あらすじ
「いつかはやってやる」と思いながらも現実には借金地獄でカードの明細から逃げるように“人生を死んでいる男”ホサン(チャ・テヒョン)と、「金持ちで命の短い男を見つけて運数を変えること」を目標に生きる超利己主義者の葬儀屋の娘ハナ。病院の霊安室で2人は出会い、ホサンの「人生最後の旅」に、ハナは文字通り便乗しようとするが…。
チャ・テヒョン出演
■制作陣
・演出:チ・ヨンス(『オー!必勝』)
・脚本:ユン・ソンヒ(『美しき日々』、『ただいま恋愛中』、『星を射る』、『マジック』)
■演出家から
1日の仕事を終えてテレビの前に座った時、1日の終わりにほっと一息ついて笑みがこぼれる、そんなドラマを作りたい。愛情を注ぎたくでも受け止めてくれる人がいない人たちのために大切に思える人を贈りたい。生きている人を「遠足」と言った詩人がいた。今日1日――遠足のような時間を過ごしているのかを振り返る。風、動物、野原の名もなき小さな存在も、数万回の生を耐えて得た100年の時間が人生ならば、そして幼い頃指折り数えて待った遠足のような100年であるならば、欲望で不幸になり、憎しみで心を傷つけながら時間を無駄にすることはできません。それぞれの人生が幸せな時間であってほしい。悔いのない時間であることを願いながら、1編のドラマをお届けします。
私たちはどんな花を探すために生まれたのだろうか。死を題材にして人を笑わせることはできるのか。そこに人の温かさと恋の話が加わったら人生の大きな流れをつたえられるかもしれない、という思いから始まった。すべての「死」にはそれぞれ理由がある。そして涙も笑いもあるだろう。その理由を解きほどいて一緒に笑って一緒に泣いてみたい。その過程で自分がどんな花を探し求めて生まれてきたのかがわかるだろう。最後まで明るく笑う人、最後まで成長する人、最後まで熱く愛する人、最後まで誰かを抱きしめる人、そんな人たちで溢れた世界、死と人生が向き合う世界へといざなう。
出演 : チャ・テヒョン、カン・ヘジョンほか
提供元 : KBS
話数 : 全16話
韓国放送日 : 2007年05月14日
KNTV初放送 : 2008年02月11日
「いつかはやってやる」と思いながらも現実には借金地獄でカードの明細から逃げるように“人生を死んでいる男”ホサン(チャ・テヒョン)と、「金持ちで命の短い男を見つけて運数を変えること」を目標に生きる超利己主義者の葬儀屋の娘ハナ。病院の霊安室で2人は出会い、ホサンの「人生最後の旅」に、ハナは文字通り便乗しようとするが…。
チャ・テヒョン(ユン・ホサン役)
カードローンの返済で追い詰められた男。
「人間らしく、男らしく」をモットーに太く短く生きたいと願っている。
酒が大好き、友達も大好き。義理人情の厚い男で酒に酔った勢いで、友達の保証人になってしまう。おかげで破産。友達も離れていき、のんだくれてカードの返済に追われる毎日。でも根は社交性もありユーモアもあるいいヤツ。そろそろ人間らしい生活をしなければと考えている。
カン・ヘジョン(ナ・ハナ役)
カネしかしらない女、リッチで短命の男と出会い楽をするのが人生の目標。
知っているのはカネと自分だけ。1にも2にもお金が大好き。
名前のごとく自分しか知らない自分勝手な女。他人への思いやりなどまったくない。一度決めたらやり通さないと気が済まず、これだ!と思ったら納得するまで体当たりしていく。よく言えば勇気があり目標がはっきりしていることだけど、悪く言えば愚かで残忍だ。
キム・ジフン(コ・ウンタク役)
銀のスプーンをくわえて生まれた人生。
ハナの家の葬儀店を手伝っている。 はたから見た感じでは恵まれていている。
頭もよく運もよく、それほど努力しなくても他人の前に立ち、なに不自由なく育ってきた。
一つだけ引っかかるとすれば、子供の頃母親が再婚し、義理の父親に育ったということ。
何か事情があるようだけど、誰も彼がどうやって生きてきたかを知らない。
コン・ヒョンジュ(オ・ナムギョン役)
ホサンの初恋の人。
事故で亡くした恋人が忘れられなくて悲しみに暮れている。恋人が恋しくなると電話機を取り上げて話す癖がある。彼が海で失踪したあと、救助隊に入り人命救助の仕事に携わるようになる。自分を笑わせてくれるホサンは、ナムギョンにとって気楽で頼もしい友人だ。
気が弱くて寂しがり屋。
イ・ジョンギル(ナ・ジョンド役)
ハナの父、徹底した職業意識と自負心を持つ葬儀店主。
人生の終焉に立ち会う葬儀店という職業を高貴な物と考え、天職だと思っている。
金儲けはできないけれど、人々に認められ尊敬されている。
人生の唯一の汚点は家族の教育ができなかったこと。
妻も娘も落ち着きがなく心配している。
キム・ヘオク(パク・チョソン役)
大人げない行動を起こして夫に叱られる。
昼寝をする時はこっそり棺の中で寝る癖がある。
ハナを溺愛していて何かあるたび必ず娘の肩を持つ。
一度しかない人生を思い通りに生きたいと願っている。
特技を生かしてお葬式の家に行き、哭泣するのを副業としている。
カン・シニル(チェ・ピルグ役)
ハナの家で葬儀店を手伝っている。
ハナの父を「兄さん」と呼び慕っている。
コンマダムに憧れている。
自分の生計を脅かす男が現れ、不安な毎日を送っている。
チョン・エリ(コンマダム役
近所の喫茶店のママ。
顔が広く近所で起きていることはすべて知り尽くしている。
男の気持ちがわかるため人気が高い。ハナの父に気がある。
ハイエン(ラン・アイン役)
ベトナムから来た花嫁。ハナの隣の家で暮らしている。
韓国語ができない、子供ができない、料理ができないと、夫に毎日のように殴られている。
やさしく話しかけてくれるハナが大好きだ。