も嘘をつけず、人間の善を信じる。人と違った思春期を過ごしたため、女心を察するには程遠く、長い間自分に想いを寄せるウンハの気持ちに気が付かない。
チョン・ウジン 役/チ・ジニ
19歳~28歳。著名な医師チョン・ミョンウ博士の跡取り。生母は離縁されて外国で行方知らず。容姿や能力、家柄と財産に至るまですべての条件を完璧に兼ね備えたウジンではあるが、幼少期、父に疎んじられ、自分を愛してくれていると思った継母に裏切られた。そしてすべてをかけて愛したウンハは自分の親友かつライバルのアンドレアを想い続ける。こうしたことがさばさばした魅力的な性格を次第に歪め、冷酷で卑しい人間に変わっていく。
チョ・ウンハ 役/スエ
19歳~28歳。内科のインターン。傲慢な資産家の家に生まれながら孤児となった賢い女子大生、そして、結局は人のためには犠牲をいとわない女医へと変貌を遂げる彼女の人生は人並みはずれている。彼女は、アンドレアが追求すれども到達し得なかった救済者としての道を歩むことになる。愛こそが人を救うということを見せてくれる人物である。