弁護士
熾烈な競争の世界
｢人生は選択の連続だ」 正反対に伸びた二筋の分かれ道を前に絶え間なく悩み、どちらか一方を選択するのが我々の日常である。賢明な選択かもしれないし、愚かな選択なのかもしれない。選択次第では運命が変わる。それほど選択とは重要なのである。たった一度の選択で、180度変わりうる人生と、その様を描く。 「別の顔を持つ選択」 To be Not to be．．．選択の類型とは、実に様々である。生死を分かつ決定から、ランチは何にするかなどの小さな決定まで、選択とは日に何度も我々を悩ます。そんなあなたに、誰かが選択を強要する。結婚を誓い合った恋人と、野心を満たし将来を約束してくれる人。この両者から、どちらか一方の選択を迫られる。どちらを選べど引き返すことは出来ない、すれ違うしかない。それゆえに、あなたは困惑する。 「選択の瞬間、私が暴かれる」 ローファームの女性秘書と、実直な中堅弁護士、悪人となった彼女の昔の恋人が、一つの事件に係わり合うことで湧き起こる、欲望と純粋のせめぎ合い。彼らは彼ら自身に、果てしない質問を繰り返す。自分の望むものは真実の愛なのか、それとも欲望を満たすことなのか。決断の瞬間、彼らは後戻りできない一歩を踏み出し、その足跡は彼らを記憶にとどめる。次第に彼らは正直に従う。本来の自分に、心の向かうところに…。愛は審判である。全てがあからさまなる。無理にまとった服も愛の前では、腰を覆う無花果の葉に過ぎない。純粋、愛、欲望という選択の渦、その分かれ道で悩む恋人たちの生き様をリアルに描くだろう。
出演 ： キム・サンギョン、キム・ソンスほか
提供元 ： ＭＢＣ
話数 ： 全16話
韓国放送日 ： 2005年07月04日
KNTV初放送 ： 2005年10月29日
登場人物
ト・ソンミン（タミー 役 ）
■ト・ソンミン（タミー 役 ）
ユン･ソクキの使い走り。オンライン･ハッキング、盗聴、尾行など、命じられたことは何でもやる。アメリカで生まれた在米2世、マンハッタンの裏通りで麻薬の売人たちと付き合い、ゴミのように生きゴミとして死ぬ羽目に陥ったところを、ソクキに救われたからだ。
イ・フィジェ（イ・ジェソ 役 ）
スタイリッシュで、富と自由を求む男。ソウル中のお洒落な連中と付き合い、クールな恋愛を楽しみ、ワイン･パーティーに精を出す。正義感や公益理念などの押し付けを嫌い、ひたすら能力のあるプロフェッショナルを目指す。結婚はまだ先のことだと思っているが、同僚のオ･ユリがしつこくモーションをかけてくるので、わずらわしく思っている。
チュ・サンミ（ソン・イリョン 役 ）
弁護士。実利とイデアの調和を目標に、常に冷静な視覚の維持に努めている。司法試験の主席合格、研修院の首席卒業など、華やかな経歴の持ち主。検事時代、自分の判断ミスで、ある人物を奈落に突き落とすという過去を持つ。それをきっかけに検事を辞め、弁護士になった。酒豪で歌やダンスが得意、事案に対する掌握力と、局面の突破力に秀でた女性。弁護士としての戦績は20戦20勝。
ハン・ゴウン（ヤン・ハヨン 役）
秘書、自他共に認める官能の女王。素晴らしいプロポーションと美貌の持ち主。弁護士の年俸とは比較にもならない自分のサラリーに、常に不満を抱いている。ボスのセクハラにもウンザリ。その全ての浅ましさを、一挙に解消したいがため、若い弁護士を狙う。
キム・ソンス（ユン・ソクキ役）
“俺は俺が許す”がモットー。ソ･ジョンホとは対極をなす人物。ジュヒを捨てて、図々しく野卑に変わってゆく自分をその都度許しながら、引き返すことの出来ない悪の行路をまい進中である。
キム・サンギョン（ソ・ジョンホ役）
特捜部検事出身の弁護士。出し抜けに数日間、張り込みをしたかと思えば、寝不足の顔で会議に出席しては、突拍子もないことを言い出し、検事時代の口調と習慣で依頼人を戸惑わせるなど、ボスと同僚たちにとっては問題児であるが、そこには人知れぬ理由があった。検事時代、巨額の裏金操作事件をかぎ回ったためクビになり、いまだにその事件を追いかけ、資料ファイルを内密に補強中。
チョン・ヘヨン（キム・ジュヒ 役）
ローファームの秘書で、あだ名は“とんま”。今この瞬間、妹と暮らせる家があって、ひと月分の食事がしっかり保障されることがありがたく、いつも控えめに微笑む彼女。ずるいこともせず、与えられた仕事を着実にこなし、洋服や化粧にも関心を持たず、ひたすら目立たなく暮らしていたが、かつての恋人と再会し、憎しみと怒りに目覚める。
