ベスト劇場
■ 見どころ
91年、ベスト劇場「風景」で歌手から役者デビューを果たしたイ・サンウが、久しぶりにブラウン管に戻ってきた。イ・サンウは、3年間本の一冊出版できずに要る作家で、働く妻の代わりに家事をこなすジュノを演じる。夫ジュノといがみ合う、雑誌社のカメラマン ギョンミ役はユ・ヘジョンがキャスティングされた。また、映画にミュージカル、ドラマで活躍するパン・ウニが、ジュノのお騒がせなお隣さんを演じる。
互いの存在に慣れすぎて、しばしその大切さを忘れた者たち。 それが家族ではなかろうか だからケンカしつつも、心の奥底には、信じて支え合う気持ちがあるのでは? 夫婦なる関係に生きる者。 時には疎通困難で、あるいは別の理由で、大きな壁に遮られ互いを見失うこともある。 だがそんな習慣が、突きつけられた難関によって、(あるいは、時に大きな幸運ってこともあるが)彼らを永遠に別れさせるか、もしくは分かり合わせるきっかけになれるはずだ。かつての切ない恋心を忘れた世の夫婦のために、あるいは互いの大切さを忘れて過ごす世の家族のために、そのかけがえのなさに気づき、感じながら生きるきっかけを作りたいと思う。
韓国放送日 : 2005年10月29日
登場人物
イ・ジュノ役( 30 代半ば)
イ・サンウ
3 年間、本を一冊も出版できずにいる作家。
作家としてのプライドを賭け、最後の創作に臨む。
締め切りを 7 日後に控え、周囲の悪条件に打ち勝って、ピンチをチャンスに変えられるのだろうか。
キム・ギョンミ役( 30 代半ば)
ユ・ヘジョン
作家の夫と結婚したせいで、心身ともに苦労が絶えない。
不満が募って、ことあるごとに噛み付くが、夫に書斎を持たせたい一心で、仕事に余念がない。
イ・ソル役( 7 歳)
パク・ユソン
ジュノとギョンミを切っても切れない運命に仕立てた張本人。
ホン・ウニ役( 30 代半ば)
パン・ウニ
日頃から尊敬していた作家ジュノと出会い、光栄に思っている。
だが、不本意にもジュノの創作活動に致命的な被害を与えてばかり。