ラブストーリー・イン・ハーバード
純愛ラブストーリー
■制作スタッフ
演出 : イ・ジャンス
作品:『美しき日々』、『星を射る』、『天国の階段』
脚本 : チェ・ワンギュ(オールイン)(商道)(ホジュン)
ソン・ウンヘ
重みのある木製の椅子、数百年もの間、ゆっくりと時を重ねてきた場所。そして月日を共にしてきた数多くの若い魂。ハーバード大学の図書館の灯りは消えることがない。そこにいる若者たちは百年前と同じように、今も図書館の片隅で眠れぬ夜を過ごしている。 このドラマはこの世でもっとも熾烈な競争が繰り広げられている場所、ハーバード大学で出会った若者たちの物語である。それぞれの目的は違うものの、彼らの共通点は学問の過程を楽しむ情熱、もっともつらいとき自分をかなぐり捨てる意気込みだろう。 満開の花が命尽きて散ろうとするとき、美しいものの最後の姿とは、心を満たしたものほど悲しくさせる。狂おしいほど美しかった愛もやはりそうなのだろうか。純粋な愛は私たちを悲しませるのだろうか。 『ラブストーリー・イン・ハーバード』は、若者たちが駆け引きなしで勝ち取ろうとする愛、キャンパスのロマンと恋、そして純粋なひと時をお茶の間にお届けする。 また、このドラマのもうひとつの魅力は、主人公が目指す職業の世界を詳細に描いているところ。国内で法律を扱ったドラマが皆無に等しいなか、人種や法医学まで幅広い範囲で展開する予定だ。
出演 : キム・レウォンほか
提供元 : SBS Production Inc.
話数 : 全16話
韓国放送日 : 2004年11月22日
KNTV初放送 : 2008年06月02日
登場人物
キム・レウォン(キム・ヒョヌ 役)
ハーバード大学のロースクールに入学した留学生。代々法曹界で活躍する超エリート一家に生まれる。祖父は誰もが尊敬してやまない 最高裁の判事、父親は弁護士事務所の代表、叔父は検察の幹部、叔母は大学の法学部教授、兄は検事、姉は判事である。
行動や思考、すべてにおいて余裕があり、金や名誉、権力に左右されない温かい心の持ち主。
キム・テヒ(イ・スイン 役)
ハーバード大学、メディカル・スクールの3年生。
幼い頃アメリカに移民し、父親が苦労する姿を見ながら育ったおかげで、自立心のあるしっかりした女性に育つ。
自分の感情に素直で堂々としており、ヒョヌとの愛のために自分の夢をも捨ててしま おうとする情熱的な女性。
イ・ジョンジン(ホン・ジョンミン 役)
アメリカ的な合理主義者、原則主義者。
いつも礼儀正しく清潔な服装で、紳士的な雰囲気がある。
クールで理性的、自信にあふれている彼は、一見、何の苦労もなく育ったように見える。 しかし、父親が苦労して建てた会社がヒョヌの父親の弁護士事務所との訴訟に 負け、父親を失くした過去を背負っている。
キム・ミン(ユ・ジンア 役)
典型的なアメリカ人として育つ。
自分が目標に定めたものを手に入れるためには手段 をいとわない。執念深さと所有欲がある。
ジョンミンを愛するようになり、彼を振り向かせるために自分を見失うが、結局彼の心をつかむことはできない。
カン・ナムギル(オ・ヨンジェ 役)
法学方法論の教授。若くしてハーバード大学の教授に抜擢された実力者。
韓国の学生であっても平等に扱う。ケインズ教授に比べると学生に友人のように接するリベラルな教授。だが一旦授業が始まると学生より熱心で、学生より緊張しながら無駄なく進めようと努力する。ヒョヌのよきアドバイザーであり、彼のケインズ教授に対する恐怖心とチャレンジ精神をよい方向へと導いてくれる。
チョン・ソルヒ(ハン・スルギ 役)
ハーバード大学、生物学科の3年生。
ヒョヌとは子供の頃から家族ぐるみのつき合いで、ヒョヌの花嫁候補として決められている。
そのためスルギは、ヒョヌは自分のものだと思い込んでいる。ただスインが現れるまで 自分の気持ちに気づかずにいた。ヒョヌへの気持ちに気づいた時、普段はクールな自 分も愛の前では冷静さを失うことを初めて知る。
ケインズ教授
キングス・フィールドを彷彿させるようなイマドキ珍しい鬼教授。キングス・フィールドのような教授は、学生の教授評価制により、すでに消え去ったはずだが、学生をこっぴどくやり込めるのを生き甲斐にしているような名物教授である。ロースクールの学生を法曹人らしく育てるためにベストを尽くす人物なので、学期が終わる頃には学生から尊敬の眼差しで崇められる。
ヒョヌにとっては高い壁であり、必ず越えたい目標でもあり、皮肉の一言でも言ってやりたい煩わしい存在でもある。