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“オークションハウスの競売請負人”という、これまで注目されることのなかった舞台にスポットを当てているのもさることながら、本ドラマは韓国ドラマ史上初の“シーズンドラマ”としても注目を集めている。

韓国初の「シーズンドラマ」
「シーズンドラマ」とは、ここ数年、大きな反響を収めている『24』や『ロスト』などに代表される、アメリカ型のドラマ制作方式で、およそ１シーズン(26週相当)にわたりワンシリーズを放送し、一度終了した後に制作期間を空けてから再び「シーズン２」と題して次シリーズを展開する形を取る。制作期間中は前作の再放送を流すことで次回作への期待を煽ると同時に、最初のシーズンを見逃した視聴者が次期シリーズを楽しむための配慮がなされ、制作陣も余裕を持って制作に没頭できるといったメリットがある。もちろんドラマ自体に人気が出ない場合はそのまま打ち切られることも少なくない。『オークションハウス』の制作にあたり、「ドラマに映画並みのクォリティを」をモットーに1991年から2007年3月まで放送された人気短編ドラマシリーズ『ベスト劇場』のスタッフが再集結、クォリティーはお墨付き。すでに“シーズン1”と銘打っているところからも、制作サイドの並々ならぬ自信のほどが伺える。

『オークションハウス』は、競売会社“ハイオークション”の新入社員が、毎回与えられた任務を遂行し“スペシャリスト”に成長していく過程を描いていく。ここで言う“スペシャリスト”とは、各分野に関する専門知識を持ち一連の競売業務を請け負う、高度に訓練された競売の専門家を挿す。 『オークションハウス』は、1話完結のスタンスを基本にし、ミニシリーズの長所である連続性と、短編の長所である完成度を併せ持ち、斬新な素材と専門性を掲げた新ジャンルのドラマだ。1話ごとの完成度を維持するため、4人の監督(ソン・ヒョンソク、キム・デジン、イ・ジョンヒョ、カン・デソン)と、4人の作家(キム・ナムギョン、チン・ホンス、クォン・ギギョン、キム・ミヒョン)が参加している。

出演　：　チョン・チャン、ユン・ソイほか
提供元　：　MBC
話数　：　全12話
韓国放送日　：　2007年09月30日
KNTV初放送　：　2008年03月13日