「家族」この言葉を聞いただけで胸がいっぱいになる物語

登場人物

コ・ドゥシム（キム・ヨンヒ 役）
市場で働く正義の味方。“毒舌ねえさん”のあだ名でいつも頼られる姉御肌。父親のいない２人の娘と甥と姪までかかえて、魚売り場をきりもりしながら暮らしている。おおらかな肝っ玉かあちゃんで、姑息で卑怯な人間が大嫌い。しかし、わが子のためなら一生懸命になれる。そんな母にも秘めた想いがある。恥ずかしがって口にこそ出さないが、雨の日はいつも初恋の人との遠い過去に想いを馳せる。大人になった子供達も、容赦なく背中をどついてくる。少々のことでは元気をなくさない彼女だが、つらくて耐えられないときは、こっそり夜行バスで故郷に戻り、土の気をいっぱい吸い込み自分を奮い立たせて帰ってくる。

キム・ヘス（ユン・ガヨン 役）
図太く大胆な性格。言うことを聞かない弟妹には、口より先に手をあげるタイプ。そのくせ他人の前では、平気でおしとやかなフリをする。女優になることを夢見ていたが、苦労が多い母のために早々とあきらめた親孝行者。

チェ・ミンス（シン・リュル 役）
ひねくれ者、没落した名家の息子。実家が没落したのを見てさっさと立ち去ったフィアンセのせいで、この世の女はすべて物欲の塊だと信じている。どんな女も金さえあればモノにできるというのが彼の持論。

キム・ソクフン（イ・ジュンホ 役）
学歴、背丈、ルックス、家庭環境、そこに性格の良さまで加わった完璧な男。　　鏡を見るたび“完璧な男”と自分に満足しているジュノ。いいとこのお坊ちゃまらしく、いつまでも少年のような部分もある。 7年間つき合ったガヨンとは馴れ合いになり、すでに彼女が重荷になっていた。内心、別の男を作ってほしいと願っている。

キム・ミンソン（ユン・ナヨン 役）
母の目の届かないところで、いつも何かを仕出かしている次女。ランジェリーモデルから、結婚式場の接客係… ありとあらゆるアルバイトを経験している。姉のガヨンとは違って、市場でまくし立てている母を恥ずかしく思い、おこづかいをせびるとき以外は店に顔を出さない。母を叔母と言い、大卒の姉のフリをして歩く。流行に敏感なミーハー。ブランド物が大好き。手に入れられなければ偽物を買ってでも見栄を張る。仮に偽物を身に着けていても、顔が映えるので偽物には見えなくて得している。金持ちで賢い男をゲットするために躍起になっている。