世知辛い世の中にある美しい青春群像

登場人物

キム・ミンジョン（チョ・ヨンミン役）
“ユン・ミョンエ”コレクション企画室長。

両親を早くに失い、幼い妹と二日でつらい成長期を送った。ユン・ミョンエの、亡き夫が設立した小額財団の支援を受けて大学院まで修了。入社後、出世街道をひた走り、企画室長の椅子に座る。自尊心が強く、勝負強さを持つ。ヒジョンと出会い、愛するようになるが、彼女が自分を愛していないことを知って当惑する。自分を育ててくれた社長のユン・ミョンエが、ヒジョンの妹を彼と結びつけようとするため、挫折感とジレンマに陥る。

キム・ハヌル（イ・ヒジョン役）
東大門の衣料店の販売員。

高校卒業後、スーパーの店員、食堂の従業員など職を転々とし、２年前から縫製工場のパタンナーとして仕事をしてきた。忙しい日常の中で、服装学院に通って毎晩デザインの勉強をしている。ソウル近郊の小さな家で父と妹と暮らしている。年子とはいえ、妹の面倒をまるで母親のように見てきた。自慢の妹は、この世で一番仲良しの友達でもある。

リュ・シウォン（キム・ジュンホ役）
ヒジョンが勤める東大門の衣料店の主人の息子。

楽天的で図太い性格。小器用で、女性の扱いに慣れている。

交通事故で母親を失った後は、留学から戻って東大門市場の衣料品店と縫製工場を相続するものの、仕事にはまったくの無関心。公私共にヒジョンと衝突することが多い。

ハ・ジウォン（イ・ジウン役）
ヒジョンの妹で、ヒジョンとはひとつ違い。

4年制大学を卒業していないせいであらゆるところへ願書を出しても断られてばかりだったが、ようやく広告コーディネーターに落ち着く。

父親は、どんなに事業がうまくいっていなくても、ジウンにだけは良い服を買い与え、小遣いも十分に与えて育てた。ジウンは、父親にとって、最後のプライドのようなものだった。そんな父親の態度から、ヒジョン＆ジウン姉妹の出生の秘密が垣間見えるのだが…。姉妹はまだ本当のことを知らない。